きんかんの食べ方はそのまま食べても大丈夫!効能やレシピも紹介
秋から冬にかけて旬を迎えるきんかんですが、いざ食べようとすると生のまま?皮ごと良いんだっけ?ふと考えてしまうことはありませんか?
きんかんは生のまま皮ごと食べても大丈夫!
しかも皮ごと食べる方がより体に良い効果を発揮してくれるんです♪
また、柑橘類の皮に含まれるヘスペリジンという成分には血圧上昇抑制や冷え性改善などの効果もあるんです。
状態によっては冷蔵保存も冷凍保存も可能です。
食べ方も甘露煮だけでなくジャムやサラダのトッピングに使う等様々です。
調理方法次第でお子様も一緒においしく食べられます♪
この記事では今年からきんかんをスーパーで買ってみようと思える情報をお伝えしていこうと思います♪
きんかんの食べ方は?そのまま食べても大丈夫!
まずは気になるきんかんの一番シンプルな食べ方を紹介します。
きんかんは生のままで皮ごと食べられます!
軽く水洗いをし、ヘタの部分を爪楊枝などで取ればOK!
小さな種があるので、気になる方はきんかんを包丁で半分に切ると爪楊枝で種が取りやすいですよ♪
少しほろ苦さのある、例えるならマーマレードのような味です。
おいしいきんかんの見極め方と主な産地
きんかんは12月から3月頃まで出回っています。
糖度の高い完熟きんかんを食べたい場合には出始めよりも1月や2月頃に購入してみると良いかもしれません。
ちなみに温室やハウス栽培のものが早めに出荷され、そのあとに露地栽培のものが出回りはじめます。
また、おいしいきんかんはの目安は皮のハリとツヤで見極めます。
オレンジ色も濃く、ヘタ部分の切り口も新鮮なものがよりおいしいようです。
品種も様々ですが主に九州地方での生産が多く、宮崎県の糖度の高い「たまたま」や、種の少ない「ぷちまる」などが有名です。
お好みの品種を探してみるのもひとつの楽しみになりそうですよ♪
小粒な柑橘ゆえ、中身というよりも皮を食べているような気分ですが、この皮にこそ私たちが必要としているものがたっぷりと入っているのです!
きんかんは栄養のある皮ごと食べられるちょっとお得な柑橘類。
次にぜひ知ってほしいきんかんの効能について紹介したいと思います。
きんかんの食べ方を知ったら効能も気になる!
きんかんは生のまま、まるっと食べられることがわかりましたが、あんなに小さな実にどれだけの栄養があるのでしょうか?
柑橘系の皮の部分には栄養があるということは聞いたとこがあるかと思いますが、きんかんの皮にも健康維持のために一役買ってくれる成分がたっぷり含まれています。
きんかんの皮に含まれる健康維持成分ヘスペリジン
きんかんの皮に含まれる成分でなにより注目したいのがヘスペリジンという成分です!
ヘスペリジンはビタミンPともいわれるポリフェノールの一種です。
ポリフェノールは植物が光合成によって作り出す抗酸化物質で、植物の色や苦みはポリフェノールがもとになっています。
ポリフェノールには身体から作り出される活性酸素などの有害物質を無害にする作用があるんです!
活性酸素は、動脈硬化やがんを作り出したり、シミやしわの原因にもなるのでなるべく取り除きたいものです。
そのポリフェノールのひとつであるヘスペリジンがきんかんには含まれています。
主な効能にとして血圧上昇抑制、冷え性改善、中性脂肪低下、肌質改善、ストレス改善などのうれしい効能がたくさん期待できるんです♪
今まで聞いたことのないようなポリフェノールの一種ですが、健康維持のためにはとても有能な成分なんですね。
きんかんに含まれる美容成分ビタミンC
また、きんかんにはビタミンCも豊富に入っています。
ビタミンCはコラーゲンの生成をするために必要な化合物で、シミやしわから守ってくれる抗酸化作用もあるため美容を考える上では欠かせないものです。
ビタミンCは人の体内で作ることが出来ない物質ですので、外から取り入れるしかありません。
それにもかかわらず、ビタミンCが不足すると貧血や心臓障害、筋肉減少などの恐れがあるので人には必要不可欠なものなんです。
さらに、のど飴でもおなじみなだけあってのどの痛みや風邪予防にもすばらしい効果を発揮してくれます。
また、はじめに紹介したヘスペリジンはビタミンCの吸収を助けてくれるので、言うことなしの効能です。
きんかんの皮やスジには食物繊維たっぷり
きんかんを丸ごと食べると必然的に皮やスジも体内に取り入れられます。
その部分に豊富に含まれているのが食物繊維です。
食物繊維は、便秘の予防などの整腸効果や血糖値上昇の抑制などのすばらしいはたらきをしてくれます。
しかし、普段の食生活では食物繊維を多く含む野菜ばかり食べ続けるわけにもかず、なかなか取り入れるのが難しいものでもあります。
スジも一緒に食べられるからこそ、これをチャンスに意識的に食物繊維を摂ってみても良いのではないでしょうか?
