一人暮らしで猫を後悔せずに飼うには?費用や留守番についても紹介!
一人暮らしで猫を飼って後悔しないようにするには、事前に猫についての十分な知識が必要です。
空前の猫ブームと言われる今、一人暮らしであっても猫との暮らしに憧れる方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが、一人暮らしでも猫を飼って後悔しないのかですよね。
猫を飼ってから想像以上に大変な世話に悩まされ、こんなはずではなかったと後悔をしては、猫もあなたも悲しい思いをすることになります。
ただ、猫との暮らしは、大変なこと以上にたくさんの幸せを感じることができます。
まずはあなたが猫との暮らしに向いているタイプなのか、しっかり考えてみましょう!
今回は、後悔せずに猫を飼うためのポイントや費用についてご紹介します。
猫2匹を飼っている私が詳細に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
一人暮らしで猫を後悔せずに飼うためには知識が必要
猫は散歩に連れていく必要がなく、飼育費用が犬よりもかからないため、ペットとして飼うにはハードルが低いと考えられています。
そのため一人暮らしでも猫を飼う人が増えてきています。
しかし、猫は可愛くて癒される動物だから、と安易な気持ちでお迎えすると、後悔をしてしまうことになりかねません。
これは飼う人自身の知識不足が原因ともいえるので、事前にしっかり猫について知っておきましょう!
一人暮らしで猫を飼って後悔する人の傾向
猫を飼うということは、子供を授かることと同じだけの責任が発生します。
思うようにならない、想像と違う、環境が変わったからと言って責任を放棄することはできないので、後悔する人の傾向を知りあなたに当てはまらないか確認しましょう!
猫は非常にきれい好きなので、トイレが汚れていると排泄を我慢して病気につながることがあります。
そのため、排泄後はなるべく早めにトイレ掃除をし、複数飼いする場合は1匹につき1つ以上のトイレが必要です。
また、猫のおしっこのにおいは強烈なので、毎日の掃除はもちろん消臭アイテムなども利用する必要があります。
掃除を怠ってしまうと、部屋中ににおいが染み付いてしまうということもありますよ。
猫のにおいや、掃除をこまめにするのが面倒だと感じてしまうと、猫を飼ったことを後悔する可能性があります。
猫は鳴くことが犬より少ないため、うるさくないイメージがありますよね。
猫が鳴くことが少ないのは外敵から身を隠すためなので、安全な環境で暮らす場合はその必要がなく、鳴くことで意思表示をする猫も多いです。
特に避妊、去勢手術を受けていない猫の場合は、発情期になると驚くほど大きな声で一晩中鳴き続けることもあります。
そうなると猫がうるさくて夜眠れなくなったり、ご近所からクレームがきてしまったりすることもあります。
猫は気分屋な子が多いため、すり寄ってくるときもあれば、名前を呼んでも反応しないなど愛想がないときもあります。
飼い主が構いたいときに、猫が構ってほしいタイミングではないこともあり、それを可愛げがないなと感じる人もいるようです。
また、基本的に猫はしつけられないので、猫にしてほしくないことは猫がしないように人が工夫する必要があります。
猫は爪で家具や家電をガリガリと引っかいたり、嚙んだりします。
そのためお気に入りの家具がいつの間にかボロボロになってしまうこともあります。
またジャンプで高いところにも飛べるので、落下する可能性がある置物は飾れなくなるなど、インテリアを自由に楽しむことが難しくなります。
転職して残業や出張が増えたり、引っ越しする必要が出てしまったり、生活環境が変化する際に猫を飼ったことを後悔する人もいます。
一人暮らしで猫を飼う場合は、仕事が忙しくなってしまうと、猫と遊ぶ時間やお手入れをする時間が取れなくなることもありますよね。
猫は食事やトイレ掃除、遊び、健康管理を自分でできないため、飼い主にもそれなりの時間と体力が必要です。
常に構う必要はありませんが、運動やストレス発散、健康管理をするうえでも、コミュニケーションは大切です。
どんな状況になっても猫との時間を取る覚悟をもてない人は、後悔してしまう可能性が高いでしょう。
これらの傾向がある人は、猫を飼っても後悔する可能性があるので、猫を飼うことについてもう一度よく考えてみてくださいね。
一人暮らしで猫を飼うときに後悔しないためには、猫に対する思いやりの気持ちをもって、猫を家族の一員と考えられるかが重要になってきます。
続いて、猫を飼うときの準備や心構えについて紹介します。
猫を飼育可能で暮らしやすい部屋か
ペット可としている部屋であっても、条件として飼ってよい動物の種類に指定があることもあります。
猫は壁紙を引っかいたり、食べてもすぐに吐いてしまったりすることもあり、壁紙はボロボロになり畳だとシミになる可能性もあります。
猫を飼ってよいか、事前に大家さんの意向をしっかり確認しましょう。
また、新築物件だと傷が目立ち退去時に原状回復費用がかかるため、敷金が戻ってこない可能性が高くなりますのでそれでもよいか考えておく必要があります。
近所に動物病院があるか
突然病気やケガがあったときに頼れる動物病院が近くにあるか確認しましょう。
できれば1カ所だけではなく、猫と相性のよい病院を探すためにもいくつかの候補が近くにあると安心できますよ!
