医療事務の給料だけで生活できる?経験者が解説!!一人暮らしは可能だけど贅沢できない
元医療事務員として働き、一人暮らし経験者の私がそんな悩みをこの記事で解決します!
医療事務員が一人暮らしをすることは可能です。生活できないことはありませんが、贅沢はあまりできないでしょう。
実際に元経験者の私がどのような生活を送っていたのか、給料はどのようにして振り分けしていたのかお答えします。
現在一人暮らしを考えていなくても、今後一人暮らしを考えているのであれば参考になりますよ。
どのくらい生活費がかかるのかすぐに知りたい!という方は、表もあるのでそちらをご参考にしてください。
医療事務の給料では一人暮らし生活はできない!?
元医療事務員として働いていましたが、結論から言えば一人暮らしはできます。
しかし工夫しなければ一人暮らしでの生活は無理かも、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
給料は高くはないので贅沢はできませんが、ちゃんと一人暮らしはできます。
地方に住んでいる方は車を持っている方も多く、車の維持費もかかりますよね。
私も車を持っており、車検や車のローンの支払いがあったので一人暮らしの生活で贅沢はできませんでした。
でも生活はできていたので、車のローンや奨学金の返済などなければ普通に生活はできますよ。
私の周りの友人も医療事務員として働いている人が数人いますが、一人暮らしをしている人は多いです。
また、奨学金や車のローンを返済しつつ、一人暮らしをしている人もいます。
病院で働くのか、開業医(クリニックや診療所、個人で医院や病院を運営している医者)で働くのかによっても給料は変わってきます。
医療事務員の給料で一人暮らしは可能なことがわかりました。
では私が実際に、医療事務員として働いていた時の給料の内訳を表にしてみたのでご参照ください。
項 目 | 金 額 |
家賃(駐車場代込み) | 35,000円 |
食費 | 15,000円 |
光熱費 | 15,000円 |
保険(生命保険・自賠責保険) | 23,000円 |
車のローン | 24,000円 |
スマホ代 | 5,000円 |
日用品・消耗品代 | 5,000円 |
合計122,000円
手取り150,000円−122,000円=28,000円
残高28,000円
贅沢はできませんでしたが、しかし節約をしなくても普通に生活できていました。
食費が安いのは実家が兼業農家だったため、野菜やお米などは購入する頻度が少なかったので15,000円で済んでいました。
光熱費は私の住んでいた賃貸のアパートはプロパンガスだったため、ガス代が少し高く全体として光熱費が平均よりも高くなってしまいました。
週末には友人と遊び、夜は贅沢とまではいきませんがプチ贅沢ということでご褒美にスイーツを買って楽しんでいました♪
以前働いていたところは必ず10時間の残業があったので、残業代がなければ少しきつかったのかもしれません。
残業がなければ手取り14万円くらいでした。また車のローンの返済もあったので貯金は難しかったかなと思います。
私が働いていた開業医はボーナスがよかったので、そういった面もあり一人暮らしが実現できていたと思います。
医療事務の仕事は給料が低いということをよく耳にしますし、実際他の職業と比べて高くはありません。
贅沢をしなければ医療事務員でも一人暮らしは可能です。しかし、計画性を持って慎重になる必要があります。
また一番いいのは返済するものがないことです。
一人暮らしをしたいけど、返済するものがあるという方は返済が終了するまでは実家にいた方がいいです。
時間はかかるかもしれませんが、快適な一人暮らしをしたいのであれば返済が終了してから一人暮らしをすることをおすすめします。
一人暮らしをする際のアドバイス
初めての一人暮らしだと心配なことも多いですよね。そこで一人暮らしの経験者のちょっとしたアドバイスを教えます。
ロフトは不要
一人暮らしを初めてする方は、ロフト付きの物件に憧れる方も多いでしょう。
しかしロフト付きの物件はおおすすめしません。
なぜなら夏場は湿気がすごく、さらに暑いです。また、冬場は寒さで寝れません。
そして、最終的には物置と化すことになるのでおすすめしません。
ガスは都市ガス
ガスは都市ガスをおすすめします。プロパンガスは都市ガスに比べ少し高く設定されています。
都市ガスの基本料金が約800円なのに対し、プロパンガスは約1800円です。
料金はだいぶ違いますよね。なぜ賃貸のプロパンガスが高いのかというと賃貸のオーナーとプロパンガス会社の間で契約されるためです。
賃貸物件にプロパンガスを契約する見返りとして、プロパンガス会社がオーナーに対しエアコン、給湯器、等の設備を無償貸与するのです。
なので新築で安い!と思ったらまず設備がプロパンガスなのか都市ガスなのか確認しましょう。
日当たりと風通し
一人暮らしをするにあたって、日当たりは重要です。昼間なのに日当たりが悪いせいで電気をつけないと真っ暗なんて物件もあります。
また、日当たりや風通しが悪いとカビの発生の原因にもなります。
サーキュレーターや除湿機を使用するのも一つの手段ですが、物件探しの段階で日当たりと風通しのいい場所を見つけましょう。
医療事務の給料の平均は手取りで13万〜18万円
医療事務の給料は、病院で働く場合とクリニックや医院などの開業医で働く場合では少し給料が変わってきます。
医療事務の給料の平均は手取りで13万円〜18万円です。
病院でも開業医でもボーナスが出るところは多いですが、もちろんボーナスが出ないところもあります。
昇給に関してはほとんどなく、私が働いていたところは2,000円〜3,000円程度でした。
友人にも聞いてみると数百円しか昇給しなかったというところもあります。
昇給に関しては平均1,000円〜4,000円くらいです。
手取りの給料が13万円だったとして、毎年2,000円の昇給があっても10年働いたところで2万円しか増えないので15万円にしかなりません。
そう考えるとやはり医療事務の給料は低いですよね。ボーナスがあったとしても平均年収は低いです。
しかし、福利厚生はしっかりあるとことが多いのでその点では安心です。
医療事務の給料は他の職業と比べると低いので、これから医療事務を目指している方にはボーナスがでる職場をおすすめします。
開業医だと院長のさじ加減で給料にばらつきが出るので他の医院と比較してみるのもいいでしょう。
医療事務の給料が安い理由1つは人気な職業だから
全体的に医療事務の給料は安いと言われています。医療事務の仕事は資格は不要ですが専門職のカテゴリーです。
未経験でも医療事務にもなれること、通信教育で資格が取りやすくなり人気の職業になりました。
そうなると代わりがいる職業ということになり、給料の相場が安くなってしまったのではないかと考えられます。
給料をアップするには?
