シロアリ駆除費用は30坪でいくら?相場を知り正しく業者を選ぼう
一軒家30坪のシロアリ駆除費用の相場は、15~30万円ほどです!
一般的なシロアリ駆除の薬剤の効果は5年に設定されているため、5年ごとに費用がかかってきます。
シロアリ駆除は実際になにをするのかわからないため、見積もりの費用が適切なのか不安になりますよね。
業者もたくさんあり、どうやって選んだらいいか困ってしまいます。
シロアリ被害は見た目ではわかりにくいため、駆除予防をやらないままでいると、気づいたときには家がボロボロで手遅れな状態になってしまうかもしれません。
この記事では、30坪のシロアリ駆除費用の相場や追加料金、業者の選び方について紹介していきます。
日本の一軒家の一般的な広さである30坪にかかる費用や業者の選び方を知り、自分に合ったシロアリ駆除業者を選びましょう♪
シロアリ駆除費用は30坪のとき相場はいくらになるの?
家の床面積30坪に対するシロアリ駆除費用は、15~30万が相場です。
つまり、1坪あたり5千~1万円かかることになりますので、30坪ではない人も、家の坪数で計算していただければ、大体の相場がわかりますよ。
シロアリ駆除費用 = 家の1階の床の大きさ × 施工単価
全国展開していて規模が大きい業者は施工単価が高い傾向になっており、地域密着型の規模が小さい業者は施工単価が低い傾向になっております。
施工単価は、業者によって単位(1坪、1㎡、1mなど)が違うこともありますので、注意してくださいね!
30坪で30万の出費は、家計が苦しくなるかも…。シロアリ駆除は絶対にやらないとダメなのかな!?
決して安くはない金額のため、やらなくてもいいのなら避けたいところではありますが、そうはいかない事情があるのです。
シロアリ駆除は予防が大切!!被害を放っておくと…
シロアリはぱっと見てわかる場所にはいないため、気がつかない間に家がシロアリの被害にあっているかもしれません。
被害が大きい場合は、最悪、家が崩れてけが人が出てしまったり、住めなくなってしまったりと大変なことに!
被害部分を修理しようとすると、床下土台の補強・修復など大掛かりな工事をしなければいけません。
工事の内容が難しいものになるため、シロアリ駆除以上の高額な費用がかかってきてしまいます…。
どこに被害がでるのかもわからないため、駆除する場所を減らして、費用を安く抑えようとするのも危険です。
費用が高いからとシロアリ駆除を避けるのではなく、シロアリ被害がおこらないための環境作りを優先していきましょう!
シロアリ駆除の工法によっても施工単価は変わる!
『バリア工法』と『ベイト工法』の2種類のシロアリ駆除方法があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを説明していきますね!
バリア工法 | ベイト工法 | |
駆除方法 | 薬剤を散布する方法 | 毒エサを設置する方法 |
メリット | ●即効性がある ●予防効果が高い(5年持続) | ●巣ごとシロアリを全滅できる ●環境や人、ペットに優しい |
デメリット | ●壁や床に穴をあける可能性がある ●アレルギーに注意する必要がある | ●効果が出るまで半年以上かかる ●バリア工法より高額 ●1年に1回ほど定期点検が必要 ●基礎に穴をあける可能性がある |
こんなときにおすすめ | ●被害がすでに出ている ●駆除と予防を同時にしたい | ●化学物質アレルギーがある ●まだシロアリを見ていない |
費用単価 | 【大規模業者】 1坪 6千~1万円 【小規模業者】 1坪 3千~6千円 ※面積によって費用が変わる 単位は坪もしくは㎡ | 【大規模業者】 1m 5千~8千円 【小規模業者】 1m 3千~5千円 ※単位は家の外周の長さ(m) 30坪の場合は、約40m |
多くの業者の基本的な見積もりは、バリア工法の場合を想定して費用を出しています。
予防の面や費用面から考えると、バリア工法がおすすめです!
アレルギーが気になる人は、業者と相談してベイト工法に変えてもよいかもしれませんね。
シロアリ駆除費用に追加料金が発生するケース3つ紹介!
シロアリ駆除では基本の費用とは別に、被害状況・家の構造・その他の要因などで追加料金が発生するケースがあります。
業者によって、追加料金になるのかならないのか対応がバラバラですので、見積もりの際に確認が必要です!
