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保存版!!ゴアテックスに寿命はない!経年劣化もしない!正しい知識と手入れ方法をご紹介 

最近、アウトドアブランドやスポーツブランドのブレーカーや靴によく付いているゴアテックスと書かれたタグ。

防水効果に優れているのは知っているけれど詳細がよくわからないですよね。

長持ちさせるのに効果のある方法として、簡単なのは防水スプレーをかけることです。詳しいかけ方はこちら

「ゴアテックスってそもそもなんなの?」「寿命はどれくらいなの?」「どんな手入れをすればいいの?」

持っているけど詳しい素材の内容や手入れ方法をわかっている人、意外と少ないんです。

お持ちのジャケットや靴の寿命はできるだけ伸ばしたいですよね。

素材の知識を身に付けた上で、手入れをすればずっと使える画期的なアイテムになります。

今回は現役スポーツ用品店スタッフの私がゴアテックスの素材解説や、寿命の見極め方など紹介します!

私がおすすめするジャケットと靴もご紹介しますのでまだ持っていない方もぜひ読んでみてください。

 

ゴアテックスの寿命ってどれくらい?経年劣化する?素材の徹底解説!

引用:GORE-TEX 公式HP

ゴアテックスと呼ばれる素材。よくブレーカーやシューズに黒いタグが付いているのを目にしますよね。

ではゴアテックスとはどんな素材でどういった仕組みなのかあなたはご存じですか?

撥水加工や防水加工と書かれた商品と具体的に何が違うのかご説明します!

ゴアテックスとは

ゴアテックスとはゴア株式会社が生み出した素材ブランドのことです。

高い機能性が支持され、さまざまなアウトドアブランドやスポーツブランドで取り入れられています。

さらに、ゴアテックスは国際南極探検隊のアウターや宇宙服にも採用されていて厳しいテストにも合格している実績があります。

信頼性の高い高機能な素材というのは全世界から認められているようです。

ゴアテックスは大きく分けて2種類あります。

タグ種類違い
黒いタグGORE-TEXプロダクト防水機能に特化したもの
白いタグGORE-TEX INFINIUMプロダクト防水性よりもパフォーマンスを優先したもの