覚えることの多い職業なのに給料は安いとやりがいを感じられなくなるかもしれませんが、スキルアップ次第で昇給できます。
医療事務経験者、現役の人に聞いてみると給料は安いけれども、ボーナスは高いところが多いように感じました。
交渉してみる
少し勇気がいるかもしれませんが、院長に交渉してみるのも一つの手段です。
もちろん交渉するにもスキルの高い人、病院に積極的に貢献している人の方が可能です。
遅刻や欠勤が多いのはもちろんだめですし、まだまだ実力不足な場合は交渉はむずがしいでしょう。
しかし、勤続年数は関係ありません。実力があり、院長にも信頼されているようであれば交渉も成功するかもしれません。
スキルアップをする
最初の頃は仕事を覚えることでいっぱいいっぱいですが、スキルアップしたい!という意欲は人一倍あるでしょう。
しかし仕事が慣れてくるにつれてスキルアップしたい!という意欲も低くなってきますよね。
また、医療機関で働いているといつ何が起きるかわかりません。
救急の患者さんが受診するかもしれませんし、救急搬送が必要な患者さんの対応をしなければいけない場合もあります。
そこでパソコンのスキルやコミュニケーション能力、臨機応変な行動ができるなど、何か一つ強みを持っていると重宝される存在になります。
なにか特化したスキルを身につけることで昇給を見込めるでしょう。
資格を取得する
医療事務の仕事は資格は必須ではありませんが、資格をとるとメリットがあります。
医療事務の資格もさまざまありますが、その中でも診療報酬請求事務能力検定という資格は取得した方がいいです。
合格率はその年によっても変動しますが大体30%〜40%と言われており、医療事務の資格の中でも難関と言われています。
しかし、この資格を取得すると資格手当がつく場合が多いです。
また就職にも有利になりますし、他のクリニックや病院へ転職したいとなった時も次の就職先が見つけやすくなります。
実務経験の無い人が医療事務の仕事に就職する場合はこの資格を取得することでメリットがある資格だと感じています。
下記の参考書は要点が押さえられていて分かりやすく、付属の診療報酬点数早見表が役立つと人気です。
オリジナルのレセプトが本試験以上の難易度との口コミもあり、これで勉強すれば自信を持って試験に臨めそうですね。
2020年版 医療事務[診療報酬請求事務能力認定試験(医科)]合格テキスト&問題集
診療報酬請求事務能力検定の資格だけではなく医療事務の資格はいくつかあります。
ですので、まずはそこから挑戦してみることをおすすめします。
将来性
医療業界の仕事はIT業界同様に今後なくなることのない業界の一つです。
高齢化社会といわれている現代では今後もっと医療業界の需要は伸びていきます。
また、医療機関だけではなく高齢化社会となると介護施設での需要も伸びていくでしょう。
しかし、医療業界の仕事の需要が伸びていく中で医療事務の仕事は今後なくなるのではないかと考える人も多くなってきています。
その理由としてはやはりAIや機械化の発達です。その影響で今後医療事務の仕事は減っていくのではないかと考えられています。
事務作業は機械の方がスピードもありますし断然有利です。しかし、そうはいっても機械には限界があります。
そして、医療事務の仕事は臨機応変な対応が必要になってきます。
患者さんの気持ちや体調を考慮し、臨機応変な対応をできるのは人間だけです。
ですので、AIや機械化が発達し医療事務の仕事が減ったとしてもなくなることはないでしょう。
まとめ
- 医療事務の給料でも一人暮らしはできる
- 一人暮らしはできるが贅沢はできない
- 返済があると医療事務の給料だけでは少しきつい場合もある
- 医療事務の給料の平均は低く13万円〜18万円
- 医療事務は人気な職業だから給料が低い
- 昇給するには交渉やスキルアップなどさまざまな方法がある
- 医療事務の将来性はある
医療事務になりたいと憧れる人も多いですよね。また社会人になって一人暮らしをしたいと考える人もいるでしょう。
医療事務の仕事は覚えることが多く大変ですが、その分やりがいのある仕事でもあります。
そして、医療事務で一人暮らしをする人は多いです。
いくら給料が低くても慎重に、計画性を持つことで一人暮らしは可能です。もちろん奨学金や車のローンなど返済がある場合は難しいです。
そういう場合はローンを完済してから一人暮らしを計画した方が快適な一人暮らしを送ることができます。
仕事が終わって帰ってきてからの家事は大変ですが、一人暮らしは自由が効くのでとても楽しいです。
医療事務員の方、これからなりたいという方は、ぜひ計画性を持って楽しい一人暮らしができるようにしてください。
そして、この記事を参考に検討にしてみるのいいでしょう。
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