レオパ飼育歴5年の寒さ対策はパネルヒーター!!他の爬虫類にもおすすめの使い方を解説♪温度と湿度で快適な飼育環境作りを目指そう
ペットとして爬虫類を飼う方が増えてきた最近ですが、中でもレオパードゲッコー(以下レオパ)は不動の大人気となっています。
初心者にも比較的飼いやすいレオパですが、低温に弱い性質があるためパネルヒーターなどを使用した寒さ対策は欠かせません。
私もレオパを飼い始めて5年近くになりますが、夏よりも冬の方が寒さ対策を含めた体調管理に気を遣います。
さまざまな対策をご紹介しますので、レオパの飼い主さんはもちろん、その他の爬虫類を飼われている方にも参考にしていただけたら嬉しいです。
最近はヒーターといっても床から暖めるものや天井から暖めるものなど、さまざまな種類の暖房器具があります。
飼育環境に合わせて最適な暖房器具を選択することで、大切なレオパの健康を守ることができます。
今回は知っておいて損はないレオパの寒さ対策に必要な知識と暖房器具についてご紹介したいと思います!
私が実際に使っているのは、こちらのヘビやトカゲなどのためのパネルヒーター。
こちらも記事内で詳しくご紹介しますね♪
レオパの寒さ対策にはパネルヒーターがおすすめ!使い方も解説
レオパの寒さ対策にいちばん効果的なことはパネルヒーターなどの暖房器具を設置することです。
ケージのどの部分から暖めるかによって、温度調節の仕方も変わってきますのでご紹介していきたいと思います。
レオパの寒さ対策にはケージの床下から暖める
まずはケージの床下から暖める方法についてです。
床下から暖める際にレオパ飼いの皆様が多く使用しているアイテムはパネルヒーターです。
簡単に言うと床暖房のように足元を暖めることができます。
通販で簡単に手に入れることが出来ますので、初心者の方でも準備のしやすい暖房器具ではないでしょうか?
ちなみに私が実際に使用している商品はこちらです!
42度前後を常に自動で保ってくれるので、人の手で温度を調節する必要がありません。
ケージ内には入れられない商品ですので、ケージの下に敷く形で使用しています。
4年ほど経ちますが壊れることもないのでおすすめです♪
しかし、真冬になるとパネルヒーターだけでは不十分なようです。
床部分のみ暖めてもケージ全体の温度はそれほど上がりません。
温かさを求めてレオパがパネルヒーターの上から動かない状況が続いてしまうと、低温やけどの危険性もあるそうです。
私たちも冬に床暖房のみの部屋にいると同じような現象になりますよね。
寒すぎるのでもっと部屋の温度を上げたいと考えるはずです。
レオパの寒さ対策にはケージ全体を暖める
ということで、ケージ全体を暖める手段としてレオパ飼いの皆様が取っている方法がいくつかあります。
ひとつはエアコンをつけておくという方法です。
私たちの住んでいる部屋の室温が下がってしまえば、ケージ内も同様に寒くなってしまします。
犬や猫を飼っているご家庭でも、家主が留守のときはエアコンをつけているのではないでしょうか?
それと同じように、部屋の温度を変えないことも大切です。
次にスタイロフォーム(断熱材)でケージを囲って保温する方法です。
温室のような状態になるので、湿度計をチェックしながら過度な湿気とカビに気を付けておけば良いかと思います。
人気の商品もご紹介しておきますね。
最後に、ケージの蓋の内側に取り付けるヒーターを設置する方法です。
パネルヒーターと違い、上から暖めるのでケージ全体をくまなく暖めることができます。
こちらに関しては、ケージの材質によって取り付けが出来ないものもあるようですので、説明書きをよく見て購入するのが良いと思います。
人気の高い商品はこちら!
