母乳育児にはデメリットもメリットもある!?ミルクとの違いもご紹介!
と疑問に感じているあなた。赤ちゃんのこととなると、何事にも慎重になりやすく、心配にもなりやすいですよね。
メリットが多く聞かれる母乳育児にも、実はデメリットはあるのです。
と不安に感じるかもしれませんが、大丈夫です!
先ほどお伝えしたように、母乳育児にはメリットもたくさんあります。
この記事では、母乳育児のデメリット・メリットについて実際に母乳育児を経験してきた私が、それぞれ分かりやすくお伝えしていきます。
さらに、ミルク育児のデメリット・メリットも紹介していきますので、ママと赤ちゃんに合った育児方法を見つけてくださいね♪
母乳育児にもデメリットがある!?
赤ちゃんが産まれて初めて口にし、赤ちゃんの栄養の源になる母乳。
そんな大切な母乳だからこそ、育児をする上で赤ちゃんにとってもママにとってもどんなデメリットがあるのか気になりますよね。
母乳育児でのデメリットは少なからずあります。それを知っているか知らないかでは安心感が違うと思います。
ママと赤ちゃん、それぞれのデメリットをわかりやすくまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
ママにとってのデメリット
②乳首が切れ傷ができることがある
③赤ちゃんを長時間預けることが難しい
④外出時は授乳スペースの確認が必要
⑤食べ物や薬に気をつけなければならない
⑥赤ちゃんが飲んだ量を把握できない
①授乳間隔が短く睡眠不足になりがち
特に産後は、体力が低下している中での頻回授乳になるので大変です。
しかし、赤ちゃんがある程度成長してくると授乳間隔も長くなっていきますので安心してください。
②乳首が切れ傷ができることがある
赤ちゃんに母乳を上手く吸わせてあげないと乳首が切れて傷ができることがあります。
私も、初めの頃はなかなかコツが掴めず乳首が切れるたびに授乳をするのが怖くなった覚えがあります。
しかし、1日に何回もあげるのですぐに慣れれば切れることもなくなりますので安心してください。
③赤ちゃんを長時間預けることが難しい
ママ以外の人に預ける場合は、母乳を欲しがる前に帰ってくれば問題ないのですが長時間となると難しくなります。
どうしても赤ちゃんを長時間預けなければいけない時は、母乳を冷凍保存できるパックも売っているのでそちらを活用すれば安心ですね。
④外出時は授乳スペースの確認が必要
外出時はいつ赤ちゃんが母乳を欲しがるか分かりません。
すぐに授乳をすることができるスペースがあるのか、事前に確認をしておく必要があります。
⑤食べ物や薬に気をつけなければならない
妊娠中に食べてはいけないものや薬があったように、母乳育児の場合も同じように気をつけなければいけない食べ物、薬があります。
母乳に良い食べ物もありますので積極的に取り入れ、できるだけ健康的な食事を心がけましょう!
⑥赤ちゃんが飲んだ量を把握できない
母乳をどれだけ飲んだのかが把握できないので、赤ちゃんに栄養が足りているのかどうか不安になることも。
しかし体重が徐々に増えていれば、しっかり飲めている証拠なのでそこまで心配する必要はありません。
赤ちゃんにとってのデメリット
②ビタミンKが少ないため補う必要がある
①腹持ちが悪い
ミルクに比べて母乳は消化されやすいため、赤ちゃんはすぐにお腹が減ってしまいます。②ビタミンKが少ないため補う必要がある
ビタミンKは血液を固めるのに必要なビタミンです。
このビタミンKが不足してしまうと出血をしやすくなり、頭の中で出血が起こった場合に重症化しやすくなってしまいます。
母乳中に含まれるビタミンKは少なく、それを補うため病産院ではK2シロップの投与が行われます。
与える回数は病産院によって違うと思いますが、私の場合は退院した後もしばらく飲ませていました。
母乳育児にはメリットがたくさん!
