甘いものが食べたい時に足りない栄養素はタンパク質!理由を解説!
無性に甘いものが食べたい時は、体内のタンパク質が不足している可能性があります!
チョコレートにグミ、ケーキ、マシュマロ…甘いものを挙げたらキリはありませんが、あなたはどれが食べたくなりますか?
私も甘いものが無性に食べたくなる時があり、その時はついついケーキを食べてしまいます(笑)
ですが、実は甘いものが食べたい時に体が欲しているのは糖分ではなくタンパク質なのです!
「え、なんでタンパク質なの?」と思う方も当然いらっしゃるでしょう。
この記事では、なぜ甘いものが食べたい時に足りない栄養素がタンパク質なのか、その解説と合わせてタンパク質を補うために最適な食材も紹介していきます!
その他、しょっぱいものが食べたい時に足りない栄養素、コーヒーが飲みたい時に足りない栄養素なども紹介していきますよ♪
甘いものが食べたい時に足りない栄養素は糖分ではない!
あなたは近年注目されている【クレービング】という言葉をご存じですか?
栄養素が不足している場合やストレスを受けて心身の状態が不安定な時に、特定の食べ物に対し強い執着に似た欲求を感じることを言います。
特定のものを無性に食べたくなる時は、体からSOSが発信されているのかもしれません。
では、なぜ甘いものが食べたい時は糖分ではなくタンパク質が足りないと言われるのでしょうか?
その答えは、幸せホルモンと呼ばれる【セロトニン】にありました。
別名【幸せホルモン】とも呼ばれる脳内ホルモンで、幸福感をつかさどる三大神経伝達物質の一つ。
タンパク質が分解されてアミノ酸(L-トリプトファン)になり、セロトニンが合成される。
同時に意欲や集中力をつかさどる【ドーパミン】や【ノルアドレナリン】、平穏や安定をつかさどる【GABA(ギャバ)】も合成される。
セロトニンが減り、これらのバランスが崩れるとイライラや不安感、やる気の低下などが起こる。
セロトニンが減少すると幸福を感じにくくなり、引き起こされた疲労感やイライラを抑えようとして甘いものに手が伸びる方は多いと思います。
「疲れた時には甘いもの!」と言われるように、甘いものを食べると一時的にセロトニンが多く分泌されるため幸福を感じ、疲労が軽減するのは間違いありません。
ですが、この甘いものを食べた後の幸福感はあくまで一時的なものです。
またすぐにセロトニンが減少し心身ともに不調になると、もう一度幸福感を得ようと際限なく甘いものを求めるようになってしまいます。
「甘いものを食べる=幸せを感じる」と体が覚えてしまうと中毒のようになり、砂糖依存症という病気になってしまうことも。
甘いものに頼り過ぎると太ってしまったり、甘いものが食べられないと余計にイライラしたり、さらなるストレスの原因にもなりえるのです。
甘いものが食べたい時の衝動的な気持ちのみに従い糖分を過剰摂取してしまわないよう気をつけたいですね。
甘いものが食べたい時は幸せをつかさどる【セロトニン】が減少しているため、しっかりとタンパク質を摂取することが大切だと覚えておきましょう!
タンパク質は筋肉や臓器、肌にも必要な栄養素なので、摂取すると良いことばかりですね♪
それでは、他にも特定のものが食べたい時に足りない栄養素を合わせて紹介していきます!
チョコレートが食べたい時に足りない栄養素
甘いものの中でも「チョコレートが食べたい!」と限定的な衝動に駆られる方も多いのではないでしょうか。
チョコレートが無性に食べたい時に足りない栄養素は、糖質とマグネシウムです。
チョコレートが無性に食べたい時は、エネルギー物質であるATP(アデノシン三リン酸)を生み出すための糖分を体が欲している状態。
つまり、チョコレートが食べたい時はエネルギー不足で体が疲れている状態であり、チョコレートで糖分を摂取して!という体からのSOSが出ているのです。
そのATPを作り上げるにはマグネシウムも必要不可欠な栄養素の一つなので、糖分と合わせて積極的に摂取しましょう♪
ただし、糖分の摂り過ぎは太る原因になるので、摂取量には注意が必要です。
マグネシウムはナッツ類、豆類、海藻類、天然塩などに多く含まれていますよ!
しょっぱいものが食べたい時に足りない栄養素
しょっぱいものや、味付けの濃いものが食べたい時に足りない栄養素はミネラルです。
特に夏場で汗をかいた後などは水分と一緒にナトリウムを中心とした体にとって重要なミネラルが飛んで行ってしまうので、ミネラル不足になります。
さらにストレスを抱えてしまうと副腎(ふくじん)の機能低下【副腎疲労】が起こり、慢性的な疲労や精神不安など様々な症状がでてきます。
この時、副腎の機能低下が原因で尿と一緒にナトリウムも出て行ってしまうので、体がミネラルを欲してしょっぱいものが食べたくなるのです。
ナトリウムは主に食塩として身近にありますが、しょっぱいものが食べたい欲求に任せて摂取してしまうと塩分過多になる可能性も。
ミネラルをバランスよく摂取するために、肉、魚、ほうれん草、小松菜、海藻類、硬度の高いミネラルウォーターなどがおすすめですよ!
冷たいものが食べたい時に足りない栄養素
アイスや氷などの冷たいものが食べたい時に足りない栄養素は鉄です。
鉄が不足していると血液中の酸素が少なくなり、貧血の状態になります。
貧血を解消しようとして体が働き、血液を循環させるために体温が上昇。この体温を下げようとして冷たいものが無性に食べたくなるのです。
ですが、アイスや氷には鉄がほとんど含まれていないため、食べても貧血の解消にはなりません。
鉄を補給するためにはレバー、シジミやアサリ、ホタテなどの貝類を積極的に摂取しましょう!
