きのこの賞味期限は正しい冷蔵保存法で1週間!食べられない目安も紹介
きのこには賞味期限の記載がないので「いつまで食べられるのだろう?」と不安に思いますよね。
きのこの賞味期限は、買ったままの冷蔵保存では2~3日ですが、適切な下処理をすると冷蔵保存で1週間まで日持ちするようになります。
そして、きのこは湿気に弱いので、キッチンペーパーなどで湿気予防をすることがきのこを日持ちさせるうえで大事なポイントです。
正しい保存方法できのこを日持ちさせて、購入してから数日後のきのこも美味しくいただきましょう!
きのこの賞味期限のほか、日持ちさせる正しい保存方法や食べられない目安も紹介しますね。
きのこの賞味期限は保存状態によって異なる
食卓の脇役であるきのこですが、せっかくなら美味しく食べたいですよね。
賞味期限内に食べて、美味しいきのこを堪能しましょう!
きのこの賞味期限
ご存知の通り、きのこには賞味期限が記載されていません。
それは、野菜や果物と同じ生鮮食品として扱われているためです。
つまり「買ったらはやめに食べる」が基本になります。
ですが、気になるのは「いつまで美味しく食べることができるのか」ですよね。
その目安は、保存状態によって変わってきます。
保存状態 | 賞味期限 |
冷蔵庫(買ったまま) | 2~3日 |
冷蔵庫(下処理後) | 1週間 |
冷凍庫(下処理後) | 1か月 |
買ったまま冷蔵保存していると、2~3日しか美味しく食べることができません。
しかし、下処置するだけで倍以上も日持ちするようになります。
下処理と聞くと面倒に感じてしまいますが、これだけ日持ちするのであれば手間を惜しまずできそうですね。
そして、さらに長く保存したいときは冷凍しましょう。
ちなみに…私は買ったままの冷蔵保存で1週間くらい経ったきのこをよく食べています(笑)
紹介している目安はあくまで賞味期限であって、美味しく食べることができる期限です。
となると、賞味期限が切れた後、いつまで安全に食べることができるのか(消費期限)も気になりますよね。
消費期限についてはニオイや見た目での判断が必要です。詳しくはこの記事の後半で紹介しますね。
美味しく保存するには冷凍
冷凍保存はきのこがより美味しくなり、栄養も高まり、かつ賞味期限も長いというメリットだらけなのでおすすめです!
きのこは冷凍すると「うまみ成分」や「栄養」がでやすくなります。
冷凍によって水分が膨張し、細胞壁が壊れることで「うまみ成分」がでてくるためです。
また、細胞が壊れることで加熱したときに「栄養」が溶け出しやすくなります。
一方で、冷凍することできのこ特有の食感が損なわれることもあり、しめじ・エリンギなどの一部のきのこは冷凍に適さないと言われています。
食感も楽しみたい場合は冷凍をおすすめできませんが、もし食感が気にならないのであればやはり冷凍はおすすめです(笑)
冷凍庫の空きスペースに余裕があれば、ぜひ明日からでもきのこを冷凍してみてくださいね。
新鮮なきのこを選ぼう
購入の際に新鮮なきのこを選べているかどうかも賞味期限に影響してきますよね。
新鮮なものの見分け方を各きのこで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
見分け方 | |
しめじ | □ かさを押して弾力がある □ 房がしっかりしている |
まいたけ | □ パックに結露がない □ かさにハリがある □ 茎の切り口が白い |
えのき | □ 袋に隙間がない (真空で包装されるため) □ 茎が伸び曲がっていない |
エリンギ | □ 軸が白くて弾力がある □ かさは開き過ぎてなく、色が薄茶色 □ 軸が水っぽく柔らかくない |
しいたけ | □ かさが黒ずんでいない □ ひだが白い |
なめこ | □ 色が茶色く変色していない □ 柔らかくなっていない |
見た目で判断できるものも多くあり、いろいろと触らなくて済むので助かりますね。
きのこの賞味期限は保存前の下処理が大事
下処理をしてから保存することで、きのこの賞味期限は延ばせます。
きのこを一日でも長く美味しい状態で保存するためのポイント、冷蔵&冷凍保存の方法を紹介します。
下処理のポイント
美味しくきのこを保存するためには以下のポイントが大事になります。
- 水で洗わない
- 汚れはペーパーでふき取る
- 湿気に気をつける
【水で洗わない】
「えっ、水で洗わなくていいの?」と驚いたのではないでしょうか。
水洗いNGの理由は、水で洗うと栄養と風味も一緒に流れてしまうからです。
きのこの栄養素であるビタミンB群やカリウムが水溶性のため水に溶け流れてしまいます。
そして、食感が水っぽくなったり腐ったりする恐れもあります。
