盛り塩はやめたほうがいいと言うのは誤解!正しい方法を覚えよう!
盛り塩はやめたほうがいいと一部で言われていますが、正しい方法で行えば邪気を祓(はら)い、家を守ることができます。
盛り塩は昔から現代にいたるまで、神聖な神事でも使われている歴史あるものです。
ですが、一部では盛り塩はやめたほうがいいとも言われており、盛り塩を怖いものだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
やめたほうがいいと言われてしまう理由は、誤った方法で盛り塩を行ってしまうと邪気を停滞させ体に取り込んでしまう可能性があるからです。
この記事では、正しい盛り塩の作り方や置き場所、やめたほうがいいと言われる理由や対処法、盛り塩を避けた方がいい場所などを解説していきます。
盛り塩は怖いものだと思って警戒している方も、正しい方法を学べば怖がる必要はありません!一緒に覚えていきましょう♪
盛り塩はやめたほうがいいと言うのは誤解!
盛り塩はやめたほうがいいと一部では言われていますが、正しい方法で使えばありがたい効果がいくつもありますよ!
- 縁起担ぎ
- 厄払い
- 魔除け
- 商売繁盛
- 人生のチャンスをくれる人を招く など
そもそも盛り塩は、昔から神事や仏事で使用されており、そこから一般家庭にも広まったとされています。
詳しい由来は判明していませんが、塩は昔から神様へのお供え物として使われていました。
塩には【清浄】や【生命力の更新】という意味があり、古事記(日本最古の歴史書)には海水で禊(みそぎ)や祓いを行った記録も残されています。
現代でも神棚にお供えをする神饌(しんせん)という風習があるのをご存じでしょうか?
米や酒、魚介類や豆類などと一緒に、盛り塩もお供えすることがあります。正月によく見る鏡餅も、この神饌の一つです。
私の祖父母宅の神棚にも、よく米や酒、塩をお供えしていたのを思い出しました。
私が子供のころは、大好きなチョコパイを半分食べて、残りの半分をお供えしていましたね(笑)
今思えば、子供のやることとは言え食べかけをお供えするとはなんて罰当たりな…という反省はさておき。
神様や仏様のお供え物としても使われている盛り塩は、決して怖いものではありません。
一部ではやめたほうがいいと言われる盛り塩も、正しい知識で正しく使えばありがたい効果が得られるのです。
盛り塩の作り方と正しい置き方
盛り塩を置く前に、必ずやるべきことがあります。それは掃除です!
盛り塩は部屋の四隅に置けば結界の役割も果たしますが、部屋の中に邪気があった場合は閉じ込めてしまうことになります。
まずは盛り塩を置きたい場所の掃除をして、換気や陽の光を当てて邪気をできる限り取り除きましょう。
汚れを人間の手でキレイにすることは、盛り塩をするうえで真っ先にやらなければならないことですね。
そして、盛り塩を置くのは「太陽とともに運気が上がり始める昼前」にしましょう♪
太陽が高く昇り始める午前11時頃を目安にするといいですよ。
【用意するもの】粗塩、白い小皿2枚
【作り方】
- 小皿をキレイに洗う
- 小皿に塩を整えながら盛り付ける(円錐状が一般的)
盛り塩に使用する塩は、天然の粗塩が一番いいとされています。食用として加工された食塩は避けるようにしましょう。
小皿は100均でも買えますが、白い和紙などでも代用できますよ!
基本的に盛り塩は2個をワンセットとして使用するので、小皿は最低でも2枚必要になります。
なぜ盛り塩は2個をワンセットにするか、それは「境界線を引く」ためです。
鳥居や狛犬と同じように、左右に配置することでそこから先に邪気が侵入することを防いでくれますよ!
