圧力鍋だと角煮がパサパサになるのは嘘!?原因やリメイク料理もご紹介
パサパサになる原因をしっかり回避すれば圧力鍋でも角煮をパサパサにせず、おいしく作ることができるんです!!
角煮って時間と手間がかかって作るのが大変そう。だからこそ圧力鍋を使って時短で角煮を作りたいですよね。
「圧力鍋 角煮」で調べるとパサパサ・失敗…とネガティブな記事が出てくるため、悩んだり諦めたりする人も多いのではないでしょうか。
実は、角煮がパサパサになるのは圧力鍋を使うことが原因ではないのです!
圧力鍋を使えば、普通の鍋で作る時の半分以下の時間で角煮を作ることができるのに諦めるのはもったいない!!
この記事を読んでパサパサになる原因をしっかり回避し、圧力鍋でおいしい角煮を作りましょう♪
すでに圧力鍋で作った角煮がパサパサになってしまった方のために、角煮のリメイク料理もご紹介していきます。
圧力鍋で作った角煮がパサパサになる原因は3つある
圧力鍋を使って角煮を作るとパサパサになるというイメージがあると思いますが、実は圧力鍋を使うことが原因ではありません!
では、なぜ角煮はパサパサになってしまうのでしょうか。
それは、圧力鍋を使うときにパサパサになる方法で調理をしてしまいがちだからなんです。
ですが、角煮がパサパサになる原因を回避すれば、圧力鍋でもおいしい角煮を作ることができますよ♪
ここでは角煮がパサパサになる原因の中でも、圧力鍋を使用して角煮を作る時にやりがちな3つの原因をご紹介していきます。
調味料を入れるタイミングが早い
調味料を入れるタイミングが早いのは、 圧力鍋を使用して作る角煮がパサパサになってしまう原因の中でもかなり多いんです。
圧力鍋で調理をする場合、時短で簡単に料理をしたいと考えている人が多いと思います。
圧力鍋の時短レシピを検索すると、「下茹ではせずに最初から調味料と具材を一緒に入れて加圧する」というような簡単なレシピが出てくることがあります。
圧力鍋なら高温で作ることができるから下茹では不要だと思われがちですが、残念ながら圧力鍋でも下茹では必要です。
最初に調味料を入れると、調味料に含まれる塩分がお肉の水分を飛ばしてしまうので角煮がパサパサになってしまいます。
そこで重要になってくるのが、下茹でなのです。
下茹でをしてお肉をやわらかくした後で、調味料を使い味付けをすればお肉はパサパサになりません。
下茹では、手間に感じる人が多いと思いますが、圧力鍋を使えば下茹でも普通の鍋で作る半分の時間でできるんです!
普通の鍋だと1時間以上かかってしまいますが、圧力鍋で作る場合は15~20分の加圧時間と、圧力が下がるのを待つ約10分の放置時間で完了します。
それに放置時間の10分は火が消えているので、火のそばから離れても全く問題はありません。
これなら忙しい主婦の皆さんも角煮を作るハードルが少し下がったんじゃないでしょうか。
煮込む時間が短い
角煮を作る上でとても重要な下茹でですが、煮込む時間が足りないとせっかく下茹でをしてもやわらかいお肉にはなりません。
角煮を作るときに使用する豚バラ肉は、繊維状のたんぱく質とそれを束ねるコラーゲンでできています。
このコラーゲンがゼラチン化することでお肉はやわらかくなります。
コラーゲンは75~85℃でゼラチン化しはじめます。
普通の鍋では100℃でしか加熱できないところを、圧力鍋は加熱の時にでた蒸気を閉じ込めることで120℃で加熱することができます。
高温で長時間煮ることでコラーゲンがゼラチン化してやわらかいお肉ができあがるのです。
圧力鍋で角煮を作るとパサパサになってしまうどころか、やわらかくなるため角煮を作るのにとっても適した調理器具なんです♪
お肉が空気に触れてしまう
下茹でをする時に、もうひとつ気を付けてほしいポイントがあります。
それは、お肉が空気に触れないよう、たっぷりの水で下茹でをすることです。
お肉が空気に触れてしまうと水分が抜けてパサパサになってしまいます。
せっかく下茹でをしたのにパサパサになってしまった…なんてことにはなりたくないですよね。
なので、このポイントもしっかりおさえておくようにしましょう!
