コンディショナーとトリートメントはどちらか1つでいい?!その違いは?
薬局やスーパーなどに行って、コンディショナーやトリートメントがたくさん並べられている前でどちらにしようか悩んだことはありませんか?
私はこの記事を書くまでは、コンディショナーとトリートメントは一緒だと思っていました…。
ですが、実際には効果に違いがあります。
今回の記事では、どんな製品を使ったら良いのか、コンディショナーとトリートメントの違い、使う順番を解説します!
- コンディショナーとトリートメントのどちらを使うのかに悩んでいる
- 髪を洗う正しい順番を知りたい
- 自分の髪質に合うのはコンディショナーかトリートメントのどちらなのか悩んでいる
コンディショナーとトリートメントはどちらか1つで大丈夫!
実は、「コンディショナー」「トリートメント」「リンス」と言っても、メーカー間で統一された定義があるわけではないんです。
ですので言ってしまえばどれも同じなのですが、それぞれの役割を知ればあなたの髪にとってどれが必要なのかが分かります。
ここからはそれぞれの役割について解説していきますね。
コンディショナーとトリートメントの違い
【コンディショナーの役割】
コンディショナーはトリートメントとリンスの中間の役割があります。
おもな働きは、髪の表面に油膜を作り、摩擦などの刺激から保護したり、髪のコンディションを整えることです。
また、保湿成分が髪に潤いを与え、パサつきにくくしてくれます。
髪の表面をコーティングしてくれるイメージですね。
一般的に、保湿成分としての「セラミド」や「ミネラル」が配合されたものがコンディショナーと示されているものが多いです。
このような保湿成分配合のコンディショナーは髪表面のコーティングに加えて、髪内部の補修もある程度行うことができます。
【トリートメントの役割】
トリートメントは、保湿成分を髪の内部に浸透させ、パーマやカラーで受けたダメージを補修してくれます。
髪の内部に栄養や油分を浸透させるので、手触りを良くするというよりも髪の毛そのものに元気を与えるイメージです。
また、ここで気をつけていただきたいのが健康な髪の毛にダメージヘア用のトリートメントを使ってしまうと、少し重くなってしまうということです。
一方で最近のトリートメントは、髪の内部の補修だけでなく、質感を整える役割をになうものもあります。
コンディショナーとトリートメントのどちらを使うか迷った場合は、トリートメントをおすすめします。
他にもトリートメントと同じような役割を持つ「ヘアパック」や「ヘアマスク」という製品もあります。これはのちほど紹介しますね。
リンスとの違いは?
ここまで読んでいただいて、あれっ?リンスもあるよね?と思われた方もいると思います。
リンスの役割は、内部補修はせずに髪の表面をコーティングして外部補修をすることです。
ですので基本的にコンディショナーと同じ役割です。
リンスは、まだ髪の毛を石鹸で洗っていた時代に髪の毛を整える役割がありました。
石鹸で髪の毛を洗うと、髪はアルカリ性になるのでそれを弱酸性に戻す役割があったんですね。
特に、シャンプーで落ちた油分をリンスで補い、くし通りのよい髪に仕上げるものが多いです。
【番外編】シャンプーの役割
コンディショナー、トリートメント、リンスの役割を知ったら、シャンプーの役割も気になりますよね。
シャンプーの役割は、髪の毛や頭皮の汚れを落とすことです。
ですがシャンプーで洗ったあと髪を触ってみると髪がパサついたり、指通りが悪くなったりすることがありますよね。
実は汚れを落とすのと一緒に髪の油分も落ちてしまっているのです。
市販のシャンプーに洗浄力が高くて泡立ちが良いという特徴がある反面、髪に負担を与えているというデメリットがあります。
またシリコンが多く含まれているシャンプーもありますが、シリコンは髪の毛のキューティクルに付着します。
ですので、流すときにキューティクルも剥がしてしまうという特徴があります。
シリコンが含まれているシャンプーにするかそうでないもののどちらにしようか迷った場合はシリコンが含まれていないシャンプーをおすすめします。
【番外編】洗い流さないトリートメント(アウトバス)の役割
洗い流さないトリートメントを使っている方は多いのではないでしょうか。実際に私も毎日使っています。
洗い流さないトリートメントは、お風呂上りに使うタイプのトリートメントで、髪のまとまりや手触りをよくするという特徴があります。
ですので髪の傷みやバサつきが気になる方、くせ毛の方におすすめです。