いくつかデメリットを上げましたが、母乳にはメリットもたくさんあります。
ママと赤ちゃんそれぞれのメリットを見ていきましょう。
ママにとってのメリット
②乳がんのリスクが下がる
③準備する手間がいらない
④産後のダイエットに効果的
⑤絆が深まる
①子宮を収縮させ産後の体を回復してくれる効果がある
赤ちゃんが母乳を吸うことで、『オキシトシン』というホルモンが分泌されます。
このホルモンは子宮収縮を促してくれるので、出産で大きくなった子宮を元に戻してくれる効果があります。
②乳がんのリスクが下がる
乳がんの発生に関わってくるのが『エストロゲン』というホルモンです。
授乳をすることで、このエストロゲンの濃度が低下するため乳がんのリスクを低下させる効果があります。
③準備する手間がいらない
母乳は授乳間隔がミルクに比べると短いですが、準備の手間がいらずすぐに赤ちゃんに与えることができます。
④産後のダイエットに効果的
母乳育児の場合、授乳のたびにカロリーを消費します。
そのため厚生労働省によると母乳育児をしている間は、350Kcalをプラスする必要があるようです。ちなみに月見うどん一杯が354kcalです。
授乳をすることでそれほど体力も消費しているということがわかりますね。
無理な食事制限はせず、健康的な食事を取り入れていきましょう。
⑤絆が深まる
赤ちゃんに母乳を吸ってもらうことで『オキシトシン』というホルモンが分泌されます。
このホルモンは『幸せホルモン』『絆ホルモン』などのさまざまな名前を持っています。
効果としては、幸せな気分になる、ストレスが緩和する、信頼感が高まるなどが挙げられます。
赤ちゃんを見ているだけで幸せな気分になりますが、授乳によってさらに幸せを感じさせてくれる効果があるのですね♪
赤ちゃんにとってのメリット
②赤ちゃんの舌や顎の発達を促す
③乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らせる
④ママと肌で触れ合える
①さまざまな免疫物質を母乳から得ることができる
母乳にはたくさんの免疫物質が含まれており、赤ちゃんを感染症から守ってくれます。
②赤ちゃんの舌や顎の発達を促す
母乳を吸うことで、赤ちゃんの舌や顎の筋肉が鍛えられます。
これらの筋肉は離乳食が始まる際に大切になってくるので、お口の中も母乳以外のものを受け入れる準備をしていくのですね。
③乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らせる
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは突然、原因不明で赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。
そのリスクが母乳育児の方が低いことがわかっています。
しかし、母乳育児だからといって必ず発症しないとは言い切れません。
寝かせる時は仰向けで寝かせる、タバコを吸わないなどの対策をすることも重要となってきます。
④ママと肌で触れ合える
大好きなママの肌に触れられるので赤ちゃんは安心感と幸福感を感じることができます。
ママも同じ効果が期待できますので母乳育児はママと赤ちゃん、お互いにとって良いスキンシップだということが分かりますね。
母乳育児のデメリット・メリットをそれぞれいくつか紹介しましたが、メリットの方が大きく感じました。
と疑問に思っているあなた!そんなことはないです。ミルクでも赤ちゃんにとって必要な栄養素がしっかり含まれています。
それでは、早速ミルク育児のデメリット・メリットを見ていきましょう。
ミルク育児を考えている方や今現在ミルク育児をしている方の参考になれば嬉しいです。
母乳育児とミルク育児どちらがいいの?