ワクチン接種などでも長期的にお世話になることになるので、しっかりチェックしてくださいね。
猫アレルギーではないかチェックしておく
猫を飼う前には、必ず病院で猫アレルギーではないか検査しておきましょう!
猫を飼ってから猫アレルギーだと発覚してしまうと、里親探しをするなどして新しい飼い主を見つけなければならなくなります。
そのような状況になってしまっては、飼い主はもちろん、飼育環境に慣れてきた猫にとっても悲しい結果となりますので、自分は大丈夫と思わないことが重要です。
最後まで責任をもって飼う
ペットショップなどで可愛らしいと一目惚れして衝動的に猫を飼ったものの、次第にお世話を面倒くさいと感じるようになってしまう人もいます。
中にはご飯だけ置いて猫に構わなくなり、空き地に連れて行き捨ててしまう人もいます。
飼ったときから寿命がくるときまで自分の子供のように大切にできる、という自信がついたときに猫を飼うようにしましょう。
一人暮らしで猫にかかる費用は年間10万円前後
一人暮らしで猫を飼うには購入代金だけではなく、その後の飼育にもお金がかかります。
一般的に猫にかかる費用をまとめてみました。
月間 | 年間 | |
フード、おやつ | 2,000円〜4,000円 | 24,000円〜48,000円 |
日用品 | 1,500円 | 18,000円 |
ワクチン接種 | 1,000円 | 12,000円 |
ペット保険 | 780円〜3,000円 | 9,360円〜36,000円 |
合計 | 5,280円〜9,500円 | 63,360円〜114,000円 |
猫の年齢や選ぶフードの種類などによってかかる費用は変動しますが、飼育費用として年間10万円程度必要になってきます。
一人暮らしで年間10万円程度の費用を捻出できるのか、今一度よく検討してみてくださいね。
フード、おやつ
1年間にかかるフード、おやつの費用は約24,000円〜48,000円です。
日々のフードはどんな何を選ぶかによってかかる費用が大きく異なります。
キャットフードは大きくドライタイプとウェットタイプに分けられ、一般的にドライタイプの方が安いのですが、猫にも好みがあるのでどちらを選ぶかは猫次第です。
また、値段が高いからといって猫が食べてくれるとは限らないので、猫の好みのフードがわかるまで時間がかかる場合もあります。
日用品
毎日のトイレ掃除に欠かせないトイレの砂やシートなどの消耗品や、おもちゃなどの嗜好品、ブラシなどのケア用品で年間18,000円程度必要です。
トイレの砂やシートは節約できませんが、おもちゃやブラシなどは安いものを買うことで少し節約することが可能ですよ!
ワクチン接種
猫が病気にならないために、年に1度ワクチン接種があります。
上記の表では年に1度の費用を1カ月に換算しています。
猫のワクチンの種類はいくつかあり、ワクチンの種類によってかかる費用が違いますよ!
ワクチン接種をする際は、どのワクチンの種類がいいのか獣医師に相談するといいでしょう。
ペット保険
動物病院は自由診療のため、思わぬ治療費がかかることがあります。
猫の平均寿命は15〜20年と言われており、その間に病気やケガをすることもありますし、その治療費も決して安くはありません。
病気のリスクに備えるためにもペット保険に加入する人が徐々に増えてきています。
保険料は品種や年齢によって異なりますが、一般的に補償内容が充実しているほど保険料も高くなるので、プランを比較して猫に合ったものを選んでくださいね。
その他臨時で必要な費用
上記の表には含めていませんが、その他臨時で必要になる費用もあります。
それは持病やケガ、皮膚疾患などの様々な病気にかかったときの治療費です。
料金は病気や怪我の内容によりますが、治療費の平均は月に7,000円~10,000円です。
また、猫の避妊・去勢手術にも費用がかかり、メスの避妊手術の費用は20,000円~40,000円、オスの去勢手術の費用は20,000円~30,000円が相場といわれています。
急な病気や怪我の危険性は常に存在していますので、お金に余裕がなく手術や治療が手遅れになった、という事態になることは避けたいですよね。
一人暮らしで猫を飼うときは、飼い主にある程度の資金的余裕がほしいものです。
一人暮らしで猫を留守番させるときは準備を万全に!
