雛人形を片づける日は仏滅でも問題なし!迷信や収納方法もご紹介
3月3日は女の子の成長を願うひな祭りですが、雛人形を片づける日はいつがいいのか悩みませんか?
雛人形を片づける日は、お天気が良ければ仏滅でも大丈夫です!
「仏滅って縁起が悪いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、仏滅は悪い意味ばかりではありませんよ。
また、片づける日を先延ばしにすると婚期が遅れてしまうと聞いたことはありませんか?
この迷信は私も小さい頃に親が話していましたが、共働きの親は片づけるのが遅くなっても仕方がないと休日に片づけていました。
せっかくの子供の成長を祝うひな祭りですから、すっきりした気持ちで片づけたいですよね。
この記事でわかること
- 雛人形を片づける日はいつが最適か
- 六曜について
- 迷信ができた意味や由来
- 雛人形の収納方法
雛人形をお手入れして毎年綺麗な雛人形を飾りましょう♪
雛人形を片づける日は仏滅でも大丈夫!六曜を紹介
雛人形を片づけようと思っても、その日は仏滅だから今度にしようと先延ばしにしたことはありませんか?
実は片づける日が仏滅でも問題はないんです!
仏滅は縁起が悪い日のイメージがありますよね。
しかし仏滅の本当の文字は「物滅」と書き、1つの物事が終わりを経て、新しい物事が始まるという意味を持っています。
また、新しいものを迎え入れるために古いものを手放すという意味もあります。
このことを考えると「ひな祭り」の行事を終えて、次の行事を迎えるために雛人形を片づけることと重ね合わせることができますよね。
つまり仏滅は雛人形を片づける日にしても問題はないということになります。
六曜とは暦に記載されているお日柄のこと
仏滅を含める六曜にはそれぞれに意味があります。
しかし六曜には星座占いや血液型占いと同様に、科学的根拠はないとされています。
科学的根拠がないから六曜は無駄ということではありません。
占いと同じように普段から運勢を気にする方にとっては、お日柄を気にするのは大切なことですよね。
いい部分を信じることで前向きな気持ちになったり、悪い部分では注意深く過ごすことで困難を乗り越えられたりと自分にとってメリットになるならば素敵なことです。
私が言いたいのは、六曜の意味を気にしすぎて雛人形を片づける日を先延ばしにしすぎないでほしいということです。
雛人形を片づける日に最適なのは、太陽がでている天気がいい日です!その理由は後半で解説します。
「でもお日柄が気になる!」という方は下の表を参考にしてみてください。
先勝(せんかち) | 何事も急ぐことが良い。午前中は吉、午後は凶。 |
友引(ともびき) | 大安の次に吉。祝い事は良い、ただし葬式を忌む。朝・夕は吉、昼は凶。 |
先負(せんまけ) | 先勝と反対の意味で、控えめで平静がいい。午前中は凶、午後は吉。 |
仏滅(ぶつめつ) | 何事も遠慮する日、葬式や法事は良い。 |
大安(たいあん) | 何事においても吉。特に婚礼に良い。 |
赤口(しゃっこう) | 祝い事に悪い日。11時から13時は吉。 |
雛人形を片づける日の意味や由来を解説
ひな祭りは女の子の祭りだと言われていますが雛人形を飾る意味はご存じですか?
雛人形を飾るのは子供の成長を願うため、結婚して幸せになってほしいという意味があります。
また、ひな祭りが終わったら雛人形を片づける日を早めにしないと娘の婚期が遅れるという迷信を聞いたことはありませんか。
娘さんの婚期が遅れては大変だと焦って片づけなくても大丈夫ですよ。
雛人形を飾るようになった意味、片づける日を延ばすと婚期が遅れるという迷信ができた由来をご紹介したいと思います。
雛人形を飾るようになった意味
昔の子供は死亡率が高く、子供の成長を願うための厄払いとして身代わりの人形を枕元に置くという風習があったそうです。
雛人形の原型と言われている「立ち雛」は厄払いとして水に流す「流し雛」に使われていました。
雛人形は子供の成長を願う厄払いとして作られ、時代とともに人形も豪華で華やかなものに変化していったそうです。
ひな祭りが女の子の祭りと言われているのは、平安時代の貴族の女の子が「ひいな遊び」という紙や布などで作られた人形遊びを楽しんでいたことから始まります。
その「ひいな遊び」が時代の流れで豪華な人形になり、飾るようになったそうです。
この厄払いの人形と「ひいな遊び」の人形が雛人形となり、子供の成長を願う意味として飾られるようになりました。
また、雛人形は将来のお子様の結婚式の象徴なんだそうです。
将来幸せな結婚ができるようにとの願いの意味もあります。
片づける日を延ばすと婚期が遅れるという迷信の由来
片づける日を延ばしてしまったからと言って婚期が遅れることはありません!
先ほど紹介したように雛人形は子供の成長と、将来の幸せな結婚を願うものです。
諸説ありますがなぜそのように言われるようになったのか、迷信が生まれた由来を紹介します。
- その家の子供が片づけの手伝いもできないと見られる
雛人形を片づけないことで、その子供は家庭でも掃除や片付けなどの家事ができないと見られます。
家事ができないなら結婚には向いていないという印象を与えてしまうことから婚期につながったと考えられます。
- 行事が終わったら早々に雛人形をしまうことはものを大事にすると見られる
物を大事にすることは、結婚してからもいい家庭を築けることにつながるということから婚期につながったのでしょう。
桃の節句を1日過ぎるごとに婚期が1年遅れるといわれるようになりました。
- 雛人形は厄除けを引き受けてくれているから
飾り続けていると厄を受けて身代わりになってくれたものを近くに置いておくことになります。
厄除けのものは遠ざけておいた方がいいことから縁起が悪いとつながったのでしょうね。
- 雛人形は結婚式の象徴だから
将来幸せな家庭を築けるようにと願いを込められている雛人形を早く片づけると「早く片づく=早く嫁ぐ」という意味からきたと思われます。
雛人形を片づけずにいると婚期が遅れるというのは、あくまでも迷信なので深く考え込む必要はありませんよ。
私の家は雛人形を片づける日を先延ばしにしていましたが、私は20代で嫁ぐことができたのできっと大丈夫です(笑)
雛人形を片づける日は天気のいい日を選ぼう!