一方で、髪の毛全体にムラなく広げるのは難しいので、そこが気になる方は洗い流すタイプのトリートメントを使いましょう。
洗い流さないトリートメントは補完的に使うと効果的です。
洗い流さないトリートメントのタイプはさまざまで、おもに「オイル系」と「ミルク系」があります。それぞれの特徴をご紹介しますね。
【オイル系】
- コーティング重視
- ツヤ感を出す
- 水分を含まないため、湿気があると髪がボサボサしたり、ゴワゴワしたりする髪の人向け
【ミルク系】
- まとまり重視
- しっとり感を出す
オイル系かミルク系のどちらにするか迷ってしまいますね。
ここまでくると、効果的なやり方も気になりませんか?そのやり方も紹介しますね。
【効果的なやり方】
使うタイミングは、タオルドライの後、ドライヤーの前です。
1.洗い終わった髪をタオルドライする ※この時にゴシゴシとしてしまうと摩擦で髪に負担がかかるので要注意です。
優しくポンポンと水気をとるようにすると良いです。
2.目が粗いタイプのコームを使って髪をとかす ※髪をとかす順番は、毛先→中間→根本です。
3.もう一度、軽くタオルドライする
4.洗い流さないトリートメントを、毛先と中間の髪を中心になじませる
5.ドライヤーで乾かす ※ドライヤーは髪に近づけ過ぎずに、15cmほど離して乾かすと良いです。
洗い流さないトリートメントはドライヤーの熱による髪へのダメージ対策もできます。
また、髪の潤いを保ちながら乾かすことができるため、指通りがよくなります。
【番外編】ヘアパックやヘアマスクの役割
「ヘアパック」や「ヘアマスク」とはスペシャルケア用のアイテムです。
これらのアイテムはトリートメントとほぼ同じですが、違いは油分の多さです。
ですので、毎日使うと油分が多すぎて髪が重くなってしまいます。
髪質によってコンディショナーとトリートメントは変えるべし
はたして自分の髪質には、コンディショナーとトリートメントのどちらがあっているのか気になりますよね。
ここでは髪質によってどちらが向いているのか、コンディショナーやトリートメントの選び方を簡単に紹介します!
あなたの髪質には何が向いている?
【コンディショナー向けの人】
- 髪が傷んでいない人
- 髪のゴワつきやパサつきを抑えたい人
- 髪がベタつきがちな人
【トリートメント向けの人】
- パーマやカラーで髪の傷みが気になる人
- ツヤ・まとまりのある髪になりたい人
- カラーやパーマを長持ちさせたい人
- パサつきや乾燥が気になる人
- 髪が日焼けしがちな人
トリートメントには髪を柔らかくする成分が入っているので、ねこっ毛のようなもともと柔らかい髪質にはあまり向きません。
その場合は、洗い流さないタイプのトリートメントをおすすめします。
コンディショナーは様々な人の髪に合いやすいですが、一方でトリートメントに向かない人もいます。
【トリートメントに向かない人】
- 自分の皮脂などで保湿が自然に行えている人がトリートメントを使うとベタつきやすくなる
- 髪の毛が健康な人には重たすぎる
- 髪の毛がひどく傷んでいる場合にはトリートメントの効果が期待できない可能性がある
髪の毛がひどく傷んでいる人は、美容院の特別なヘアケアと併用した方が良いでしょう。
自分の髪質に合ったトリートメントを選ばないと逆効果になる可能性もあるので要注意ですね。
コンディショナーやトリートメントの選び方
コンディショナーやトリートメントを選ぶときに、「さっぱり」「ふんわり」「ハリ・コシアップ」と書かれたものが多いですよね。
正直何をするか迷ってしまいますよね…。そんなあなたにちょっとしたアドバイスを。
基本的にはトリートメントやコンディショナーのテクスチャーが重たいほど髪に残りやすいです。
ですのでよく言えば仕上がりがしっとり、悪く言えばベタっとしてしまいます。
ここからは簡単にそれぞれに向いている人を紹介します。
【ふんわり、さっぱり系】
- 油分が多い人
- 髪の毛が細い人
- ベタつきがちな人
【ハリ・コシアップ系】
- 髪が乾燥しやすい人
- パサつきがちな人
市販のトリートメントやコンディショナーを選ぶ場合は、なるべくナチュラルなものを使用しましょう。
おすすめは自然由来のオーガニックやノンシリコンタイプのものです。
一方で避けた方が良いものは、シリコンが入りすぎたものです。
そのようなトリートメントやコンディショナーは、頭皮に張り付いてしまい、ベタつきや臭いの原因になる可能性があります。
コンディショナーやトリートメントの順番を解説!