今回は防水性のより高い「GORE-TEXプロダクト」をメインに解説します。

ゴアテックスの機能性

ゴアテックスにはすべて3つの特徴があります。

  • 防水性
  • 防風性
  • 透湿性

従来、防水素材と言えばゴム製品がほとんどでした。

確かにゴム素材は水をはじくことができますが密閉性が高いため、蒸気を逃がすことができません。

そうすると汗が冷えて寒くなってしまいます。その悩みを一掃したのがゴアテックス素材です。

絶対的な防水性を持ったうえで蒸気を逃がすことができ、体が冷えることがなくなりました。

その上、防風性も備えており嵐の日でも冷たい風から体を守ってくれます。

この3つの機能性をベースにアイテムの種類によってさまざまな特徴がある万能高機能性ギアなのです。

ゴアテックスの寿命

結論からいうとゴアテックスには寿命はありません。

使用されているメンブレンという素材は経年劣化がほぼなく、生地が破けたり直接損傷した場合以外はずっと使い続けることができます。

しかし、何年間は使えるという期限が定められていないというだけなので、正しい手入れをしないとすぐに使えなくなる可能性もあります。

正しい使用方法と手入れ方法でより長くゴアテックスを愛用しましょう。

ゴアテックスの構造

ゴアテックスの多くは3層構造で作られています。

簡単に言うと表面生地と裏生地の間にゴアテックス独自のメンブレンという素材をサンドしている状態になっています。

メンブレンとは水は通さないけど水蒸気は通すというとてもきめ細かい素材です。この素材によって、防水機能と透湿機能の両立ができるのです。

表面生地と裏生地ももちろんゴアテックス独自開発で、メンブレンに適した素材を使用しています。

3つの生地すべてがこだわり抜いてつくられている、まさに究極の素材といえますね。

ゴアテックスの寿命を最大限まで伸ばす正しい手入れ方法

丈夫で万能なゴアテックス素材ですが、しっかりと手入れをしてあげなければ長持ちしません。

といっても手入れに難しい行程はほとんどありません。

少し手間がかかると思われるかもしれませんが、せっかく高いお金で買ったアイテムです。丁寧に扱って長く愛用しましょう。

洗濯が寿命の長さを大きく左右する

ゴアテックスでまず最初に劣化するのは表面生地です。

雨風に直接触れ、摩擦や衝撃を真っ先に受ける表面生地は防水性、撥水性ともに失われやすいです。

しかし、直接損傷を受けたわけではない機能性の低下は洗濯をすることによって取り戻すことができます。

洗濯方法は、本体に付いている洗濯表示を確認して洗っていただきたいのですが、注意してほしいのは柔軟剤、漂白剤は使用しないということです。

色落ちや、機能性を低下させる可能性があるので使用しないでください。また、必ず全てのチャックを閉めてネットに入れて洗いましょう。

洗濯後の乾燥は湿度の低い日陰で干し、アイロンで熱処理をすると失われた機能性が復活します。

ただ、ここまでの行程を毎回やるのちょっと大変ですよね。

洗濯した日が晴れているとも限らないし、一着だけのためにアイロンを準備するのは手間です。

ですので、少しお金はかかりますがコインランドリーを活用しましょう!