丸ごと食べられておいしいだけではなく健康維持や美容にも一役と言わず何役も買ってくれるなんて、とても魅力的ですよね♪
上記でお伝えした成分はごく一部で、ほかにもカルシウムやビタミンEなど、たくさんの栄養が含まれています。
今お伝えしたようなきんかんのすごい効能を知れば、よりおいしくきんかんが食べられるのではないでしょうか?
きんかんの食べ方でおすすめのレシピを紹介!
きんかんの効能について少し詳しくなったところで、生のまま食べるだけではもったいない気がしてきませんか?
次に紹介するのはきんかんを使ったレシピです。
凝った料理も捨てがたいのですが、きんかん初心者にはまずは簡単なものを、ということで。
スタンダードなものから、きんかんさえ手に入れば作れるものまで。
ひとつでもみなさまにヒットするものがありますように♪
きんかんが食べたくなるレシピの紹介です!
スタンダードなきんかんの甘露煮
きんかんと言えば甘露煮をイメージする方が多いのではないでしょうか?
私もこの記事を書くまではきんかん=甘露煮の浅はかなイメージしかありませんでした。
しかし、きんかんを語るうえで代表格レベルということで知っていても損はないかと思いましたので、まずは甘露煮の簡単な作り方から参ります!
【材料】
きんかん・・・300g程
砂糖・・・150~200g
醤油・・・少々
【作り方】
①きんかんを水洗いしヘタを爪楊枝などでとり、味が染み込みやすいように切り込みを入れます。
②きんかんを鍋に入れ、きんかんが浸るほどの水を入れて中火にかけます。
沸騰したら弱火にし、灰汁が出たら除きつつ10分ほど茹でます。
③10分ほど茹でたところで砂糖を入れます。
様子を見ながら5分ほど経ちましたら醤油を少し加え、冷ましたら完成です。
おばあちゃんがコトコト炊いているイメージが浮かびます。
最後に醤油を加えることで、味に深みが出るようですよ♪
手軽に作れるきんかんのはちみつ漬け
さて、手始めにスタンダードな甘露煮のレシピを紹介しましたが、
きんかんといえば甘露煮かのど飴、というイメージを新しくしていきましょう。
甘露煮も良いけど、もっと簡単な調理方法はないかしら?
そう思った方にははちみつ漬けのご紹介です。
【材料】
きんかん・・・300g
はちみつ・・・200g前後
【作り方】
①きんかんのヘタと種を取り、半分またはお好みの厚さに切る。
②保存容器にきんかんとはちみつを入れ、冷蔵庫で3日程置くと完成です。
生のまま漬けても良いですし、①の後に軽くゆでて冷ましたものを漬けるのもアリです♪
はちみつレモンのような感覚で作ることが出来るので、甘露煮よりもチャレンジしやすいですね。
ヨーグルトのトッピングにして食べてもおいしそうです。
はちみつに含まれるブドウ糖は疲労回復に効果がありますし、ビタミンも含まれているのできんかんとダブルで効き目がありそうです。
ちょっとおしゃれにきんかんの果実酒
梅酒は毎年漬ける方も多いのではないでしょうか。
今年は変わり種できんかんでも果実酒を作ってみませんか?
