老後のマンションはデメリットなのか!住み替えを後悔しない為に!
人生100年時代とも言われている今、老後の人生まだまだ長いです。
そこで、今回は住む場所のメリット、デメリットを見ていきましょう。
政府は毎年、一般消費者、住宅事業者、ファイナンシャルプランナーを対象に住宅市場動向に関してのアンケート調査をしているそうです。
その結果、2回目以上の住宅取得者は60歳以上が最も高い割合を占めています。
老後のマンション住まいは近年増加傾向にあるようです。
私も老後のことは常に考えます。家を購入する際、戸建てかマンションか悩みました。
老後から住む場所をマンションに変えるというのは、不安も多く精神的にもデメリットが多く感じます。
少しでも不安解消になるように老後の住まいについて、メリット、デメリットを知って理想の住まいを手に入れたいですね♪
老後のマンションのデメリットとメリットを解説!
老後のマンションに住むということは、今までとは違う環境になります。
歳を重ねると、まだイケると思ったことも、意外とできなくなっていることが多いです。
今まで頑張ってきた人生を老後は快適に過ごしたいのに、住む場所で後悔はしたくないですよね。
そこでデメリットとメリットのご紹介をしていきます。
デメリット
災害はいつおこるかわかりません。火事や地震がおきた時はエレベーターが止まります。
そうすると階段しか使えないので、体力は意外にも落ちていますので、かなり大変です。
マンション内で火事がおきた時は、逃げ遅れるという可能性もないわけではないです。火のまわりが早いと命に関わることもあります。
水漏れの場合はお互い大変になります。水漏れした場合なかなか気づきにくいです。
上下左右のお家の騒音が時に気になる場合があるかもしれないです。
まだ若い家族だと、子供が家の中を駆け回ったり、飛び跳ねたりする足音や、赤ちゃんの鳴き声などです。
ドアを閉める音や、洗濯機の音は意外と静まり返った部屋には響きます。
ベランダでたまにタバコを吸っていらっしゃる方もいます。そうすると、網戸にしていると風向きによっては臭いが部屋の中に入ってきます。
匂いに関しては言いにくいので、窓を閉めるしかないです。
ローンを組んで購入しても、家賃にしても毎月の支払いはあります。マンションはさらに管理費や修繕費や駐車場代が入ってきます。
地域によっては自治会費(町内会費)が発生します。
老後一人で住む場合、マンションを借りるとき、経済的に大丈夫そうでも、孤独死のリスクが考えられ、敬遠される場合もあります。
ペットがokなマンションは、自分も飼っていれば、さほど気にはならないかもしれません。
ですが、中にはペットの鳴き声に文句を言ってくる方もいるかもしれないです。
メリット
何らかの事件が多いこの世の中、事件には巻き込まれにくい環境。
マンションだとオートロックや防犯カメラも付いているので、防犯面、設備面がしっかりしています。
警備員さんがちゃんと巡回してくれるので安心です。
戸建てだと2階もあると掃除が大変ですが、マンションだとワンフロアーですみます。
家事動線で見ると、とても動きやすくなっていて、掃除もしやすくなっていますよ。
玄関も部屋の前だけで、マンションの玄関は管理人さん、もしくは管理会社さんがやってくれます。
私の友達の話ですが、子供がまだ保育園に行ってなくてお家で面倒を見ていた時のことです。
兄弟で遊んでいて走り回ったり、やめなさいのお母さんの言葉が届かなかったりする時期は、とても苦労したそうです。
ジョイントマットを敷いて夜は早めに寝かせてと対策していたそうですが、これ以上の対策方法はありません。
それぞれのお宅の事情がありますが、下の階の方からクレームがきたそうです。
足音物音は以外と響くものですので、気になるときは気になるかもしれないです。
老後は外にいるよりもおうち時間の方が長いですので、近所トラブルで引っ越したことを後悔してほしくないです。
デメリットもありますが、近所付き合いがあるように、お互いうまくやらなければいけないですね。
老後のマンションの住み替えは賃貸と購入どっち?