今は洗濯と乾燥を一気にやってくれるものが増えているので、他の洗濯物と一緒にコインランドリーで洗濯してしまうのがおすすめです。

コインランドリーの乾燥機は熱処理をして乾燥してくれますので外に干してアイロンがけをする手間が一気に省けます。

洗濯をするだけで寿命が伸びるのがゴアテックスの魅力でもありますね。

防水スプレーをかける

使用回数が数回のものや、厳しい環境下で使用していない限り洗濯のみで機能性を取り戻すことができます。

しかし、洗濯をしても防水効果が戻ってこない場合があります。

そういう場合は、洗濯をして、しっかりと乾燥させた後に防水スプレーをかけてあげましょう。

大体1本1000円以内で買えるものがほとんどなので1つあると便利ですよ。

防水スプレーは全体にまんべんなくかけた後、30~40分程度乾燥させてもう一度全体にかけます。

2、3回この行程を繰り返すことでより強い効果が期待できます。

※洗濯で機能性が復活する場合はこの行程は必要ありません。

以上がゴアテックスの手入れ方法でした。

え、これだけ?と思う方もいるかもしれませんが、この行程をこまめにやることが寿命を長持ちさせるために最も重要なことなのです。

雨や雪の日に着用したらすぐに洗濯をしてあげましょう。

もし洗濯する時間がすぐにとれない場合は表面についた汚れを布などで拭いて砂やホコリを落としてからハンガーにかけて保管してください。

ゴアテックスの寿命を大きく縮めるNG行動!劣化の原因はコレ

上ではゴアテックスの正しい手入れ方法を紹介しましたが、反対にやってはいけないNG行動は何かをご紹介します。

私のお店に修理依頼で持って来るお客様のほとんどがこのやってはいけない行動をしています。

雑に扱ってしまったことにより、寿命が一気に縮んでしまうので取り扱いには十分注意しましょう。

ここでは、私が実際にお客様から聞いたやってはいけない扱い方をお教えします。

洗濯をしていない

まず一番多いのが洗濯をあまりしていないということです。

先程の正しい手入れ方法で洗濯の重要性は伝えましたが、この行程を無視するとどんどん寿命は縮みます。

よくゴアテックスは、どんな扱いをしても機能性は落ちないと勘違いしている方が多いのですがもちろんそんなことはありません。

確かに厳しい環境下でのテストには合格していますが、それは正しい手入れをした上での丈夫さなのです。

手入れを怠れば普通のレインウエアと同じく劣化してしまうので注意しましょう。

たたんで保管している

よくレインウエアには保管用の袋が付いています。

ですが、この袋はあくまで一時的にたたんでしまっておけるものなのでこれにずっと保管しておくと劣化してしまいます。

なぜかというと、使用後折りたたんで保管すると生地が傷ついたり湿気が逃げれなくなりカビが発生してしまう恐れがあるからです。

使用後は必ずハンガーにかけて生地がしっかりと延びている状態で保管してください。

車に置きっぱなし

雨が降ったときの雨具として使う方が多いのでついつい車の後部座席に放置してしまっている。という方、多いと思います。

車は外気温に大きく左右されやすく、高温多湿になりがちです。

高温は繋ぎ目に使われているシームテープが剥がれやすくなってしまいます。

シームテープが剥がれてしまうと生地の繋ぎ目を守るものがなくなりそこから水が染みてしまいます。

ついやりがちな行動ですが、寿命を縮めてしまうので使わないときは自宅でハンガーにかけて保管しましょう。

ゴアテックスの寿命は最短で何年?寿命の見極め方

次は、ゴアテックスを正しく扱わなかった場合の寿命年数と寿命の見極め方を解説していきます。

ゴアテックスの寿命は最短何年で使えなくなるか

最初に「ゴアテックスには寿命はない」といいましたが、部分的に損傷してしまったり扱いが悪ければ寿命は縮みます。

全く手入れをせず過酷な環境下で使用を続ければ2年ももたない場合もあります。

まず最初に使えなくなるのはメンブレンではなく表面生地です。

経年劣化がないのはあくまでメンブレンのみなので表面生地は手入れを怠れば劣化します。

1、2回の使用で機能性が低下すればそれは不良品の可能性もありますが、1ヶ月丸々なにもしなければ水が染みてくる可能性も否定はできません。

決して安いものではないので、こうならないためにも日頃からこまめに手入れするように心がけましょう。

ゴアテックスの寿命の見極めの目安は?

しっかり手入れをしていたとしてもメンブレン以外のパーツが経年劣化したり外的損傷を受けて使えなくなる場合があります。

まず、生地が破れたり裂けたりした場合は機能性を発揮できなくなるため傷が大きければ買い換えを検討しましょう。

シームテープが経年劣化で剥がれてきた場合は隠していた生地の繋ぎ目から水が入ってしまうので使用を続けるのはやめておいた方がいいです。

しかし、シームテープが剥がれたからといって捨ててしまうのはまだ早いです。

大体どこのメーカーも同様で修理を出すことができます。メーカーの不備でない限り有料とはなってしまいますが、まだ直せる可能性もあります。

修理箇所によっては高額で買い換えた方が安い場合もあるので、必ず修理前には見積もりを出してもらいましょう。

スポーツ用品店や、アウトドアショップなど店舗によってはお店から修理依頼をかけてくれるところもあるので近隣店舗を確認してみてください。

修理不可の場合や、修理代金が高額になる場合は寿命が尽きたといえるでしょう。

ゴアテックスの寿命は靴ならどれくらい?