上記にも記載しましたが、部屋の四隅に置けば結界を張ってくれるので、必要に応じて個数を調整しましょう。
- 玄関内側の左右
- 家(部屋)の中心から見て東西南北
- 家(部屋)の中心から見て鬼門となる【北東】と、裏鬼門となる【南西】
家の中の邪気はすべて玄関から入ってくるとされているので、玄関内側の左右に置くのが一番おすすめです。
玄関はキレイに掃除すると風水的にもよいとされているので、しっかり掃除をしてから盛り塩を置きましょう!
家の中心から見て東西南北、鬼門や裏鬼門に盛り塩を置くのもよいとされていますが、中心はどこなのかを先に特定する必要があります。
そのため、玄関に置くのが一番分かりやすく簡単で効率的とも言えますね♪
また、結界ではなく家の一部分(キッチン、洗面所など)を浄化したい場合には、盛り塩を1個置くだけでOKです。
ただし水を使う場所は湿気などで濡れやすいので、交換は定期的に行いましょう!
盛り塩はキレイに整えられていれば細かい決まりはないとされていますが、Amazonや楽天市場などでは盛り塩のキットも販売されていますよ!
こちらはパワースポットとされている「鳴門の渦潮(なるとのうずしお)」の近海からとれた粗塩と、素焼きの八角皿&塩器がセットになった商品です。
これなら天然の粗塩もセットになっているので気軽に始められますね♪
余談・葬儀帰りに塩で体を清めるのはなぜなのか
葬儀に参加すると、帰りがけに小袋に入った塩(清め塩)を貰うことが多いですよね。
この塩は、葬儀から帰って家に入る前に体にかけて使用します。
神道では、【死は穢れ(けがれ)】であるとの考えから、この穢れを祓うために体に塩をかけて使うのです。
また、仏教では「死後はすぐに成仏する」とされているので葬儀でも塩を貰えない場合があります。
宗教、宗派によって変わりますので、気になる方は先祖のお墓があるお寺に問い合わせてみるのもいいですね。
また、相撲で力士が土俵に塩を撒くのも、邪気や穢れを祓い勝利を祈願する縁起担ぎですよ♪
では次に、盛り塩はやめたほうがいいと言われる怖い理由と対処法を詳しく説明していきましょう。
盛り塩はやめたほうがいいと言われる怖い理由と対処法
盛り塩は厄払いや魔除けとして使われますが、使い方や置き場所を間違えてしまうと逆効果になってしまうことがあります。
盛り塩の方法を誤ってしまったことで、家族が悪霊に憑りつかれてしまった、余計に体調が悪くなった…などの怖い報告が実際にあるそうです。
盛り塩はやめたほうがいいと言われてしまうのは、この怖い逆効果を避けるためですね。
盛り塩は邪気を吸収し閉じ込めることで、境界線や結界の中に入れなくしています。
吸収すると言うことは、近くの邪気を呼び寄せる効果もあると言うことです。
呼び寄せて吸収した邪気をそのまま放置して、さらに次から次へと邪気を呼び寄せてしまったらどうなるか…考えただけで怖いですよね。
一つ覚えておいていただきたいのが、「盛り塩にも限界がある」ということです。
グラスに水を入れ続ければいつかは必ず溢れるように、盛り塩にも限界があります。
限界が来る前に定期的に取り換えることが、やめたほうがいいと言われる最大の原因である逆効果を防ぐための最大の手段であり最も大切な対処法になります。
盛り塩を取り換えるタイミング
盛り塩はやめたほうがいいと言われる理由である逆効果のほとんどは、盛り塩を放置してしまったことが原因で起きています。
では早速、取り換えるタイミングをチェックしていきましょう!
- 月に2回(1日と15日)が基本
- 盛り塩が黒ずんでいる
- 盛り塩が崩れている
- 盛り塩が濡れて溶けている
- ほこりやゴミが入っている など
基本的には月に2回が交換の目安ですが、盛り塩に異変や異常が見られたらすぐに交換しましょう!