まず老後のマンションに住み替え予定を考えていらっしゃる方は、マンションを賃貸か購入するかで迷われると思います。
マンションを賃貸住宅で住むか、マンションを購入して住むのか、メリットとデメリットを見ていきましょう。
マンションの賃貸住宅
賃貸住宅のメリットといえば、住み替えが自由にできることです。
ライフスタイルの変化について家賃を抑えながら、お引越しすることができ、家賃の数ヶ月分の初期費用で住み始めることができます。
逆にデメリットは、毎月の支払いが終わることがないということです。
ずっと支払いをし続けても、自分の資産になることはありません。
賃貸で住み続ける場合は、更新費もかかり、たいてい2年に1回くらいあります。
また、分譲マンションに比べたら、セキュリティーが少しあまいところが多いかもしれないです。
マンションの購入
購入の場合は資産となるので、立地条件が良い場所だと高い価値のまま残せる可能性があります。
マンション購入でも中古マンションと新築マンションがあるのでどちらにするかで価格も変わってきますよ。
マンションを購入すると、固定資産税がかかります。固定資産税と聞くと戸建てだけと思うかもしれませんが、購入したら必ず支払いが発生します。
固定資産とは建物部分について経年劣化のため年々下がっていきます。ですので、新築マンションを購入すると、固定資産税も高いです。
また、定年後にローンを組むということは、審査がだいぶ厳しく、もしかしたら借りれないかもしれません。
ローンには規定があり、金融機関ごとに異なりますが、借入の歳は70歳まで、完済が80歳までと決められています。
頭金が相当ないと、ローンを組むことがでいないので、まとまった自己資金が必要です。
もし、ローンが終わったとしても管理費等の支払いはずっとあります。
ご近所付き合い
戸建ても、マンション購入でも、一度決めたら住み替えは難しいと思います。
しかし、ご近所付き合いはどうでしょうか。気の合う方がお隣さんだったら良いですが、もしかしたら、トラブルが起きるかもしれません。
たいていのご近所トラブルは、音やゴミ出しなどが原因になっています。
生活リズムが異なれば動く時間帯が違うので、音は本当に気をつけないと足音だけでも聞こえてきますよね。
大人が家の中を歩く音でも、少し響いてくるのに、子供が走ると、すごい音が響いてしまいます。
近所付き合いは難しいものです。このご時世だと、お隣さんがどんな人なのか知らないという方も多々見られます。
何十年もそこで暮らしていくとなると、ご近所付き合いはお互いにうまくやっていきたいですね。
今後の暮らし状況が変わるかもしれない
家族の人数が減ると、住む家族構成も変わります。
老夫婦で住むには今までの広い間取りよりも、小さな間取りで十分です。
戸建ては老朽化が進み、バリアフリーにしていなかったり、修繕しなければいけない箇所が出てきます。
玄関行くまでに階段があると、段差問題が生じるかもしれないですね。
介護が必要になった時、杖などを使って移動しなければいけないときに、階段はきついです。
住み慣れた場所でも、つまずいて怪我をする可能性も出てきます。
いつ自分が病気や怪我をして入退院を繰り返すかもわかりませんよね。
一人になった時は、広すぎる空間は寂しいものです。
老後の家事はしんどいですが、戸建てだと、一階と二階を何回も上り下りしないといけませんが、ワンフロアーだと楽になります。
また、戸建てだと家族が減った際、空き部屋が出てきます。
2階は特に使わなくなり、物置状態になっているお家も多々あります。掃除がいき届かない箇所が出てきます。
2階にトイレがある場合には、掃除しないわけにはいきません。
家族が多いときはトイレが2個あることはとても便利ですが、老夫婦もしくは、1人になった時は掃除するのが大変ですよね。
ワンフロアーでバリアフリーというメリットは老後のマンション住み替えにはうってつけです。
家族が遠いところにいる場合は、移動手段に困るかもしれないですよね。
車を持ってない方は、公共交通機関を利用するか自転車か徒歩になります。
近くに商業施設やスーパーや病院など、整った環境のところを探すのをおすすめします。
諸費用について把握しておこう
諸費用とは、管理費や修繕積立金、駐車場使用料など様々な費用のことです。
この諸費用は、毎月支払わなければいけない金額です。
戸建ての場合は、玄関先や庭先などは自分で手入れしないといけないですし、修理しなければいけない時は、自分で業者を手配しなければいけません。
マンションだと共用の箇所の修理は管理人さんに言えばすぐ直してくれます。
管理費とは、マンションを維持するための金額のことです。
エントランスがキレイだったり、困った時は管理人さんが助けてくれたりと、住むことの安心感を生み出してくれます。
修繕費積立金とは、エレベーターや防犯カメラの設備点検など、古くなるにつれて修理が必要になる箇所の工事費用として蓄えられています。
修繕積立金は様々な理由で金額が上がる可能性があります。最初に契約した支払いよりも年々上がっていくことも考えてください。
地域によっては自治会費(町内会費)があります。これは管理費とは別です。
地域の有益な情報を得るための回覧板や掲示板など住民同士の交流、清掃活動などのことです。
車を所持していると、駐車場代もかかります。これらを考えると、諸費用だけで結構かかります。
支払いについて考えよう