ゴアテックスにはウエアだけではなく靴もあります。

靴はウエアほど頻繁に洗うのは難しいので寿命が少し短くなりそうと思う方もいると思います。

靴の場合は使用するシーンや頻度によって寿命の長さは異なります。

登山用で使用し、頻繁に濡れたりする場合は50回ほどの使用で水漏れを起こす場合があります。

また、普段用で雨具として使用する場合ならしっかりと手入れできていれば5年から10年使い続けることができます。

登山用でも雨具用としてでも平均して2年から5年は使うことができます。

手入れをしっかりすればウエアと大きく変わらない寿命なので購入の価値は十分にあるといえますね。

では、その具体的な靴の手入れ方法をご紹介します。

水で汚れを落とす

使用後は水で汚れと靴底に挟まった石などを取り除きます。

使用済みの歯ブラシなどを使うのがおすすめです。あまり強く擦ると表面の生地が痛んでしまうので優しく汚れを落としましょう。

風通しのよいところで自然乾燥させる

直射日光は必ず避けてください。日光を当てすぎると素材が劣化してしまいます。

風通しのよい場所で3日ほど干して乾燥させます。

靴はウエアと違ってコインランドリーにいれることは難しいので少し面倒ですが自然乾燥を行ってください。

防水スプレーをかける

靴が完全に乾いたら防水スプレーを靴全体にかけます。やり方はウエアと同じです。

革の部分があるゴアテックスであれば防水スプレーをかける前にクリームを塗ってからスプレーを塗布してください。

スプレーをかけ終わったら再度自然乾燥させて靴の手入れは完了です。

私がおすすめするゴアテックス製品をご紹介

ここまで記事を読んでゴアテックスがどういったものなのか、手入れ方法はお分かりいただけたと思います。

でも実際に商品を買うとなったらたくさんのメーカーがあってどれにしたらいいかわからないですよね。

そこで、私がおすすめするゴアテックスのウエアと靴を1点ずつご紹介します。

今回は雨具として使えて、尚且つおしゃれなものを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 THE NOTH FACE マウンテンライトデニムジャケット

商品紹介

価格49,500円(税込)※執筆現在のAmazon価格
素材表面生地 ナイロン100%
中生地 GORE-TEX
裏生地 ポリエステル100%
仕様インディゴロープ染色加工
ダブルフラップ仕様
ジップインジップシステム
使用シーンキャンプ、トレッキング、タウンユース

THE NOTH FACEから出ているマウンテンライトジャケット。もちろんゴアテックスが採用されていて表面生地がナイロン素材のため軽くて速乾性もあります。

インディゴ塗料で加工してあるため長く使えば使うほど経年変化が楽しめるので、自分だけのジャケットに育てられるところがとても魅力的です。

お値段は少し高めですが、一度奮発して買えばお手入れをちゃんとしなきゃと思えるのでより大切にできると思います。

コンバース オールスター100 ゴアテックス

商品紹介

価格16,500円(税込)※執筆現在のAmazon価格
素材メイン素材 ナイロン
中生地 GORE-TEX
ソール、裏地 合成底
仕様トラクションソール
REACTインソール
使用シーンタウンユース

ゴアテックスにコンバース!?と思った方いませんか?

実はあるんです。ゴアテックスといえばアウトドア感が強く登山靴のようなデザインが多いイメージですよね。

ですが、タウンユースの今や王道、コンバースからもゴアテックスが出ています。

しかもこの商品、ただのオールスターではないんです。従来より出ているオールスター100という機能性に特化したシューズなんです。

防滑性のあるトラクションソールとクッション性、通気性を高めた高機能インソールを採用している万能シューズです。

かわいく、かっこいいデザインと確かな機能性の靴を一足、手にいれてみてはいかがですか?

まとめ

  • ゴアテックスとは防水性、防風性、透湿性の3つを兼ね備えた世界も認める万能素材
  • 3層構造になっておりメンブレンといわれる素材がゴアテックスのメイン素材
  • メンブレンには経年劣化がないためゴアテックスの寿命は、事実上はない
  • 洗濯と熱処理で機能性はよみがえる
  • 正しい手入れをしないと寿命は縮む
  • ゴアテックスを長持ちさせるためには高温多湿を避ける必要がある
  • 損傷しても修理できる可能性があるが、修理できない場合は寿命が尽きたということ
  • ゴアテックスの靴もウエアと大差ない寿命の長さ
  • 靴を手入れする場合は直射日光を避け、自然乾燥させる

ゴアテックスがどんなものなのかお分かりいただけましたでしょうか。

今や大手メーカーのレインウエアや靴に多く採用されているゴアテックス素材。持っている方もたくさんいるはずです。

ですが、正しい手入れ方法を知っている方はすごく少ないと思います。

この記事を読んで、あなたのお手持ちのゴアテックスをより長く愛用してあげてください。

moca

ちなみにふるさと納税はお済みですか?

まだの方は美味しいお米がおすすめですよ♪楽天の口コミ4.9超えのお米、ぜひふるさと納税でお試しください。

Posted by moca