様々なアイテムをご紹介しましたが、飼育者の生活している地域や部屋の環境によって使う暖房器具は変わってくると思います。
レオパに寒さ対策は必要!知っておくべき理由も紹介
レオパにとって寒さは動きが鈍くなったり食欲不振になったりと不健康の元になります。
はじめにレオパに寒さ対策が必要な理由をご説明します。
レオパは変温動物!寒さに弱い爬虫類の仲間
レオパは変温動物であり、周りの気温に合わせて体温を変化させる特性があります。
ですので暑い場所では体温が上がり、寒い場所では体温が下がってしまいます。
自然界では気温の変化に合わせて、日の当たる場所や涼しい木陰などを探して自分で体温を調整しています。
しかし、飼育環境下では飼育者がその役目を果たさなければなりません。
寒ければ冬眠をする、という訳でもありませんので特に冬はレオパにとっての適温を維持するための寒さ対策をする必要があるのです。
レオパにとっての適温から外れた飼育環境で長く生活してしまうと、動きが鈍くなってしまったり餌を食べなくなってしまったりしてしまいます。
レオパのかわいいポイントはブリブリのしっぽですよね!
この健康の証であるしっぽを守り抜くためにも寒さ対策は気合を入れて臨みたいところです。
レオパの寒さ対策は適度な温度と湿度作りで!
レオパの寒さ対策をするにあたってまず知っておきたいのは適切な温度と湿度です。
これを押さえておけばレオパの健康維持にとても役立ちます♪
レオパにとって理想のケージ内の温度は?
レオパにとって生活しやすい気温は25~30度ほどといわれています。
もともと亜熱帯地方に生息している生物になりますので、暖かい環境を好みます。
ですので、1年を通して寒さ対策、暑さ対策をしてケージ内を過ごしやすい温度にしておく必要があります。
レオパは飼育のしやすさに長けている生体ですので、本来の適温でなくても耐えてしまえるポテンシャルを持っています。
だからといって気温をあまり気にせずに飼育することは実はレオパにとってとてもかわいそうなことです。
適温の中で元気に暮らしてもらえるように寒さ対策をして飼育者として努力をしてみましょう!
レオパにとって理想のケージ内の湿度は?
続きまして、レオパにとって生活しやすい湿度は40~60%ほどです。
しかし、脱皮前は湿度を80%以上にしておく必要があります。
湿度が低いままだと脱皮不全を起こしてしまう可能性があるのです。
ケージ内の気温を上げることに夢中になると乾燥してしまい、湿度が下がりがちになってしまう恐れがあります。
ですので、レオパを飼育するうえで湿度チェックもかなり大切になってきます。
湿度40~60%というのは私たち人間が過ごしやすい湿度でもあります。
ですので、少し乾燥の気になる季節になってきたらレオパのケージ内の湿度も同じように下がっているかもしれません。
ケージ内には湿度計を設置し、チェックをするようにしましょう。
ケージ内に霧吹きをすると湿度が上がりやすいですよ♪
ちなみに脱皮の兆候などの情報もまとめてみました。
・個体にもよるが10日~2週間に1回の頻度で脱皮する
・体が白っぽくなってきたら脱皮が始まる兆候
・白くなってから2、3日経っても脱皮が終わらない場合や指先に皮が残ったままの場合は脱皮不全の可能性がある
・脱皮不全になった場合は皮が残る部分をぬるま湯につけながら綿棒やピンセットで少しずつ皮を除去する
脱皮不全は癖になってしまうこともあるので、温度、湿度管理をしっかり行いましょう!
まとめ
- レオパの寒さ対策はレオパに健康に生きてもらうために必須
- レオパのケージの適温は25~30度、湿度は40~60度
- 脱皮の前後は湿度を80%にしておく必要がある
- レオパの寒さ対策には床下パネルヒーターのみでは足りない
- 寒さ対策にはエアコンや断熱材、上部設置のヒーターがおすすめ
- 飼育者の生活している地域環境も考えて、レオパにどれほどの寒さ対策が必要か見極める
以上、レオパの寒さ対策についてご紹介していきました。
レオパの健康状態はケージ内の環境にも左右されます。
私も今年はどんな寒さ対策をすれば良いかなと毎日工夫をしているところです。
飼育者とレオパにあった暖房器具を見つけて今年の冬も乗り切りましょう♪
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