保温弁当箱のおかずは腐るの?1年中使える安全な詰め方などを紹介!
保温弁当箱は、菌が繁殖しやすい温度を避けることで、夏でもおかずが腐ることなく使用できます。
寒い時でも温かいご飯が食べられる保温弁当箱は、冬は大活躍しますが夏に使うとおかずが腐るのではないか、と不安になりますよね。
しかし正しく使用することで、保温弁当箱は冬だけでなく夏でも使用できますのでご安心ください!
今回は、保温弁当箱を夏に使う時の注意点や、おかずの詰め方のポイントを紹介しています。
魔法瓶構造で温かさに定評があるサーモスの保温弁当箱なら、おかずが腐ることなくほかほかのお弁当を楽しめますよ。
私がおすすめするこちらのお弁当箱は、ブラックかつシンプルなデザインなので、お子様用としてだけでなく旦那さん用にも使えそうですね♪
サーモス 保温弁当箱 約0.8合 マットブラック
保温弁当箱のおかずが腐るのは中途半端な温度だから
中途半端な温度でおかずやご飯を保温弁当箱に入れなければ、夏や気温の高い時に保温弁当箱を使ってもおかずが腐ることはありません。
菌が繁殖しやすい温度は30~40度なので、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま入れることで、菌が繁殖しやすい温度で保温されてしまうことを避けられます。
保温弁当箱は魔法瓶のような構造になっており、製品によりますが数時間は70度くらいの温度を保つ事ができるようになっています。
つまり、熱いものはアツアツの状態で保温弁当箱に入れることで、70度くらいの温度を保つことができれば、菌は増殖せずおかずが腐ることがなくなるんです♪
おかずなど、出来立ての状態でも40度以上にならないものは、そのまま詰めてしまうと菌が繫殖しやすい温度になってしまいます。
そのためおかずは完全に冷ましてから詰めるか、通常のお弁当箱に入れて保冷剤と一緒に持つようにしてくださいね。
夏に保温弁当箱を使う時の注意点
通常のお弁当箱は、基本的にご飯もおかずも冷ましてから入れるのが重要ですよね。
保温弁当箱を夏に使う場合は、どのようなことに気を付ければいいのかまとめてみました!
・生もの、乳製品などの腐敗しやすいものは入れない
・ご飯は炊き立ての温度のまま入れる
・おかずはよく火を通して、十分に冷ましてから詰める
・できるだけ詰めてから6時間以内に食べる
・車の中など高温になりやすい場所には置かない
・煮物や汁気があるものを入れる時は汁を切ってから詰める
おかずは通常のお弁当箱と同じで、十分に冷ましてから詰めることが大切です。
しかし、ご飯は中途半端に冷ましてしまうと、菌が繫殖しやすい温度のまま保温されることになるので、炊き立てのまま保温弁当箱に入れましょう!
また、保温弁当箱は高い温度をキープできるとはいえ、時間とともに温度が下がり、30~40度に近づいてしまいます。
お昼用に朝作ったお弁当は、基本的に6時間以内に食べるようにして、時間を置きすぎないように注意してくださいね。
保温や保冷の効果を上げる方法
実は保温弁当箱は温かさをキープできるだけでなく、冷たいものを冷たいままキープすることもできます。
ここからはそんな保温弁当箱の保温や保冷の効果を上げ、より温かいまま、またはより冷たいままお弁当を持っていく方法を紹介しますね。
冬の寒い時に実践すると、ホカホカのご飯を食べることができますし、夏は冷たいおかずで夏バテを乗り切ることもできますよ♪
■弁当の内側をあらかじめ予熱(予冷)する
・予熱する方法
保温弁当箱にお湯を入れて、蓋をして1~2分待ってからお湯を捨て、弁当内部の水分をしっかりふき取る。
・予冷する方法
保温弁当箱に氷水を入れて、蓋をして1~2分待ってから氷水を捨て、弁当内部の水分をしっかりふき取る。
あらかじめ予熱や予冷をするのは面倒ですが、ご飯やおかずを入れる前のひと手間で保温や保冷効果は大幅に変わってきます!
予熱や予冷をした後は、水分をしっかりふき取らないと菌が繫殖しやすい環境を作ってしまうので注意してください。
朝は時間との戦いですが、是非このひと手間を惜しまずより美味しく食べられるようにしてみてくださいね。
保冷効果もある保温弁当箱には、夏にそうめんやうどんを入れることもできます!
そうめんやうどんを入れる時にも、少しのコツでより一層美味しくなりますよ♪
・ご飯の容器
冷蔵庫で十分に冷やしたそうめんやうどんを入れる。
・汁物の容器
冷蔵庫で十分に冷やしたつゆやだしを入れる。
・おかずの容器
冷やしても美味しい卵焼きなどのおかずを入れる。
つゆは濃いめに作って一緒に氷を入れておくと、一層冷たさをキープできます。
また、氷を入れることで腐るのを防止できますし、食べる時には氷が溶けてちょうどいい濃さになりますよ。
冷えても美味しい卵焼きや、ミートボールを入れておくと食欲のない夏でも食べやすくおすすめです!
保冷効果を上手に利用して、冷たいからこそ美味しいメニューを入れてみましょう♪
保温弁当箱へのおかずの詰め方のポイントは3つ!