猫は場所や環境の変化に弱いため、知らない場所へ連れて行かれたり、慣れない環境に置かれるのは精神的な負担になります。
飼い主に色々な場所に連れ回されるよりは、ひとりで家などの落ち着ける場所でゆっくりしていたいと感じる猫がほとんどです。
しかし長期の留守番は不安を感じるうえ、行動できる範囲が制限されるのでストレスになりますし、思いがけないトラブルに見舞われることもあります。
そのため一人暮らしで猫を飼う場合、基本的には簡単に外泊ができなくなります。
しかし、仕事や正月や夏休みには長期で外泊をしなければならないこともあると思います。
そこで一人暮らしで留守にする期間別に注意することをまとめてみました。
トラブルを避けるためにも事前の準備を万全にしておきましょう!
1泊2日程度の留守番
1泊2日程度なら、ペットホテルに預けられたり、一緒に旅行に連れて行かれたりするよりも、家で過ごすほうがストレスを感じません。
- 十分なフードと水
- トイレをきれいにしておく
- 物は猫が届かない、開けられない場所へ移動
- 猫が過ごしやすい室温にする
一人暮らしで留守番させるときは十分なフードと水、清潔なトイレを用意することを忘れないでくださいね。
フードは缶詰などのウェットタイプよりも、変質しにくいドライフードのほうがおすすめです。
タイマー付きの自動給餌器があれば、時間になると自動的にフードが出てくるため便利ですよ!
きれい好きな猫だと、汚れたトイレでは排泄せずに膀胱炎になることもあるので、清潔なトイレを2つ用意できれば理想的です。
また、夏場はエアコンを除湿か微弱にし、冬場は猫のお気に入りの場所に毛布やタオルなどを用意しておきましょう!
2泊以上の留守番
2泊以上の留守番は、用意しておいたフードが傷んでしまったり、飲み水が蒸発してしまうことがあるので危険です。
トイレなどの問題もあるため、友人や家族などに預かってもらうか、ペットホテルやペットシッターを利用する必要があります。
友人や家族に預かってもらうことができれば、いざという時にすぐに連絡することもできますし、自宅で一緒に留守番してもらえれば猫のストレスも軽減されますよ。
ペットホテルやペットシッターはお盆時期などの繁忙期には、少し割高な料金になるところが多いので注意してくださいね。
また、猫の中にはひとりぼっちにされたことを根に持って、帰ったあともなかなか心を開いてくれない子もいます。
帰宅後は一緒に遊んだり、声をかけながら撫でたりして、猫とのスキンシップも大切にしてくださいね。
まとめ
- 掃除やうるさいのが苦手、懐かない、しつけができないのが嫌という人は一人暮らしで猫を飼うと後悔する傾向にある
- インテリアを自由に楽しみたかったり、引っ越し等の生活環境の変化が多かったりする人も後悔する可能性があるので注意が必要
- 一人暮らしで猫を飼うときに後悔しないためには、猫に対する思いやりの気持ちをもって、猫を家族の一員と考えられるかが重要
- 猫の年齢や選ぶフードの種類などによってかかる費用は変動するが、飼育費用は年間10万円程度必要
- 猫は場所や環境の変化に弱いため、色々な場所に連れ回されるよりは、家で留守番する方がよい
- 2泊以上留守にする場合は、友人や家族などに預かってもらうか、ペットホテルやペットシッターを利用する必要がある
一人暮らしだと寂しくなるときもありますが、猫がいれば一緒に遊ぶことを楽しみに仕事や勉強を頑張れるので、生活にメリハリがつきますよ!
一人暮らしであっても猫に対する十分に知識をつけて、愛情を持って育てることでお互い幸せな気持ちで過ごすことができます。
猫を飼って後悔しないために猫の気持ちや行動をしっかり理解し、信頼関係を深めながら猫との生活を満喫してくださいね♪
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