ちなみに下茹でだけでなく、調味料を入れて煮込む時もお肉が空気に触れないように気をつけてくださいね。
圧力鍋で角煮を作る時の卵と大根を入れるタイミング
お肉だけでも十分おいしい角煮ですが、味の染み込んだ玉子と大根が入っている角煮は最高においしいですよね!
圧力鍋で作る角煮にゆで卵と大根を入れる場合は、2回目の加圧の時に下茹でが終わったお肉や調味料と一緒に入れてください。
調味料を入れて煮込む2回目の加圧は、加圧時間15~20分と、加圧が下がるのを待つ放置時間約10分で味が染み込みます。
ゆで卵を圧力鍋で調理したら破裂して危ないんじゃないかと不安に思われる方もいるかと思いますが、圧力鍋でゆで卵を加圧しても破裂しないので安心してください!
大根は15~20分の加圧と約10分の放置時間で、下茹でをしなくてもやわらかくなります。
半熟の卵が食べたい時は、ゆで卵は圧力鍋には入れずに、できあがった煮汁に漬けて冷蔵庫で半日寝かせたら、煮汁の味が染み込んだおいしい半熟卵になりますよ。
圧力鍋で作ったパサパサの角煮はリメイクしよう!
ここまで角煮をパサパサにしない方法を紹介してきましたが、すでにパサパサの角煮ができてしまった…という人のためにおいしいリメイク料理をご紹介していきます!
角煮はいろんな料理との相性が良いことをご存じでしたか?
角煮を使うと普段作っている料理をいつもよりもおいしく、しかも簡単に作ることができるんですよ!
チャーハンにリメイク
パサパサになった角煮を細かく刻み、チャーハンの具として使用します。
チャーハンを炒める時に味を見ながら角煮の煮汁を足してみてください。
角煮の煮汁と中華だしの相性はとても良いので、普通にチャーハンを作るよりも味に深みがでておいしくなりますよ♪
炊き込みご飯にリメイク
パサパサになった角煮を細かく刻み、煮汁と一緒に炊飯器に投入するだけ!
炊き込みご飯を作るのは少し手間ですが、すでにある角煮を使用することで簡単に炊き込みご飯を作ることができます。
失敗した時だけでなく、角煮が残ってしまった時に時短料理として作るのもおすすめです。
残った煮汁の活用方法
炊き込みご飯の他にも残った煮汁の活用方法はたくさんあります。
水で薄めた煮汁に中華だしを加えて中華スープにしたり、煮物・牛丼・親子丼の味付けとして使用すれば、残った煮汁を有効活用しながら料理の時短にもなりますね。
角煮の冷凍保存
圧力鍋を使えば普通の鍋で作る半分以下の時間で角煮が作れるとはいっても、なかなか忙しい平日の夜にパパっと作る気にはなれませんよね。
ですが、大量に作っておいて冷凍保存ができるのであれば忙しい平日の夜にさっと食卓に並べることもできますね。
実は角煮は2週間冷凍保存することが可能で、さらに冷凍しておいた角煮を解凍して食べると、お肉のやわらかさが増すんですよ!
豚バラ肉は、繊維状のたんぱく質とそれを束ねるコラーゲンでできていて、角煮を高温で長時間煮ることで コラーゲンがゼラチン化してやわらかいお肉ができる。
上記ではこのように説明しましたが、冷凍することで繊維が破壊され、冷凍する前よりもさらにお肉がやわらかくなります。
作り置きができて、さらにお肉が柔らかくなるなんて、角煮の冷凍保存にはメリットしかないですね!
まとめ
- 角煮がパサパサになってしまうのは圧力鍋を使うことが原因ではない
- 角煮がパサパサになってしまう原因を回避すれば圧力鍋でおいしい角煮ができる
- 圧力鍋を使えば普通の鍋で作る時の半分以下の時間で角煮を作ることができる
- 卵と大根を入れるタイミングは2回目の加圧の時
- パサパサの角煮ができてしまったらチャーハンや炊き込みご飯にリメイクするのがおすすめ
- 残った煮汁もいろんな料理にリメイクができる
- 角煮は冷凍保存することでやわらかさが増す
圧力鍋でもパサパサになる原因を回避すればおいしい角煮が作れることがわかりましたね。
忙しい主婦の皆さんも圧力鍋を使って時短でおいしい角煮にぜひ挑戦してみてください!
おいしい角煮ができたら冷凍保存して、忙しい平日の夜に角煮を食卓に並べましょう!
やわらかくておいしい角煮に家族もきっと喜ぶこと間違いなしですね♪
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