見積もりのためにおこなわれる事前調査は、無料の業者が多いのですが、一部では「調査費」として追加料金になる場合もありますので、気をつけてくださいね。
【ケース1】被害状況により追加料金が発生
シロアリの種類
シロアリ駆除の費用は、日本で一般的な「ヤマトシロアリ」の駆除・予防を想定しています。
「アメリカカンザイシロアリ」「イエシロアリ」がいた場合は、使用する薬剤や方法が違うため、業者によって追加料金になるかもしれません。
私たち素人では、見た目だけで種類を判別できないため、シロアリを見つけたらすぐに業者に相談してくださいね!
木材交換や大工工事が必要
被害が大きく、木材の状態が悪いときには、交換するための材料費や廃材処分費、作業費が追加でかかります。
安全第一ですので、業者の説明をしっかりと聞いて対応していきましょう!
湿度調整工事が必要
シロアリは光と乾燥に弱いため、日陰で湿気があるところに住みつき、腐食した木材を好みます。
「床下に湿気がたまっていて、木材が腐食しやすい」と、工事を提案されるかもしれません。
業者に必要といわれると、不安になってしまい、つい追加してしまいそうになりますが、あせらずゆっくり必要かどうかを考えていきましょう!
床下換気扇設置 : 1か所あたり2万5千~5万円
調湿シート設置 : 1坪あたり2万5千~3万5千円
【ケース2】家の構造により追加料金が発生する
床下点検口がない
シロアリは床下や天井など、日常生活では入ることのない場所にいます。
そのため、点検口がないと、そもそも事前調査や作業ができないのです。
点検口とは、床下や天井などの建物内部に入るための入口のこと。
設置工事は、1か所1万5千~3万円ほどかかる。
点検口が小さいときにも、拡張工事をする場合がありますよ。
駐車場がない
家に業者の車を駐車するスペースがなく、コインパーキングなどを使用しなければならない場合は、駐車料金を請求されるときもあります。
駐車スペースがせまいのであれば、お隣さんなどに事前にお話をして協力してもらい、自分の車を移動しておくとよいですね!
【ケース3】作業時間帯や遠距離の依頼により追加料金が発生する
土日祝や繁忙期に依頼
仕事の都合などで、平日日中の作業依頼が難しい人もいるでしょう。
土日祝日に作業をしてくれる業者もありますが、割増料金を請求されるケースがあります。
事前調査には30分~1時間、実際の駆除作業には最低3時間かかることを想定してスケジュールを組もう!
連休などの繁忙期にも割増料金が設定されているところもありますので、スケジュールの希望は早めに伝え、追加料金の確認をしましょう。
業者の営業拠点から遠い
「シロアリ駆除をお願いしたいな」と思った業者の営業所が、県外にしかない場合などがあるかもしれません。
家から離れた業者に依頼をすると、交通費も費用として請求されることがあります!
営業エリアや出張費があるのかの確認もしていきましょう。
シロアリ駆除費用だけで業者を決めない!選び方4STEP
決して安くないシロアリ駆除の費用。できるだけ安くすませたいですよね。
また、詐欺や悪徳業者も中にはあるため、業者の選び方には注意が必要です。
詐欺や悪徳業者に引っかからずに、たくさんある業者から安くて安心な業者を選ぶにはどうしたらいいの?
サービスの合理化、コストダウン意識の高まりで、相場より安く作業を引き受けてくれる業者も増えています。
業者の選び方を4つのステップで紹介していきますので、一緒に確認していきましょう♪
STEP①見積もりを確認する
悪徳業者に引っかからないためにも、1つの業者だけで決めないことはとても大切です!
少し手間かもしれませんが、複数の業者から相見積もりをとるようにしましょう。
- 内訳内容が詳細に書かれているか
- 「一式」の文字がたくさん使われていないか
- 駆除費用などの単位は統一されているか
- 追加費用もすべて入っているか
- 見積もりの合計金額が相場と大きくずれていないか
「一式」と表記されていると、シロアリ駆除に直接必要のないものまで含まれている可能性もあります。
追加するものも含め、必要なものが全部入っているかの確認は大事です!
費用が相場よりかなり安くなっている場合は、契約後に「これは別料金なので、請求時に追加しておきますね」となる可能性もあります。
一律料金で施工単価を出している業者や、追加料金なしを売りにしている業者もありますので、相見積もりに含めて検討してみてくださいね。
STEP②担当してくれる人の専門性を確認する
わからないことは、しっかりと業者に聞くことも大切です。
説明がくわしくてわかりやすく、質問にもていねいに答えてくれる人が担当だと、安心できますよね。
説明できない業者は知識が浅かったり、業績が少なかったりするため、少し不安になります。
知識がない人がシロアリ駆除を担当すると、正しい方法で薬剤を使用できずに、シロアリ被害がまた起こってしまうかもしれません。
費用だけではなく、人も見て判断していきましょうね!
