現役が教える!医療事務の仕事内容の本音と今後の将来性について
医療事務は女性が選ぶ職業の中で人気のある職業ですが、実際に働くことを考えるとさまざまな不安や疑問がありますよね。
しかし現場の詳しい仕事内容やリアルな本音は、なかなか知る機会がないのではないでしょうか。
私は専門学校を卒業後5年間医療事務の仕事をしてきました。
学生の時に調剤事務の資格を取得したので、その資格も活かすために調剤事務へ転職しましたが医療事務もとてもやりがいのある仕事です。
働く場所や求人の量に違いはありますが、どちらも経験した私としては、仕事内容はあまり変わらないと言うのが本音です。
どちらも年齢を問わない資格も不要な仕事ですし、特に医療事務は全国的に求人が多い面からも、女性に人気のある職業です。
今回は医療事務がどんな仕事内容か知りたいあなたに現役の私が本音で答えちゃいます。
医療事務の仕事内容と実際の本音は?
医療事務の仕事と言っても診療科や病院または、クリニックなどによって仕事内容は変わってきます。
医療事務の仕事でイメージしやすいのが会計や受付業務と言ったでは仕事内容ではないでしょうか。
受付業務は受診した患者さんの保険証を預かり、初めて受診した患者さんには問診票を書いてもらいます。
あとは患者さんを診察室へ案内する仕事です。
医療事務の仕事は患者さんが最初と最後に接する人です。ですので医療機関に限らず受付はその病院の顔になります。
どんな時も笑顔で気配りを忘れず、また急病の患者さんが受診する場合もあるので、医療事務員は臨機応変な対応が求められます。
事務職ではありますが、事務仕事と接客どちらのスキルも求められるのが医療事務。
事務仕事だけの一般事務とは少し違うところがあります。
また医療事務と言っても勤務する場所によってはクラーク業務もあるかもしれません。
私は整形外科へ勤めていたので医療事務、クラーク業務はもちろんのことリハビリ補助を行っていました。
当初はローテーションで回していましたが慣れてくると忙しくなった部署へ手伝いにいくというような感じで業務を行っていました。
クラーク業務では医師と患者さんの診察内容を電子カルテに打ち込みます。
その他に診断書・各種保険の明細書の代行作成、紹介手続き、治療や診療に対するデータの管理を行います。
リハビリ補助の仕事は電子カルテ入力、リハビリで使用する機械操作、患者様の誘導を行います。
その勤務する場所によっても作業内容は異なってくると思いますが、私の勤めていた場所では大体このような作業を行っていました。
当初は仕事を覚えることに必死でした。また仕事に慣れてきた頃に部署が変わったりしていたので大変でした。
本音を言うと覚えることが多かったですが、その分やりがいも多くありました。
しかし患者さんが多く受診し、残業が続いたり月末月初でレセプト業務も重なるとなると本当に大変でした。
だからこそ今の仕事も大変ですが、前職を考えるととてもゆったりと仕事ができているので本音を言うとたまに物足りなさを感じる時もあります。笑
医療事務の仕事内容はきついのか?本音は?
あなたのもつ医療事務へのイメージと私の本音、違いはありましたか?
医療事務の仕事の大体のイメージは受付をして患者さんを診察室へご案内して会計し終了。と言う流れをイメージすることが多いと思います。
私の中でのイメージはそうでした。実際専門学校へ行って勉強してみると診療報酬の勉強が結構難しかったのを覚えています。
診療報酬のことをあまり知らなかったのでこんな勉強をするのか!と驚きました。
また実際に働いてみると専門学校で習得した知識や資格を実戦で活かせたのかと言われると微妙なところです。
とにかく経験を積み実践あるのみ!と言う感じでした。
しかし診療報酬の資格は取得してよかったと思っています。(資格のことについては下記で詳しく説明します)
私のように医療事務の仕事は受付をして患者さんを案内してお会計をして終了。
そういったイメージを抱いていると実際働いた時に最初に思ってたイメージや理想とギャップを感じるかもしれません。
私の勤務していた場所は覚えることが多くまた結構混雑するところだったので、きついと感じ辞める人が何人かいました。
私も最初の1、2年はきついと感じたことが何度もありました。
また2年に一度の診療報酬の点数の改正などもあり常に勉強する必要があります。
月末月初は通常の業務に加えてレセプト点検もあるので業務時間内に仕事を終わらすのは難しいですしきつい部分でもあります。
(レセプト点検とは組合健保や協会けんぽなどの健康保険の保険者に診療報酬を請求する業務です。)
これも診療科にもよりますが整形外科だと通常のレセプト点検の他に労災のレセプトや自賠責のレセプトもあります。
ですので他の診療科と比べると少し覚えることと業務が多く感じるかもしれません。
私のところでは月末月初は午後休診の時にできるところまでレセプト点検を行っていました。
違う医療機関では昼休みにレセプト点検を行うところもあります。
何千枚とあるレセプト数を確認しなければならないので正確さとスピード感が求められます。
向上心のある人や忙しい方がやりがいを感じられると思ってる人は医療事務の仕事は向いているかもしれません。
医療事務の仕事内容の現実と将来性と本音
ここでは実際に働いてみてあまり悪い意味でギャップを感じることのないようにこれから説明していきたいと思います。
資格について
資格は必須ではありませんが資格をとることで就職には有利になります。
その中でも診療報酬請求事務能力検定という資格は取得することをお勧めします。
合格率はその年によっても変動しますが大体30%から40%と言われていて医療事務の資格の中でも難関と言われています。
この資格をとることで通常よりも就職はスムーズになるのではないかなと思いますし、就職する場所によっては資格手当が入ることもあります。
私はこの資格を取得するのに1度落ちてしまいました。