雛人形を片づける日は太陽がでていて湿気が少ない天気がいい日にしましょう!
雛人形で使われている生地は、絹が使われていることが多いのです。
絹は湿気にとても弱く、雨の日など湿気が多い時を片づける日に選んでしまうと、湿気を含んだ雛人形を片づけることになってしまいます。
湿気を含んだ雛人形を片づけてしまうとカビが生える原因を作り、雛人形が傷んでしまうことになります。
また、夜の時間帯も湿気が多いので雛人形を片づけるのは太陽が出ている時間帯を選ぶことが最適です。
3月は季節の変わり目で寒暖差が大きく、天気も変わりやすいので太陽が出ている日に手早く片付けてしまいましょう!
雛人形の片づけの手順
天気が良くて湿気が少ない日はいつ訪れるかわかりません。
片づける日がいつになっても良いように必要なものを準備しておきましょう。
片づけに必要なもの
- 布手袋
- 羽根バタキか洋服ブラシ
- 面紙に使う紙(専用シート、和紙、ティッシュやお茶パックでも代用可)
- キッチンペーパー、テープ(固定時に必要であれば用意)
- 人形を入れる袋(不綿布等)
- 人形用防虫剤
- 収納ケース
- 新聞紙
1、作業をするときには必ず手袋をしましょう。
素手で雛人形を触ると、手の油分がシミになる可能性があります。
2、雛人形についているほこりやゴミを羽根バタキや洋服ブラシで落としましょう。
雛人形のお顔に傷がつかないように優しくおとすのがポイントです。
ほこりはカビが生える原因になるのでここで綺麗にしておくことが大事になります。
3、綺麗に出来たら雛人形のお顔を専用カバーや和紙で保護(面紙)します。
和紙は水分の吸収力が高く、抗菌作用もあるのでおすすめですよ。
お家にあるティッシュやお茶パックでも代用できます。
保護した和紙やティッシュが落ちてしまいそうであればキッチンペーパーを細長く折り、くるんでテープで固定しましょう。
4、すべてのお顔の保護が終わったら、雛人形を1体ずつ不綿布の袋に優しく入れ、収納ケースにしまいます。
小物も無くしてしまわないように種類ごとに袋に入れて保管しましょう。
収納ケースに入れる際は適度に間隔をあけておくと湿気がこもらず、通気性も良くなりますよ。
5、収納ケースを移動するときに雛人形が転がって破損しないように新聞紙で隙間を詰めましょう。
6、最後に人形用の防虫剤を収納ケースに入れて片づけはおしまいです。
人形用の防虫剤には除湿作用のあるものもありますので、確認して購入してくださいね。
雛人形の収納場所
収納ケースの収納場所は湿度が低くて寒暖差が少なく、直射日光が当たらない、風通しが良い場所を選ぶことが大切です。
押し入れやクローゼットの上段が湿度が低く保管場所に最適です。
キッチンの近くは湿気が溜まりやすいので遠ざけた方がいいですよ。
雛人形の収納ケースの種類
雛人形の収納ケースは通気性のいいものが最適です。どのような収納ケースがあるか紹介します。
- 桐の収納ケース
桐には防虫効果を期待できる成分が含まれており、虫食いを防ぎやすいです。
桐は通気性も良く湿気が溜まりにくいという特徴もありますので、まさに雛人形を収納するにはぴったりなケースですよ。
- プラスチックの収納ケース
安価でどこにでも売っているので手に入りやすいですが、除湿剤や防虫剤は必須です。
クローゼットや押し入れなどに入れてからも定期的にフタを開け、風を通すことが必要になります。
ふたをあけて風を通すだけでなく湿気が溜まるのを防ぐため、雛人形を取り出して陰干しする必要があります。
定期的に風通しが必要なため手間がかかりますので、風通しすることを忘れてしまいそうな方や面倒な方は桐の収納ケースを選びましょう。
まとめ
- 雛人形を片づける日は仏滅でも問題なし
- 仏滅の本来の文字は「物滅」と書き、次の行事を迎えるために片づけることは良いとされるので雛人形を片づける日に適切な日と言える
- 仏滅を含む六曜はお日柄のことで科学的根拠はないため、深く考えなくても大丈夫
- 片づける日が遅くなっても婚期が遅れるというのは迷信なので気にする必要はない
- 雛人形を片づける日に最適なのは湿度が低く太陽が出ている天気が良い日
- 片づける時は湿気が少ない太陽が出ている時間帯が良い
- 雛人形の収納ケースは桐の収納ケースが通気性が良く最適
- 雛人形を収納する場所は湿気が少なく風通しの良い、押し入れやクローゼットの上段
雛人形は子供の成長や将来の幸せを願うものだからこそ、綺麗な状態を保ち続けたいですよね。
片づけるのは結構時間と手間がかかりますが、傷んだ雛人形にならないようにお手入れは必要です。
毎年綺麗で華やかな雛人形を飾れるようにこの記事が少しでも参考になると嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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