STEP③過剰なサービスの売り込みがないか確認する
不安をあおるような言葉を使って、高い薬剤を提案されるときもあります。
薬剤の品質が高くなってきているため、基本的には通常のもののままで問題はありません。
けれど、本当に必要な場合もあるため、説明をしっかり聞いたうえで判断していきましょうね。
また、家の構造などが特殊なため、高い施工単価になるといわれる場合もあるようです。
床下換気扇や調湿シートなど、関連商品の売り込みがしつこいときも注意してください。
床下の湿気対策は、直接的なシロアリの予防にはならないため、気にならないようでしたら断っても大丈夫です!
STEP④アフターフォローを確認する
無料保証期間や無料点検があるのか、被害が再発した場合の補償額はいくらなのか、アフターフォローの確認も忘れずにしてくださいね。
無料保証期間
基本的な薬剤の効果は、安全性や環境への配慮を考えたうえで、【5年間】に設定されています。
そのため、無料保証期間も5年に設定している業者がほとんどです。
10年保証など薬剤の効果を長期間保証している業者もいますが、薬剤が強力になると、環境や人体への影響がそれだけ強くなってしまいます。
どんな薬剤で、なぜ10年も大丈夫なのかを絶対に確認してくださいね!
保証期間を明言していない業者もありますので、見積もりを頼むときに一緒に聞いてみましょう。
個人や規模が小さい業者の場合は、数年で廃業したり連絡がつかなくなったりすることもあります。
アフターフォローの面からみれば、規模が大きい業者に依頼するほうが安心ですね。
保証期間中の無料点検
なにかのきっかけで、保証期間中であってもシロアリ被害が再発する可能性はあります。
再発になるべく早く気づくには、定期的に点検をすることが一番ですよね。
業者によって、点検があるかないかなどは変わってきます。
- 定期的に無料点検がある
- 全員ではなく、希望者のみ点検をする
- 無料の点検はなく、有料点検をしている
基本的にはこの3パターンですので、自分の希望にあった業者を選んでいきましょう!
再発で被害が出たときの補償額
被害の補償額を含んだアフターフォローがついている業者は、そもそも施工単価自体が高いです!
手厚いサービスが欲しい場合は、自然とシロアリ駆除の費用も高額になっていきます。
補償額は業者ごとに違い、300万~1,000万円と大きく差が出てきますので、自分の状況を考えたうえで、業者を選んでくださいね。
適用条件も業者により違いますので、補償額と一緒に確認していきましょう!
【番外編】施工単価が高い業者と安い業者の違い
なぜ施工単価が安い業者と高い業者があるのか、この2つの違いはなにか、不思議ですよね。
それぞれの業者の傾向をまとめましたので、より自分に合った業者はどんなところなのか、参考にしてください!
施工単価が安い業者 | 施工単価が高い業者 |
---|---|
最近できた新しい企業 | 昔からある大企業 |
効率を重視する ・余計なサービスをなくす ・アフターなどはなく、駆除のみ | 手厚いサービス ・無料点検がある ・事前調査時に画像やビデオなどで状態を一緒に確認できる |
広告宣伝費をかけず、よかったという口コミでお客様を集める | チラシやテレビCMなどで宣伝してお客様を集める |
とりあえず5年間はシロアリ被害が出なければいい、コストを抑えたい、という人は、施工単価が安い業者がおすすめです。
一方で、事前調査からアフターフォローまでしっかりとお任せしたい人は、施工単価が高い業者のほうが合っていますね。
まとめ
- 一軒家30坪のシロアリ駆除費用の相場は、15~30万円
- 30坪以外の場合でも【家の1階の床の大きさ × 施工単価(5千~1万円)】で計算すると、大体の相場がわかる
- 30坪30万と高いけれど、シロアリ駆除をしないと、家の修理でさらに大きな費用がかかってしまうため、5年ごとの駆除はしたほうがよい
- シロアリ駆除には「駆除予防がしっかりできるバリア工法」と「アレルギーに対応できるベイト工法」の2種類がある
- 「被害状況」「家の構造」「作業日時や場所」により費用が追加になるケースがある
- 悪徳業者に引っかからないために、相見積もりをとって、複数の業者から依頼する業者を選ぶ
- 費用だけでなく、担当する人の専門性なども業者を選ぶときには重要
- コスト重視なら低単価の業者、すべてお任せでお願いしたいなら高単価の業者がおすすめ
せっかくなら、できるだけ安くて品質もよい業者にシロアリ駆除をお願いしたいですよね。
相場と業者の選び方を参考にしていただき、お得でよい業者を見つけていきましょう♪
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