でもこの資格を取得することで資格手当や昇給に繋がると言うことを知っていたのですごく勉強してなんとか合格することができました。笑
実務経験の無い人が医療事務の仕事に就職する場合はこの資格を取得することでとてもメリットがある資格だと感じています。
診療報酬請求事務能力検定の資格だけではなく医療事務の資格はいくつかあるのでまずはそこから挑戦してみることをお勧めします。
給料
医療事務の仕事は比較的給料は低いでしょう。私の経験から言うと現実大体手取りが13万円〜18万円だと思います。
地方の勤務だったので都会の方はもう少し高いかもしれませんね。
本音を言えばもう少し高くてもいいのにと思ってしまいます。
でも全体的に医療事務の給料は低いと言われています。医療事務の仕事は資格がなくてもできる仕事です。
専門職のカテゴリーではあります。
未経験からも医療事務にもなれること、通信教育で資格が取りやすくなったことの影響もあり人気の職業になりました。
そうなると代わりがいいる職業とうこととなり給料の相場が低くなってしまったのではないかと考えられます。
覚えることの多い職業なのに給料は低いとなるとやりがいを感じられなくなるかもしれませんが、スキルアップ次第では昇給もできます。
私や私の周りの医療事務経験者、現役の人に聞いてみると給料は低いがボーナスは高いところが多いようです。
やりがい・メリットとデメリット
医療事務としてのやりがいは医療事務でなければまず携われない業務や知識に触れることができるといった点です。
私は整形外科に勤務してたので整形外科についての知識は一般の方よりはあるので、家族や友人に聞かれることもあります。
看護師や医師ではないのであまりはっきりしたことは言えませんが参考にはなってるかなと思います。
もう一つのやりがいとしては患者さんに感謝されることです。
日々業務をこなしていく中で、やはり忙しい時はスタッフはピリピリしています。
そんな中で患者さんから感謝の言葉を言われると忙しい時も丁寧に接していてよかったなと思いますし励みになります。
また患者さんの助けになってるという充実感もあります。
医療事務のメリットとしては業務内容の幅が広いため受付や接客、事務などといった経験を活かしやすいこと。
もう一つは経験が重視される場合が多いので出産や育児などのブランクがあっても職場復帰しやすい職業であることだと思います。
現実的に考えてこれは女性にとってはとても魅力的に感じられますよね。
私は元々人見知りでしたが医療事務の仕事をするようになってから人見知りが克服できました。
その理由として様々な患者さん老若男女問わず毎日接していたからです。
毎日患者さんと接し、関わり会話していくことで人克服できたのだと思います。
会話を重ねていくことで信頼関係も生まれてきました。
なかなか医師に話しにくいことも私に話してくれてたので医師と患者さんとの橋渡しにもなったとも思っています。
デメリットとしてあげられるのが拘束時間が長いことです。
病院の勤務は夕方帰宅でき土日休みのところも多いと思いますが、クリニックだと全く違います。
クリニックは平日の午後休診か1日休診、そして土曜日の午後休診というクリニックが多いと思います。
またお昼休みの時間が長く1時間半や2時間近くあるところもあるので8時間労働となると退勤時間もその分遅くなってしまします。
現実的に考えると小さなお子さんがいる家庭などでは保育園や幼稚園、学校の迎えを考えると医療事務の仕事は難しいかもしれません。
またレセプト業務月末月初あるため残業は必ずありますし、患者さんの治療も長引くこともあるので毎日定時で帰宅するのは難しいです。
クリニックなどの小規模な病院だと個人の裁量が必要になってきます。
なのでマイペースに仕事を行いたいと考えてる人は小規模な病院での勤務は難しいかもしれません。
医療事務の仕事はデメリットもありますが、メリットややりがいもそれ以上に多いと思う職業だと感じています。
将来性
医療業界の仕事はIT業界同様に今後なくなることのない業界の一つです。
また高齢化社会といわれている現代ではもっと医療業界の需要は伸びてくると感じています。
また医療機関だけではなく高齢化社会となると介護施設での需要も伸びてくると思います。
しかし、医療業界の仕事の需要が伸びていく中で医療事務の仕事は今後なくなるのではないかと言う話も挙げられてきています。
その理由としてはAIや機械化の発達です。その影響で医療事務の仕事は減っていくのではないかと考えられています。
事務作業は機械の方が断然有利かもしれません。でも、機械には限界があります。
最初でも話した通り医療事務の仕事は気配りや臨機応変な対応が必要になってきます。
患者さんの気持ちや体調を考慮し、臨機応変な対応をできるのは私たち人間だけです。
なので今後AIや機械化が発達し医療事務の仕事が減ったとしてもなくなることはないと考えています。
まとめ
- 覚えること、業務量が多い
- やりがいはあるがきついと感じ辞める人もいる
- 出産や育児などでブランクがあっても復帰しやすい
- 医療事務でなければ触れることのなかった業務や知識に触れることができる
- 給料は低いが資格取得やスキルアップなどで昇給は見込める
医療事務の仕事はメリットだけではありません。もちろんデメリットもあります。
私が個人的に医療事務の仕事に向いていると感じる人は向上心がある人、臨機応変に対応できる人。
それと笑顔を忘れない人、思いやりのある人だと思います。
医療事務になりたいと言う人はどのようなスタイルで働くのが自分に合っているのか考えてみてください。
様々な診療科や病院がある中で特性を比較しながら検討していくのがよいでしょう。
今回の記事を読んで仕事の参考になったら嬉しいです。
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