コーヒーやエナジードリンクが飲みたい時に足りない栄養素
コーヒーやエナジードリンクが飲みたくなる時に足りない栄養素は鉄です。
鉄が不足し貧血になると体の疲労、だるさを感じやすくなり、さらに前述した通りストレスを抱えることで副腎の機能低下が起こります。
この時、体を守るために【コルチゾール】というホルモンが分泌されますが、コルチゾールが過剰になると不安感や不眠を引き起こしてしまうのです。
コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインは、このコルチゾールの分泌を抑える効果があるため、ホッとした気分になります。
ですが、コーヒーに含まれるタンニンは鉄などの吸収を阻害してしまうので注意しましょう!
特定のものが食べたくなる時は、体からのSOSが出ている証拠です。まずはバランスのいい食事を心がけ、ストレスを軽減することが大切ですね♪
甘いものが食べたい時に足りない栄養素のタンパク質は毎日摂る!
先ほどセロトニンのお話をしましたが、甘いものが食べたい時に足りない栄養素はタンパク質です。
人体の約60%は水分でできており、約15~20%はタンパク質でできています。
このタンパク質は筋肉はもとより、臓器や髪、爪、肌、さらに体内の酵素やホルモン、免疫物質まで作り上げてくれるとても大切な栄養素です。
そしてこのタンパク質は体の中で毎日作り替えられていて、古いタンパク質は体外に排出されていきます。
ですが、摂取するタンパク質量が少なければ新しく作り替えることができず、筋力の衰えや体の機能低下を引き起こしてしまうのです。
タンパク質は日本人に足りない栄養素とも言われています。甘いものが食べたい時だけではなく、体のためにも毎日積極的に摂取したいですよね!
それでは、特にタンパク質が豊富に含まれている食べ物を紹介していきましょう♪
肉類
- ささみ【100g当たり23.0g】
- 豚もも肉【100g当たり21.3g】
- 牛ひき肉【100g当たり19.0g】 など
肉類の中でも特にタンパク質が多く含まれているのが「ささみ」ですね!
笹の葉に形が似ていることから「ささみ」と呼ばれており、比較的安価で購入ができますよ♪
魚類
- まぐろ赤身【刺身5切れ当たり15.8g】
- 鮭【切り身1切れ80g当たり22.3g】
- ぶり【切り身1切れ80g当たり21.4g】 など
魚にも多くのタンパク質が含まれていますが、特に刺身は脂質が少なくタンパク質の摂取にとても優れています。
ですが、大トロや中トロを選んでしまうとカロリーが赤身の3倍になってしまうので、タンパク質の摂取を目的とする場合は赤身を選んで食べましょう!
たまご・大豆製品・乳製品
- たまご【1個当たり6.2g】
- 木綿豆腐【1丁当たり19.8g】
- 納豆【1パック50g当たり8.3g】
- 牛乳【200ml当たり6.8g】
- ヨーグルト【100g当たり3.6g】 など
たまご、大豆製品、乳製品もタンパク質が豊富に含まれています。
どの食材も比較的安価で手に入りやすく、コンビニでも購入することができるので気軽にタンパク質の摂取ができますね♪
甘いものが食べたい時に足りない栄養素は糖分ではなくタンパク質であることを理解し、タンパク質が豊富な食べ物を積極的に摂取しましょう!
甘いものが食べたい時は足りない栄養素の補給&ストレス解消を!
甘いものが食べたい時、しょっぱいものが食べたい時など、特定のものが食べたい時は足りない栄養素を補給しつつストレスも解消しましょう。
ストレスを感じた体と心には様々な症状が現れます。悲しい気分になる、イライラする、食欲がない、消極的になった…など。
普段よりも疲れた、気分が乗らない、辛いと感じているときはストレスが溜まっている証拠かもしれません。
さらに、先ほども説明した通りストレスは副腎の機能低下など、体内にも影響を起こします。
それにより精神が不安定になり、過度なストレスが原因でうつ病や適応障害の引き金になってしまうことも。
生きていくうえでストレスを完全に取り去ることは中々難しいことですが、ストレスとうまく付き合い軽減していくことは可能ですよ!
- ぐっすり寝る!体に合う寝具が大事!
- 太陽光に当たりながら散歩する!
- 仲のいい人たちとたくさん話して笑う!
- 大好きな趣味に打ち込む!
- 疲れたなと思ったらこまめにストレッチする!
- おいしいものを食べる! など
おいしいものを食べる!=甘いものを食べる、でも大丈夫ですよ!
我慢はストレスにもなりますので、我慢が辛い時は思い切って甘いものを食べましょう♪
ただし、甘いものが食べたい時に甘いものを食べても根本的な解決にはならないと先ほど説明しましたね。
幸せを感じることができる幸せホルモン【セロトニン】を増やすためには、足りない栄養素であるタンパク質を摂る必要があります。
甘いものが食べたい時には我慢せず甘いものを食べてOKですが、必ず足りない栄養素であるタンパク質も補給することを忘れずに!
まとめ
- 甘いものが食べたい時に足りない栄養素は糖分ではなくタンパク質
- しょっぱいものが食べたい時に足りない栄養素はミネラル
- 冷たいものが食べたい時、コーヒーやエナジードリンクが飲みたい時に足りない栄養素は鉄
- 甘いものが食べたい時はタンパク質が豊富な肉、魚、たまご、大豆製品、乳製品を積極的に摂取する
- 甘いものやしょっぱいものなど、特定のものが食べたくなる時は足りない栄養素の摂取とストレス解消が大切!
甘いものが食べたい時は、体がSOSを発信しているのかもしれません。
そのサインを見逃さず、適切な栄養素を摂取&ストレス解消していきましょう♪
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