朝ごはんに牛乳だけはNG!かける&まぜるで栄養満点!ダイエットにも♪

朝ごはんは、牛乳だけでは栄養が足りません!

朝は、体の栄養分が最も失われているため、朝ごはんで五大栄養素をバランス良く摂取する必要があるのです。

でも、朝はギリギリまで寝ていたいし、食欲がないときもありますよね。

牛乳1杯だけで朝ごはんを済ませたいところですが、牛乳だけでは不足する栄養素を補って食べることが大切ですよ。

この記事では、手軽に、牛乳だけでは不足する栄養素を摂取し、健康になれる方法をご紹介します♪

実は、朝に牛乳を飲むと、ダイエットや病気の予防にも役立つんですよ!

ぜひ最後まで読んで、明日からの生活に生かしてくださいね。

朝ごはんに牛乳だけではダメな理由を解説!

朝ごはんが牛乳だけではいけない理由は、牛乳だけでは、人間が必要とする五大栄養素を摂取しきれないからなんです。

ここでは、朝ごはんを食べるメリットや五大栄養素、牛乳の栄養成分について触れていきますよ♪

朝ごはんをしっかり食べるとどんなメリットがある?

【生活リズムを整えられる】

寝ている間も、体は生命を維持するためにエネルギーを消費しています。

前日の夕ごはんから、翌日の朝ごはんまでは時間が空くため、起床後はエネルギー不足であることが多いんですよ。

朝ごはんをしっかり食べることで、頭や体が働くようになり、作業効率がアップします。

1日を活動的に過ごすために、朝ごはんを食べてエネルギーを補いましょう♪

【栄養素の偏りを防げる】

朝ごはんを抜くと、昼ごはんと夕ごはんの2回だけで、1日の栄養を摂取しなければなりません。

1回の食事で、食べられる量には限界がありますから、食事を十分に摂取できないと、栄養が偏ってしまう可能性があります。

反対に、空腹が続くことで、昼ごはんを食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。

1日3食を基本にして、栄養バランスを整えることが大切ですよ。

栄養バランスを整えるためには、五大栄養素について知る必要がありますので、解説しますね。

五大栄養素とは

五大栄養素とは、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5つの栄養成分のことを言いますよ。

この5種類の栄養素をバランスよく摂取することで、人間は健康的な生活が送れるようになります。

反対に、バランスがとれていないことで、肥満ややせ過ぎ、生活習慣病の原因になるんですよ。

牛乳の栄養成分は?牛乳だけでは不足する栄養成分は何?

牛乳は、五大栄養素がバランス良く含まれる、準完全栄養食品です。

ただ、ビタミンやミネラルには多くの種類があり、全てが含まれているわけではありません。

例えば、ビタミンAやビタミンB2は豊富に含まれますが、ビタミンCの量はかなり少ないのです。

また、カルシウムは多く含まれますが、鉄分や食物繊維は全く含まれていないんですよ。

食物繊維は、五大栄養素には含まれていませんが、第6の栄養素言われるくらい大事な栄養素なんです。

ビタミンC、鉄分、食物繊維をプラスするには何を食べる?

朝ごはんに牛乳を飲む場合、補うべき栄養素は、ビタミンC、鉄分、食物繊維であることがわかりましたね。

ここでは、それらの栄養素を多く含む食品をご紹介します♪

【ビタミンC】

ビタミンCの多い食べ物と聞いて、まず最初に思い浮かべるものはなんですか?

レモンやみかんなど酸っぱいものを思い浮かべますよね。

実は、ビタミンCが1番多く含まれる食品は、赤ピーマンなんですよ。

レモンの約3.5倍のビタミンCが含まれるんです。

そのほかにも、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、菜の花、イチゴ、ジャガイモ、サツマイモに多く含まれます。

【鉄分】

鉄分には、肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄と、穀類・野菜・豆類などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄の2種類がありますよ。

ヘム鉄の方が、鉄分の吸収率が高いので、効率良く摂取したい朝は、動物性食品を食べるのがオススメです。

特に、レバーや赤身肉に多く含まれていますよ。

ビタミンCは、鉄分の吸収を促進する働きがあるので、上記でご紹介したものと一緒に食べてくださいね。

【食物繊維】

食物繊維は野菜、きのこ、豆類、海藻に多く含まれています。

具沢山のスープを飲むと、手っ取り早く食物繊維を摂取できますよ。

朝ごはんは牛乳をかけるorまぜるだけで手軽に♪

ここまで、牛乳だけでは不足する栄養素と、それらが多く含まれる食品をご紹介してきました。

でも、忙しい朝に肉や野菜を調理するのって、なかなかハードルが高いですよね。

そこでこの項目では、牛乳で不足してしまう栄養を、かけるだけ、まぜるだけで手軽に補える方法をご紹介します♪

ただし、これは最低限の朝ごはんなので、時間に余裕のあるときには、肉や野菜を追加して食べてくださいね!