ここまでコンディショナーやトリートメントの役割や向き不向きを解説しましたが、実際に両方使う場合の順番も知りたいですよね。
ここからは、両方使う場合の順番を解説します!片方だけ使うという場合は以下の手順から2,3を省いてください。
コンディショナーとトリートメントを両方使う場合の順番は?
【1.シャンプー】
最初に、よく泡立てたシャンプーでやさしく頭皮をマッサージするように洗います。
爪を立てたり、ゴシゴシと強く洗ったりすると頭皮の水分が過剰に失われ、炎症などのトラブルを引き起こす可能性があるので注意しましょう。
また、洗い残しもかゆみや頭皮の炎症、フケの原因になるのでしっかり洗い流してください。
その後、少し手間をかけて一度タオルなどで水気をふき取ります。
【2.トリートメント】
水気を切った髪に、毛先からトリートメントをまんべんなく付けていきましょう。
この時、頭皮にトリートメントが付かないようにすることがポイントです。
頭皮に油分の多いトリートメントを付けてしまうと毛穴が詰まりやすくなり、頭皮の負担になってしまいます。
【3.なじませる】
手ぐしまたはコームを使って、トリートメントをなじませます。
トリートメントをなじませた後は、保湿成分などの配合成分を髪の内部に浸透させるために少し時間を置きましょう。
蒸しタオルで巻いて置くとより効果が発揮されます。
ただし、時間を置けば置くだけ成分が髪の内部に入っていくわけではありません。
ですので、商品にもよりますが一般的な目安として5分~10分程度置くと良いとされています。
長く置きすぎてしまうとトリートメントの油分が頭皮や髪に付きすぎてしまい、髪がベタつく原因になってしまうので気をつけましょう。
5分~10分置いた後、一度洗い流します。
【4.コンディショナー】
2と同じように毛先からコンディショナーをまんべんなく付けていきます。
リンスやトリートメント成分が配合されていないコンディショナーは、時間を置いても髪に浸透する成分がないと言われています。
ですので、軽くなじませたら洗い流しましょう。
【5.ぬめりが無くなるまで洗い流す】
コンディショナーやトリートメントは、洗い流しすぎてしまうと効果を感じにくくなってしまいます。
ですので、ぬるぬる感がとれるくらいを目安に洗い流します。
コンディショナーやトリートメントのぬめりが髪に残ってしまっている状態は、毛穴詰まりや髪の傷みにつながってしまいます。
この状態は逆に良くないとされています。
栄養を与えてからコンディショナーで閉じ込めるイメージで覚えるといいですよ。
また、順番を守らないと本来の効果が十分に得られないこともあります。
基本的には、パッケージの使い方に書いてある量や時間を守ることが大切です。
あえて順番を変えてみる作戦もアリ!
毎日ケアしているのに髪が傷んでいる…。ということはありませんか?
そんなあなたには「リバースケア」がおすすめです。これは、シャンプーとトリートメントの順番を逆にするケア方法です。
【方法】
- ブラッシングをする
- トリートメントオイルを付ける
- トリートメントも付ける
- 軽く洗い流す
- シャンプーした後洗い流す
- トリートメントを付ける
コンディショナーやトリートメントを使う頻度はどれぐらいがおすすめ?
