めかぶは毎日食べ過ぎてはだめ!1日にカットめかぶ1パックで十分♪
めかぶを毎日食べる場合はカットめかぶ1パック分程度が適量です。
- めかぶを毎日食べ過ぎてはだめな理由
- めかぶの摂取量1日の適量とは?
- めかぶを毎日食べることによる効果
- 手軽で健康に良いめかぶ料理3つ
海藻だし、なんとなく健康に良さそうなイメージがあるめかぶ。
私もよく3パック売りのカットめかぶを買ってきて、アツアツのごはんにかけて食べています♪
味付きめかぶがあまりにも美味しいので、時には2パックくらい食べてしまうこともあります。
ですが、毎日食べ過ぎるのはだめだとご存知でしょうか!?
なぜだめなのかと言うと、食べ過ぎると甲状腺に悪影響を及ぼすからです。
この記事では、めかぶのメリットデメリットや1日の適量、手軽に美味しく食べられるめかぶレシピなどをご紹介いたします。
めかぶを毎日食べ過ぎてはだめな理由!
スーパーのみならず、コンビニでも売られているほどメジャーな海藻といえば、めかぶですよね♪
あのとろ~っとした食感が美味しいと、毎日食べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実は毎日めかぶを食べ過ぎるのはだめなのです!
その理由は、めかぶをはじめとした海藻類に多く含まれている、ある栄養素が関係しています。
めかぶに含まれる栄養素には主に以下のものがあります。
- アルギン酸カリウム
- フコイダン
- ヨウ素
- マグネシウム
- カルシウム
- ビタミンK
- 葉酸
この中で3番目に挙げられているヨウ素を毎日大量に摂取することがだめなのです。
なぜならヨウ素を過剰摂取すると甲状腺機能低下症や甲状腺がんのリスクが高くなってしまうから。
そもそもヨウ素は、甲状腺ホルモンの成分となるミネラルです。
適量を摂れば新陳代謝を促してくれるのですが、過剰に摂ると甲状腺がホルモンの生成をやめてしまいます。
そのため、橋本病をはじめとした甲状腺機能低下症や甲状腺がんのリスクが高まるのです!
なんでも食べ「過ぎ」はだめってことですね…。
めかぶを毎日食べる適正量は1パックで十分♪
食べ過ぎは良くないって分かったけれど、じゃあ適量はどのくらいなの?
毎日市販のカットめかぶ1個分で十分栄養は摂れる!
成人のヨウ素適正量は1日当たり130μgですが、めかぶ100gには390μgのヨウ素が含まれています。
よくスーパーで売られている味付きめかぶのカップ1個分は約40gですから、カップ1個分で毎日の必要ヨウ素量を摂取できる計算になります。
めかぶとわかめ、もずくの違いとは何?
先ほどから当たり前のように話題にしているめかぶですが、そもそもめかぶが何かをご存知ですか?
海藻であることは分かるのだけれど…という方が多いですよね。
正解は、わかめの根元部分をめかぶと呼ぶのです!
わかめは海藻ですので当然根があり、その根元付近をめかぶ、葉の部分をわかめと呼びます。
ちなみに茎の部分は茎わかめと呼ばれ、よくお茶請けとして親しまれているお菓子のアレです!
めかぶとわかめの違いは形だけではなく、ヨウ素の含有量にも表れています。
先ほどめかぶ100gのヨウ素含有量が390μgであるとお伝えしましたが、わかめはなんと100g当たり1600μgもあります。
同じ海藻の根と葉でこんなにもヨウ素の含有量が違うとは面白いですよね。
また、カットめかぶとよく似た海藻にもずくがあります。
スーパーでもめかぶともずくがセットで販売されているのをよく見かけますよね♪
ですが、めかぶともずくはまったく別の種類の海藻です。
わかめがコンブ目チガイソ科という昆布の仲間であるのに対し、もずくはモズク科に属する海藻です。
ヨウ素の含有量は100g当たり140μgでめかぶよりもだいぶ少なめ。
ですから海藻を毎日たくさん食べたい方はもずくにするとよいかもしれませんね。
下記記事で紹介されている塩もずくは私も食べましたが、三杯酢の市販もずくが苦手な方にもおすすめですよ♪
めかぶを毎日食べるとこんな効果が期待できる!
めかぶは毎日食べ過ぎると体に良くありませんが、適量を毎日食べるのであれば、とても良い効果がたくさんあります!
食べやすくて美味しいので、積極的に摂りたい食材の一つです。
めかぶを食べるといったいどんな効果が期待できるのでしょうか?
便秘の解消
めかぶのぬるぬる成分「フコイダン」は水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維には便に水分を含ませ、外に出やすくする効果があります。
また善玉菌のえさとなり働きを活発化させることで腸内環境を整えてくれる効果もあるんですよ。
その結果、便秘を解消させることができます。
糖質・コレステロールの抑制
フコイダンには便秘解消以外にも、血中への糖質やコレステロールの吸収を抑制する効果もあります。
そのため、糖尿病の予防になったり、ダイエットができたりするわけです。
特に糖尿病は食後血糖値の急激な上昇を抑えることがとても大切なので、特に境界線型糖尿病の方におすすめしたい食材ですね!