ミルク育児には、母乳は一切与えずにミルクだけで育てる『完全ミルク育児』と母乳とミルクを混合で与える『混合育児』の二通りがあります。
中には混合育児で育てて、徐々に母乳から完全ミルク育児に途中で変更するママもいます。
では、ミルク育児と母乳育児ではどのような違いがあるのか、ミルク育児のデメリット・メリットを見て比較していきましょう。
ミルク育児のデメリット
②ミルク代がかかる
③準備の手間がかかる
④外出時の荷物が増える
①ママの子宮の回復が遅れる
母乳育児のメリットで挙げたように、母乳を吸うことで分泌される『オキシトン』は子宮の収縮を促す作用があります。
ミルクの場合この『オキシトシン』が分泌されないため、子宮の回復が母乳育児より遅くなります。
②ミルク代がかかる
母乳はお金がかからない反面、ミルクはお金がかかります。
その他にも、哺乳瓶や哺乳瓶の消毒や洗浄用具なども必要になってきます。
③準備の手間がかかる
ミルクの場合、ミルクを作って冷ましてから与えなければいけません。
また飲み終わってからも哺乳瓶を洗って消毒をする手間もかかります。
その手間を少しでも楽にする手段として、ウォーターサーバーを活用する方法があります。
ウォーターサーバーには、冷水と温水が備え付けられているので上手く調整して使えばお湯を沸かす手間もミルクを冷ます手間も省くことができますよ♪
④外出時の荷物が増える
赤ちゃんとお出かけをする際は、必要なものがたくさんあるので必然的に荷物も多くなりますよね。
ミルク育児の場合はさらにプラスで哺乳瓶や白湯、湯冷しなどを持っていく必要があります。
今は、使い捨ての哺乳瓶や、お湯を提供してくれるお店もあるので事前に確認していくと良いかもしれんませんね。
ミルク育児のメリット
②ママ以外でも赤ちゃんに授乳できる(長時間預けることができる)
③赤ちゃんが飲んだ量を把握できる
④ママが食事や薬を気にする必要がない
⑤おっぱいトラブルがない
①外出時に授乳スペースを気にしなくていい
ミルクであればいつでもどこでも与えることができるので、授乳スペースを気にする必要がありません。
②ママ以外でも赤ちゃんに授乳できる(長時間預けることができる)
パパやおばあちゃん、おじいちゃんでもミルクを与えることができるのでママも休むことができます。
パパも赤ちゃんと触れ合える時間も多くなるのでママにとってもパパにとっても良いことづくしですね♪
また、ミルクであれば誰でも与えることができるので長時間預ける必要がある場合も安心です。
③赤ちゃんが飲んだ量を把握できる
哺乳瓶でミルクを与えるため、赤ちゃんが飲んだ量を把握できます。
赤ちゃんに栄養が足りているのか確認できるのでママも安心できます。
④ママが食事や薬を気にする必要がない
母乳育児では、赤ちゃんに影響があるため気にしなけらばならない食事や薬もミルク育児では気にする必要がありません。
しかし、ママも毎日家事に子育てと相当な体力を消費しています。
ママが倒れてしまっては大変なので、体に気をつけた食事を意識して取り入れるように心掛けましょう♪
⑤おっぱいトラブルがない
ミルク育児では、母乳育児で経験する方が多い乳首の傷や痛み、乳腺炎にもなることがありません。
ミルク育児にもデメリット・メリットがあり母乳育児では得られないものもたくさんあることが分かりました。
母乳育児もミルク育児も赤ちゃんとママそれぞれにとって良いことがたくさんあります。
ですのでミルクだからだめ、母乳だからダメということはないのです。
それぞれのデメリット・メリットを理解してママと赤ちゃんに合った育児方法を選んでください。
まとめ
- メリットを多く聞く母乳育児にもデメリットはある
- 母乳育児のママにとってのデメリットは『授乳間隔が短く睡眠不足になりがち』や『赤ちゃんを長時間預けることが難しい』などがある
- 母乳育児の赤ちゃんにとってのデメリットは『腹持ちが悪い』や『ビタミンKが少ないため補う必要がある』などがある
- 反対に母乳育児のママにとってのメリットは『乳がんのリスクが低くなる』や『産後のダイエットに効果的』などがある
- 赤ちゃんにとってのメリットは、『免疫物質を母乳から得ることができる』や『乳幼児突然死症候群のリスクを減らせる』などがある
- ミルク育児のデメリットは『ママの子宮の回復が遅れる』や『外出時の荷物が増える』などがある
- ミルク育児のメリットは『赤ちゃんが飲んだ量を把握できる』や『ママが食事や薬を気にする必要がない』などがある
- ママと赤ちゃんに合った育児方法を選ぶことが大切
母乳育児、ミルク育児それぞれのデメリットとメリットを知ることができましたね。
どちらの育児方法にも赤ちゃんとママにとってのメリットが多くあるので、ママにはどの育児方法でも自信を持って子育てをして欲しいです。
赤ちゃんにはママやパパの愛情が一番の栄養だと思います。
ママと赤ちゃんに合った育児方法を見つけて、楽しく子育てをしてもらえたら嬉しいです。
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