キレイな状態で盛り塩を保つことで、最大限のパワーを発揮してくれますよ♪
盛り塩の処分方法
次に注意していただきたいのが、盛り塩の処分方法です。
使用した後の盛り塩は、決して調理用に使わないでください!盛り塩が吸収した邪気を体内に入れてしまうことになります!
そもそもラップもかぶせず部屋に置いておいた塩を調理に使うことは衛生上よくありませんよね。
盛り塩の処分方法は、生ゴミと一緒に捨てるのが基本です。
昔は川や海に流していたこともあるそうですが、捨てに行く手間や環境の事を考えると生ゴミと一緒に処分するのが一番簡単で確実な方法ですよ。
例外として神饌として使用した盛り塩は調理に使用しても大丈夫とされています。
その場合にもゴミやほこりが入っていないかなど、しっかり確認してから使うようにしましょうね♪
そしてもう一つ大事なポイントは、「捨てる際には感謝を述べる」です。
家を守ってくれてありがとう、と感謝しながら捨てましょう。
盛り塩はやめたほうがいい場所もある
正しく使えばありがたい効果が期待できる盛り塩ですが、置くのをやめたほうがいい場所があります。
寝室の枕元
一つ目の場所は【寝室の枕元】です。寝ている間の人間は非常に無防備で、憑依されやすいと言われています。
一説によると、人間が眠っている間は魂が死後霊界に旅立つ練習をしているのだとか。
盛り塩は邪気を呼び寄せてしまうため、無防備に眠っている体の中に入ってしまうのです。
少なくとも寝ている時間帯に枕元に置くのはやめたほうがいいですね。
寝室に置きたい場合、昼間のみにするか、邪気の侵入自体を防ぐために入り口の左右に置くといいでしょう。
また、寝室に神棚がある場合はそこに塩をお供えしておくと効果大ですよ♪
トイレ
二つ目の場所は【トイレ】です。トイレに盛り塩を置くのは凶とされており、やめたほうがいいと言われています。
排泄=穢れと考えるのではなく、排泄=肥しと考えて農作物に使用してきており、トイレの夢は金運アップなどの吉夢です。
トイレには神様がいるとも言い伝えられており、神様が住まう場所は人間の手で感謝しながらキレイに掃除をして邪気を取り除くのがいいでしょう。
鬼門と裏鬼門の対角線上
三つ目の場所は鬼が通る道と言われる【鬼門と裏鬼門の直線上】です。
鬼は、鬼門から入って裏鬼門に抜けていきます。
先ほど鬼門と裏鬼門に盛り塩を置くといいとお話ししましたが、鬼門と裏鬼門に置けば鬼の侵入自体を防げます。
ですが、鬼門と裏鬼門の直線上に盛り塩を置いてしまうと鬼の通り道を塞ぐことになり、入って来た鬼が家の中にとどまってしまうのです。
家の中に鬼がとどまる…想像しただけで怖いですね。
鬼門と裏鬼門の直線状に盛り塩を置くのはやめたほうがいいでしょう。
まとめ
- 盛り塩はやめたほうがいいと言われる理由は邪気を停滞させ取り込んでしまう可能性があるから
- 盛り塩は正しい方法で行えば厄払いや魔除け、縁起担ぎになる!
- 玄関内側の左右に置くのが一番簡単で効果的!
- 盛り塩を置く前にはしっかり掃除をしてから昼前に設置する
- 盛り塩による逆効果を防ぐためには、定期的に交換することが最大の対処法
- 使用した盛り塩を捨てるときは、感謝を込めて生ゴミと一緒に捨てる
- 寝室の枕元、トイレ、鬼門と裏鬼門の直線上に盛り塩を置くのはNG!
盛り塩はやめたほうがいいと言われていますが、正しい知識で使用すれば頼もしい味方になってくれます。
やめたほうがいいと言われる理由や原因をしっかりと理解して、正しく使用していきましょう♪
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