おかずが腐りやすいのは菌が繫殖しやすい30~40度なので、この温度になることを避けるような詰め方をすることが大切です。
逆に菌が繁殖しにくい温度は65度以上か10度以下なので、この温度を保つことができればおかずが腐る心配はありません。
夏はもちろん、冬も詰め方に気を付けることで安心・安全にお弁当を食べることができますよ!
通常のお弁当と保温弁当箱では、詰め方のポイントが少し異なりますので注意してください。
①よく冷ましてから詰める
おかずの場合は出来立てでもご飯のように高温ではないので、そのまま保温弁当箱に詰めると徐々に温度が下がってしまいます。
そうすると、菌が繫殖しやすい温度で長時間キープされてしまうことになりかねませんので、十分に冷ましてから詰めるようにしましょう。
また、汁気のあるおかずはしっかり水分を切ってから詰めることを忘れずに行ってくださいね。
②汁物は熱いまま入れる
出来立てが高温な味噌汁やスープなどの汁物は、熱いまま入れることにより菌が繫殖しやすい温度帯に長時間留まることを避けられます。
また、汁物はこのまま食べるとやけどしてしまうかも、というくらい熱めに作ることでお弁当を食べる時にちょうどいい温度になります。
菌の繫殖も防ぎつつ、アツアツの状態で食べることができて一石二鳥ですよ♪
③炊き立てのご飯を入れる
ご飯は炊き立てを入れることで、保温弁当箱の中で高温を保ちましょう!
冷凍ご飯の場合は、電子レンジで温めてから入れると安心ですよ。
ご飯に具が入った炊き込みご飯やチャーハンはどうしても傷みやすくなるので、夏場は白ご飯のみ入れるようにしましょう。
通常のお弁当はすべて冷ましてから入れるのが基本なので、ついついご飯やスープも冷ましたくなりますが、保温弁当箱の時は熱いまま入れてくださいね。
保温弁当箱のおかずに保冷剤が必要な場合もある!
保温弁当箱のおかずに保冷剤が必要なのは、ご飯だけ保温するタイプと丼タイプの保温弁当箱です。
保温弁当箱には機能や形状によって4つのタイプがありますので、それぞれの特徴と保冷剤が必要かどうかを見て行きましょう!
■ごはんジャータイプ
傷みやすいおかずは常温のままで、ご飯のみ保温できる。ランチジャーよりコンパクトだが汁物がこぼれやすい。
■ランチジャータイプ
ご飯、汁物、おかずをすべて保温できるがその分重さがある。
■スープジャータイプ
スープなどの汁物を保温できる。保温や保冷力が一番高い。
■丼タイプ
食べる時におかずをご飯にかければ、簡単に丼にできる。他のタイプより保温性はやや劣るが、コンパクトでお手入れが楽なのものが多い。
ごはんジャータイプは、おかずは常温容器に詰めることになるので、おかずの容器の上に保冷剤を置いて、おかずが傷まないようにしましょう。
保温弁当箱が保温するのは内側の温度だけなので、容器の外側まで熱くなることはありません。
そのためごはんジャータイプは、おかずの容器が保温の影響を受けることはありませんが、常温容器は周囲の温度の影響を受けやすいという特徴があります。
周囲の温度に影響を受けて菌が繫殖しやすい温度になるのを避けるため、夏は保冷剤を一緒に入れましょう!
ランチジャータイプの場合は、先ほど記載した保温弁当箱を使うときの注意点や、おかずの詰め方を守っていれば保冷剤は不要です。
しかし、心配な方はおかずだけ別容器に入れて保冷剤とセットにするのがおすすめですよ。
スープジャータイプは、基本的にスープや味噌汁などをアツアツのまま入れること、また保温力が他のものより高いので保冷剤は必要ありません。
丼タイプは保温力が他のものよりやや劣るため、夏は保冷剤とセットにして持っていくのがおすすめです。
まとめ
- 中途半端な温度でおかずやご飯を保温弁当箱に入れなければ、夏や気温の高い時に保温弁当箱を使ってもおかずが腐ることはない
- 菌が繁殖しやすい温度は30~40度なので、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま入れることで菌の繁殖を防ぐ
- ご飯やおかずを入れる前に、予熱や予冷を行うことで保温弁当箱の効果がアップする
- 保温弁当箱は温かさをキープできるだけでなく、冷たいものを冷たいままキープすることもできる
- おかずは通常のお弁当箱と同じで、十分に冷ましてから詰めることが大切
- 味噌汁やスープなどの汁物は出来立ての熱いまま入れる
- ご飯は中途半端に冷ますと菌が繫殖しやすい温度になるので熱いまま入れる
- ご飯に具が入った炊き込みご飯やチャーハンはどうしても傷みやすくなるので、夏場は白ご飯のみ入れる
- 保温弁当箱のおかずに保冷剤が必要なのは、ご飯だけ保温するごはんジャータイプと丼タイプ
保温弁当箱は正しい使い方をすれば冬だけでなく、夏もおかずが腐ることなく大活躍する優れものです。
うまく使いこなせば、お弁当のバリエーションが増やせて楽しいランチタイムになりますよ!
おかずやご飯が腐ることのないように気を付けて、一年中美味しいご飯を食べましょう♪
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