免疫力を高める
フコイダンにはもう一つ、すごい力があります。
それは、腸で吸収されにくい性質があるため、免疫を活性化させてくれるという力です。
免疫力は20歳でピークを迎え、その後徐々に減っていき40代で半分、70代ではなんと10%にまで減ると言われています。
めかぶを毎日食べることによって、その免疫力の低下を緩やかにすることが期待できます。
血圧の上昇を防ぐ
めかぶに含まれるアルギン酸カリウムという水溶性食物繊維は体内でアルギン酸とカリウムという物質に分離します。
アルギン酸とカリウムはどちらも体内のナトリウムを体外へ排出する効果があるのです。
結果、体内のナトリウム量を減らし、血圧の上昇を防いでくれます。
新陳代謝を活発化させる
最初の章でも書いたとおり、ヨウ素には体の新陳代謝を促す働きがあります。
まためかぶに含まれる葉酸にも細胞分裂を助け成長を促す働きがあるのです。
小さな子供や胎児にとっては成長に必要不可欠なのでぜひ積極的に摂りましょう!
また女性にとっても新陳代謝を活発化させることにより美肌や美髪に効果的なので毎日食べることにより美しくなれますよ♪
骨粗しょう症を予防する
めかぶにはヨウ素の他マグネシウム、カルシウムなど多くのミネラルが含まれています。
またビタミンKはカルシウムを骨に取り込むことを助ける働きがあります。
つまり、この2つが豊富に含まれるめかぶを毎日食べることは骨粗しょう症の予防につながるということです。
特に女性は閉経後に骨の代謝を調節する女性ホルモンが急激に減少するため、骨粗しょう症になりがちです。
そのため、年配の女性にも積極的にめかぶを食べることをおすすめします♪
めかぶのパワーをより効果的に摂れるレシピ3つ
カットめかぶのパックをそのまま毎日食べるのは飽きちゃうな…。
そうですよね、なんでも同じものを毎日続けて食べると飽きてしまいます。
そこで、めかぶのパワーをより引き出してくれて、なおかつ美味しいご飯を3つご紹介いたします。
【材料】1人分
- カットめかぶ…1パック
- 納豆…1パック
【作り方】
- ボウルに納豆とカットめかぶ、納豆のたれを入れ、混ぜ合わせる
- お好みでカットオクラや長芋をさいころ切りにしたものを混ぜる場合はポン酢などを少量足す
納豆に含まれる納豆菌にも善玉菌を増やす効果があることが分かっています。
そんな納豆と同じねばねば系のめかぶは相性が抜群です♪
またオクラや長芋も混ぜると、様々な食感が楽しめごはんがすすみます。
ダイエットを意識している方はごはんの代わりに冷ややっこなどにかけてもOK!
手軽に作れるので「あと1品欲しいな…」という時にも役に立ちますね♪
【材料】2人分
- カットめかぶ…2パック
- 豆腐…半丁(200g)
- だしの素…5g
- 味噌…30g
- 水…300cc
【作り方】
- 鍋に水とだしの素、豆腐を入れ火にかける
- 沸騰したらいったん火を止め、味噌を加える(めかぶに塩味があるので気持ち薄味が良い)
- 味噌が溶けきったら再度沸騰させ、火を止める直前にめかぶを加えよく混ぜる
大豆製品である豆腐や味噌にはミネラルやたんぱく質、ビタミンB群などダイエット中に不足しがちな栄養素が入っています。
そのため、めかぶと豆腐のお味噌汁にすると効果的に摂取することができますよ。
また、ダイエット中は体が冷えがちなので、体内から温めるという点でも良いです。
お味噌汁を鶏がらスープやコンソメスープにしたり、しょうがを加えたりしても美味しいですよ♪
【材料】2人分
- カットめかぶ…1パック
- 卵…3個
- だしの素…小さじ1/3
- 水…10cc
- 醤油…小さじ1
【作り方】
- カットめかぶは粗くみじん切りにしておく
- 卵をボウルにわり入れ、醤油、だしの素、水を加えてよく混ぜる
- 2に1のめかぶを入れ、さらに混ぜる
- 玉子焼き器に油をひき、卵1/3程度を入れて焼いていく
- 半熟程度になったら端から巻いていく、これをあと2回繰り返す
生で食べるイメージの強いめかぶですが、卵焼きに入れると磯の風味が加わって美味しいですよ。
卵には抗酸化作用のある脂溶性ビタミンと疲労回復や皮膚の修復作用のある水溶性ビタミンの両方が含まれています。
脂溶性ビタミンはシミ、シワの予防に効果があり、そこに皮膚の修復が加わることで美肌に効果があります。
さらに卵にはたんぱく質も豊富なので、筋肉や髪を作る原料が手に入ります。
これにめかぶのヨウ素や葉酸が加わるめかぶ入り卵焼きは究極の美容食です!
まとめ
- めかぶを毎日過剰摂取すると甲状腺がんのリスクが高まるのでだめ
- 毎日適量を摂取するとメリットがたくさんある
- 1日の適正量はカットめかぶ1パック分
- めかぶはわかめの根付近の部分
- めかぶには便秘解消・糖質や血圧上昇を抑える・免疫力アップ・新陳代謝を促す・骨粗しょう症防止などの効果がある
- めかぶは生で食べる以外にも味噌汁やスープ類・卵焼きにしても美味しいので毎日摂りやすい
今回はめかぶを毎日食べ過ぎてはだめな理由をご紹介いたしました。
めかぶの食べ過ぎはだめですが、適量を守って食べると私たちの健康にとても良い効果をもたらしてくれます。
あなたも適量を守って、美味しく健康になりましょうね!
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