【材料】
きんかん・・・300g
ホワイトリカー・・・540ml
氷砂糖・・・60g
レモン・・・お好みの量
【作り方】
①果実酒用の瓶を煮沸消毒するなどして清潔にしておきます。
②きんかんを水洗いし、ヘタを爪楊枝などできれいに取り除きます。
③容器にきんかん、レモン、氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注ぎます。
④容器に作った日付を記入し、ふたをして冷暗所で保存します。
1ヶ月ほどすると熟成が進んできて、飲み頃になってきます。
ほっと一息つける大人の時間が過ごせそうですね♪
とっても簡単!きんかんのドライフルーツ
きんかんもドライフルーツにしておけばいろいろなものに使える保存食に♪
【材料】
きんかん・・・お好みの量
【作り方】
①きんかんのヘタを取り、種を取ってお好きな厚さにスライスします。
②天日の当たる場所に並べて1日~2日ほど乾かしたら完成です。
紅茶に入れたり、パン生地に混ぜたり、きんかんの風味がぎゅっと閉じこもっているので良いアクセントになりそうです。
見た目もオシャレなきんかんサラダ
買ってきたらすぐに食べたいけど丸のままでは少し味気ないような・・・
かといって茹でたり炊いたりもちょっと面倒くさい!
そんな方にはこちらの食べ方をおすすめします。
【材料】
きんかん・・・お好みの量
野菜サラダ・・・お好みの量
【作り方】
①いつも食卓に上がっているサラダを作ります。
②きんかんのヘタと種を取り、薄くスライスします。
③サラダの上にスライスしたきんかんをトッピングすれば完成です。
鮮やかなオレンジ色がいつものサラダをちょっとオシャレな雰囲気にしてくれますね♪
きんかんの苦みが合う野菜の組み合わせを考えてみるのも楽しそうです。
以上スタンダードなものからとっても簡単なものまできんかんレシピのご紹介でした。
一品料理だけでなくいつもの料理にプラスするだけでも取り入れることが出来ます。
気になるレシピがありましたらぜひ挑戦してみてくださいね!
きんかんの食べ方で保存方法も変わる!
さて、きんかんのレシピをご紹介しましたが、もうひとつ気になるのが保存方法。
毎日食べるものではないので、割とわかりませんよね。
基本的に特別なことはなく、ほかの果物や野菜と同じように保管していただいて問題ありません。
室内温度も一定であれば常温でも1週間ほど保存が可能です。
きんかんを冷蔵庫で保存する方法
きんかんを冷蔵庫で保存する場合ですが、生の場合は乾燥を防ぐためにキッチンペーパーでくるみ、ジップロックなどの密閉容器に入れると良いです。
1週間~2週間は持ちますが、なるべく新鮮なうちに食べてあげてください。
加工済みのきんかんも、加工の仕方によっては日持ちがすると思いますが、様子を見ながら2週間ほどで食べきると良いでしょう。
きんかんを冷凍庫で保存する方法
きんかんを冷凍庫で保存する場合は、ヘタや種は取り除いて解凍後にすぐ加工できる状態にしておくのがおすすめです。
1度で使える量をラップにくるみ、ジップロックなどの密閉容器に入れて保存すると良いですよ。
長く冷凍庫に入れておくとシャーベット状になることがあるので、食感をあまり変えたくない場合には冷蔵保存がおすすめです。
まとめ
- きんかんは生のまま皮ごと食べても大丈夫
- きんかんの皮に含まれるヘスペリジンには健康維持効果がたくさん含まれている
- きんかんの食べごろは1月~2月
- 冷蔵保存も冷蔵保存も可能
- 様々な食べ方があり、レシピも充実している
きんかんについて気になることを書いてきましたが、去年よりもきんかんに興味がわいてきたでしょうか?
冬の短い時期にしか食べられないきんかんには、冬にこそ取りたい栄養がたっぷりと入っています。
四季折々の季節のものをいただくことは日本人としても健康を考えるにしてもとっても良いことです。
食べたことがないものはなかなか手を出すのがはばかられますが、この記事を最後まで読んでいただいたことできんかんの魅力が伝わりましたら幸いです。
健康に良い成分がたっぷりのきんかんでデビューをして、今年の冬を乗り切ってみてください♪
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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