ですが一方で、衛生面を考えると水で洗いたくなりますよね…。
衛生面に関しても、市販のきのこは一般的に清潔な環境で育てられているため、洗わなくても大丈夫です。
また気になる農薬残留も、使用できる農薬やその量が厳しく管理されているため気にする必要がありません。
【汚れはペーパーで拭く】
汚れが気になる場合は、水で湿らせたキッチンペーパーで拭きとりましょう。
汚れを水で洗い流すと、栄養や風味も流してしまいますよ。
【湿気に気をつける】
きのこは水分に弱いので、日持ちさせるためには湿気に注意することが大事です。
買ってきたままで保存すると、包装された袋のなかに水滴が充満し劣化を早める原因になります。
キッチンペーパーで水分を拭きとったり、きのこをキッチンペーパーで包んで水分を吸収させましょう。
冷蔵保存の方法
きのこの冷蔵保存の方法は次の通りになります。
- きのこをキッチンペーパーで包み込む
- 保存袋に入れる
- 野菜室で保存する
※なめこは例外で、買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れてOKです。
これだけで完了です(笑)しめじなどの石づきはそのままでOKなのでカットする手間もありません。
これをするだけで、賞味期限2~3日だったきのこが賞味期限1週間に延長するなんて驚きですよね。
では、きのこの冷蔵保存の方法を写真付きでいくつか紹介します。参考になれば嬉しいです。
【しめじ】
石づきがついたままキッチンペーパーで包み保存袋に入れます。
ここでまた例外ですが、冷蔵保存するしめじの賞味期限は種類によって異なるので注意してください。
- ふなしめじ:10日間
- 本しめじ、はたけしめじ:1週間
- ひらたけしめじ:2~3日
【えのき】
石づきがついたままキッチンペーパーで包んで保存袋に入れましょう。
【エリンギ】
そのままキッチンぺーパーで包み、保存袋に入れてください。
冷凍保存の方法
続きまして、きのこの冷凍保存の方法は以下の通りです。
- 石づきがあるものは切り落とす
- 食べやすい大きさに分けるorカットする
- 保存袋に入れる
- 金属トレーに置いて冷凍する
これらの作業は、買ってきたらすぐに行うようにしましょう。
きのこは常温や冷蔵でどんどん傷んでいくので、新鮮なうちに冷凍するのがおすすめです。
また、後で調理しやすいようにきのこを分けるorカットしてから冷凍するようにしてださいね。
そして調理方法ですが、凍ったまま料理に加えて加熱調理するようにしましょう。
解凍してしまうと水分が出やすく、うまみも一緒に流れでてしまいます。
なお、冷凍すると生のきのこよりも多少食感が劣るため、煮る・レンジ加熱などの調理法がおすすめです。
※なめこは買ってきたパックのままで冷凍OKになります。半分に折った状態で冷凍すると半量使いなどに便利ですよ。
またパックのなめこだけ、賞味期限が少し短めの2~3週間になるので注意してくださいね。
きのこの賞味期限が切れた後はニオイと見た目で判断
賞味期限が切れる前にきのこを食べきることができればいいのですが、そうもいかないときもありますよね。
ここでは、きのこの賞味期限が切れた後、いつまで安全にきのこを食べることができるのかの判断方法を紹介します。
ニオイで判断
ニオイできのこが腐っていないかどうかを確認しましょう。
下記のニオイがする場合は腐っていたり傷んでいる可能性があります。
- 酸っぱいニオイがする
- 異臭がする
少しでもいつもと何か違うなと感じる場合は、食べるのを控えてくださいね。
見た目で判断
見た目でもいろいろな変化がみられるので見逃さないようにしましょう。
- ぬめりが出ている
- 水気が出てべチャッとしている
- カビが生えている
- 黒ずんでいる
- 茶褐色に変色している
ぬめりやべチャッとした感じは判断しやすそうですね。
カビが生えているときは、その部分を取り除いてもカビの胞子が全体に広がっている可能性があるので、食べるのは控えてください。
また、賞味期限が切れる前でもニオイや見た目で怪しい部分がある場合は食べないようにしてくださいね。
まとめ
- きのこの賞味期限は買ったままの冷蔵保存で2~3日、下処理した冷蔵保存で1週間
- きのこの冷凍保存は賞味期限が1か月になるほか、うまみと栄養が高まるのでおすすめ
- 下処理のポイントは「水で洗わない」「汚れはペーパーでふき取る」「湿気に気をつける」
- 安全に食べられるかの判断材料はニオイと見た目
簡単な下処理で賞味期限が延びるのはありがたいですよね。
きのこを上手く保存して、美味しいきのこ料理を楽しみましょう!
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