シリアルに牛乳をかける

シリアルは、小麦やコーンなどの穀物を主原料に作られています。

これらの穀物には、食物繊維が豊富に含まれているんですよ。

シリアルには多くの種類がありますが、ビタミンCと鉄分を多く含んでいるものを選びましょう。オススメはこちらの商品です。

こちらの商品に牛乳をかけることでバランス良く栄養が取れますね。

この商品は無添加であり、砂糖不使用であるところもポイントが高いです♪

シリアルは、砂糖を使用して甘くなっている商品が多いため、選ぶ時は慎重にチェックしてくださいね。

牛乳にプロテインをまぜる

朝ごはんを、座って食べる時間すらない方には、プロテインを活用することをオススメします。

プロテインは、原料の違いから、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインの3種類に分けられます。

朝ごはんにオススメなのは、消化吸収がゆっくりであり、腹持ちすることが特徴のソイプロテインですよ♪

プロテインにも多くの種類があり、商品によって含まれている栄養素が少しずつ違います。

こちらの商品は、食物繊維、ビタミンC、鉄分が豊富に含まれていますよ。

これを牛乳で溶かして飲めば、手軽に栄養満点ですね!

朝ごはんの牛乳はダイエット&病気の予防になる!

ここまで、朝ごはんに牛乳だけでは栄養が足りないと述べてきましたが、朝ごはんに牛乳をチョイスすることは、体にとって、とてもいいことなんですよ♪

正確には、朝ごはんに牛乳をプラスして飲むことが、とてもいいことなんです!

カナダの大学の研究グループが、朝ごはんに牛乳を飲むだけで、2型糖尿病を持つ患者の症状が改善される可能性があるという研究を発表しました。

朝ごはんで、牛乳を飲んだときと、水を飲んだときとを比較する試験を行なった結果、牛乳は食後の血糖値の上昇を抑えることが分かったのです。

血糖値の急激な上昇を抑えると、太りにくくなったり、恐ろしい病気にかかるリスクを抑えたりすることができるんですよ。

ここでは、血糖値の上昇を抑えることが、なぜダイエットや病気の予防につながるのか、そして牛乳がどんな役割を果たすのかを解説していきますね。

なぜ血糖値が急上昇すると太りやすくなるのか

食事で、米やパンなどの炭水化物（糖質）を取ると、血糖値が上がります。

すると、その血糖値を下げるために、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるんです。

このインスリンには、血中の糖分を脂肪に変えて、体に溜め込む働きがあるんですよ。

血糖値がゆるやかに上昇すれば問題はありませんが、急激に上昇すると、びっくりした脳が過剰にインスリンを分泌するよう指令を出します。

すると、体に脂肪をため込みやすくなってしまうのですよ。

さらに、血糖値が急激に変動することで、眠くなったり、イライラしたりすることが多くなります。

精神状態が不安定になればなるほど、脳はさらに糖を欲するという悪循環を招きますね。

これが、血糖値が急上昇すると、太りやすくなり、ダイエットが失敗してしまう理由です。

なぜ血糖値が急上昇すると恐ろしい病気にかかりやすくなるのか

食事の後に血糖値が急上昇する状態を繰り返すと、血管の内側の壁が傷むんです。

すると、血管が固くなって弾力を失い、動脈硬化が起こります。

その結果、大事な心臓や脳に血液が届かなくなり、心筋梗塞や脳卒中などの恐ろしい病気を引き起こす原因になるのです。

「血糖値スパイク」という言葉を聞いたことがありますか?

血糖値スパイクとは、空腹時の血糖値は正常であるにも関わらず、食事の後の血糖値が急激に上昇する状態のことを指します。

これは、糖尿病の一歩手前の段階に見られる症状なのですが、空腹時の血糖値が正常であるため、健康診断などで異常と診断されないのです。

そのため、長い間気づかないまま、食事のたびに血管を傷つけてしまうことになるのですよ。

食後に頭痛がしたり、眠気やだるさを感じるようであれば、一度病院を受診し、詳しい検査をすることをオススメします。

牛乳と血糖値の関係

最後に、血糖値の急上昇を防ぐことに対し、牛乳がどんな役割を果たすのか、ご説明しますね。

牛乳には「カゼイン」と「乳清タンパク質」の2種類のタンパク質が含まれます。

このうち、乳清タンパク質は、炭水化物の吸収を遅くさせる働きを持ち、食後の血糖値を上がりにくくさせますよ。

そして、その働きは長く続き、乳清タンパク質を取った直後だけでなく、その次の食事後の血糖値まで下げてくれるのです。

つまり、朝ごはんに乳清タンパク質を摂取することで、昼食後の血糖値の上昇も抑えられるということですよ。

その結果、血糖値の日内変動が抑えらるようになり、ダイエットや病気の予防に効果があるのです!

まとめ

• 栄養素が不足するため、朝ごはんに牛乳だけを飲むことは体にとってよくない
• 牛乳にはビタミンC、鉄分、食物繊維が不足しているため、これらの栄養素を補う食品をプラスして食べるといい
• シリアルに牛乳をかけたり、プロテインに牛乳を混ぜたりするだけで、不足している栄養素が補える
• 朝ごはんに牛乳を飲むと、血糖値の急上昇が抑えられ、ダイエットや病気の予防にもなる

牛乳は、健康な体を作る上で欠かせない食品であり、さらに朝に飲むとその効果が倍増することがわかりましたね。

ただし、何度も述べている通り、牛乳だけでは栄養が不足します。

大切なのは、朝ごはんに牛乳をプラスすることですよ!忘れないでくださいね。