老後にマンションへ住み替えることを考えると、今住んでいる家を売却して、その金額を足してローンを組むことを考えますよね。
一般的なローン返済期間は35年と考えますが、さすがに老後のローンはそんなに長く組めません。
まとまった金額の頭金が必要となりますよね。そこで当てにするのは、売却した時の金額だと思います。
しかし、思った以上に売却の金額が少ないと、マンションに住み替えてすぐに支払いで苦労するかもしれません。
老後にもらえる年金額も少なくなってきているので、当てにはできませんよね。
大まかな計算をして老後の住み替え予定を決めると思いますが、その時に見落としがちな諸費用も必ず把握してくださいね。
チリも積もれば山となるように、諸費用12か月分は大きいです。
管理会社によっては、諸費用が年々上がっていく可能性がありますよ。
購入の場合、住宅ローンが完済していても、支払いは続きます。
管理費と修繕積立金は固定費ですので、マンション購入後も支払いが必要です。
老後のマンション住まいを後悔しない為に今できること
節約して貯金をすること
老後のマンション住まいを後悔しないために、貯金は必要です。
しかし、貯金は簡単にできないですよね。それでも老後の生活を後悔せず、快適に暮らすためには必要なことです。
支払いはいろいろあり、住民税や保険料や介護保険料など日本にい住んでいる以上必ずあります。
住民税は地域によって全然違いますので、住み替える時には要注意です。
よく、老後に必要な金額は2000万と言われていますが、これは持ち家の場合の計算だそうです。これ以下になることはありません。
では一体いくらかかるかわからないですよね。予期せぬ出来事が舞い込んでくることもあります。
物価高になり消費税も上がり、いろんなものが値上がりしていきます。
食費を抑えようと努力しますが、主婦も毎日は辛いです。手抜きしたい時もあります。
生活費を使い過ぎた月は少し後悔します。しかし、コツコツでいいと思います。
節約が趣味な方はストレスがないと思いますが、一生懸命貯めようと頑張る人はストレスとなることがありますので、適度に頑張りましょう。
保険の見直しをする
体を壊してしまったら、収入源がなくなる可能性があります。
生命保険によっては働けなくなった時に備えての出る保険があります。
若いから大丈夫ではなく、不慮な事故にあうかもしれません。
大黒柱が働けなくなった時はとても大変です。入院したら、看病もして、自分も働きにいくなど大変な日々を送るかもしれないです。
若いうちは働けますが、歳をとると、働けるところがないかもしれません。
そのため、今入っている生命保険の見直しするのをおすすめします。
昔に入ったままの保険だと今の時代にあってない保険かもしれませんよ。
持ち家を売却
持ち家を売却予定でマンションに住み替えを考えている方は、売却に時間がかかります。
車の買取と同じように、一箇所だけで決めず、何軒か査定してもらってから決めると思います。
持ち家ならもっと時間が必要となりますので、早めに行動しましょう。
売却の時も手数料が発生しますのでご注意ください。
ずっと住んでいた場所を離れるというのは、大きな決断力が必要とされます。
家族の成長とともに住んできたお家を手放すというのは、少し寂しい気もありますよね。
しかし、60歳で住み替えたとして、まだ人生20年はあると考えたら、楽しみが増えます。
今までは家族の為にしてきた、あっといまの20年間ですが、老後は夫婦の時間をゆっくり過ごす20年間になります。
今は近い将来のことを考えながら、節約してコツコツお金を貯める時期かもしれないですね。
目標があると人間頑張れるといいますので、老後のマンションに住み替えることを目標に貯めるというのも素敵だと思います。
勤労世代が考えておきたいこと
老後にマンションへ住み替える先は、やはり都会の方が多いと思います。
田舎でも最近は駅近にマンションが結構建てられてます。しかし、公共交通機関もやはり少し不便なところもあります。
働いている時は、電車通勤ならとても便利だと思います。
自転車ではいけない範囲だとバスになりますが、田舎は1時間に1回あれば良い方です。
住む場所にもよりますが、今からお家を購入しようとする方は、戸建てかマンションか迷うところだと思います。
車を所有している人は、マンションだと駐車場代が必要ですが、戸建てだと敷地があれば十分置けます。
駅近のマンションを今のうちに購入しておけば、老後はローンが終わるので、諸費用と固定資産税だけになるという考えもありますよ。
家族構成によっては部屋数の問題もあるかと思いますが、メリット、デメリットを考慮しながら、ご家族で話し合ってみてください。
まとめ
- マンションに住む際は、諸費用の支払いがずっとある
- 災害時のエレベーターが使用禁止の時はデメリットしかない
- 老後のマンションに住み替え計画を決めた時から、資金のことはしっかりと考えよう
引っ越し後のデメリットは、近所トラブルがあった時住みにくいと感じるかもしれません。
老後のマンションでは楽しく優雅に暮らしたいのに、ずっと支払いがあるので、ローンを返済しても、まだ払い続けるというデメリットもあります。
老後は穏やかで快適に過ごす日常を送るために、最善の方法を考えておきましょう。
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