【トリートメントは毎日した方が良い】
メーカーや商品によっては7日間に1度や3日に1度など、推奨する使用頻度は異なります。
ですがデイリーケアとうたっているものが多いので毎日使用してもいいです。
特に外に出ることが多く髪が日焼けしやすい人や、オフィスなどの空調によって髪が乾燥しやすい人におすすめです。
【コンディショナーを使う場合は美容院でトリートメントをしてもらった日がおすすめ】
美容院のトリートメントは持続性があるものが多いので、自宅でトリートメントをする必要はありません。
ですので、その内部に浸透した栄養を閉じ込めるという意味でコンディショナーを使うのがおすすめです。
コンディショナーは美容院でトリートメントをした当日がおすすめ
ここでは番外編として、美容院に行く前日と行った当日のケア方法をご紹介します。
美容院に行く前日に使うヘアケアアイテムには要注意!
美容院でパーマやカラーをしてもらう方は多いと思います。
そういう方は、前日に使うヘアケアアイテムに要注意です。
美容院に行く前日には、濃厚なタイプのヘアマスクやトリートメント、コンディショナーなどを使ってはダメです。
なぜなら、そのようなアイテムは髪をしっかりコーティングしてしまうため、カラーやパーマの薬剤が入りにくくなってしまうからです。
そうなってしまうと、思ったような色にならなかったり、パーマがうまくかからなかったりする可能性があります。
また、素の髪が分からなければ美容師さんが毛髪診断をするときに「傷んでいない髪だ」と判断をしてしまうことがあります。
それによって薬剤選定などで失敗してしまう可能性がでてきます。
ですので、美容院に行く前日はできるだけ何もつけない、または軽めにコンディショナーかトリートメントを使用するようにしましょう。
美容院に行った当日はヘアケアアイテムを使っても良い?
美容院に行った当日はシャンプーやコンディショナー、トリートメントを使っても良いのかどうか悩みますよね。実は、どれもしてOKです。
美容師さんによっては「カラーやパーマをした日は、シャンプーなどはしないでください」と言われる方もいます。
もしそう言われた場合はそれに従ってくださいね。
ですが、カラーやパーマに使われている薬剤は強力なものなので、シャンプーなどをした程度で弱くなるのは考えにくいです。
ただ、髪を濡れたまま放置したり、髪を強く引っ張ったりすることはNGです。
また、高温のヘアアイロンやコテにも要注意です。
温度が高すぎると髪に負担がかかってしまうので、使っても良いのですができるだけ低温に設定しましょう。
髪の傷みが気になるならコンディショナーよりシャンプーにこだわるのがおすすめ
コンディショナー、トリートメント、シャンプー、全部お高いものを揃えるのは大変ですよね。
どれかひとついいものを使うのでしたら、シャンプーがおすすめ。
ちなみに、私の通っている都内の美容室で美容師さんにおすすめのシャンプーを聞いてみました。
その方、系列の違う5店舗の美容室で経験のあるフリー美容師さんなのですが、通常の「シャンプー」に使われているシャンプーは全部これだったとのこと。
めちゃくちゃ素晴らしいわけではないけれど、コスパと成分を考えたらどんな美容室もこれを使うんだそうです。
私はもうブロー中にその場で注文!翌日届きました笑
さっそく使ってみたら…この匂い、たしかに美容室のシャンプーの匂いだ!!と嬉しくなりました。
「パン〇ーン」や「ラッ〇ス」なんかを使うんだったらこれの方がいいよ!とおすすめいただいたので、コスパ重視でまあまあいいものをお探しの方はぜひ一度使ってみてくださいね。
まとめ
- トリートメントやコンディショナーのどちらにするか迷った場合、ダメージが強い人はトリートメント、または併用する
- 特に髪が傷んでいない人はコンディショナーのみでOK
- コンディショナーの役割は髪の表面をコーティングする役割
- トリートメントの役割は髪の内部に栄養を浸透させる役割
- 髪を洗う順番は、シャンプー→トリートメント→コンディショナー
- どちらを毎日するか迷ったときはトリートメントがおすすめ
- コンディショナーは美容院に行った当日にするのがおすすめ
髪質によって向き不向きがあるのは驚きです。
私の場合は髪が大分傷んでいるのでケアが必要ですね…。
あなたがコンディショナーとトリートメントのどちらを使うか迷った時に役立つお助け記事になっていたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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