お好み焼きは生焼けだと腹痛になる!生焼けの判断法や対処法をご紹介!
お好み焼きは生焼けだと腹痛を引き起こす可能性があり、その原因は加熱不足による消化不良です。
小麦粉を水で溶いて平らに広げ焼いた「煎餅(せんびん)」がお好み焼きの原型であり、その始まりは新石器時代だと言われています。
現代ではさまざまにアレンジされ、地域によって味付けや具材が異なりますね。
私も子供も大好きで、家でもよく焼いてソースたっぷりにして食べています(笑)
家でも手軽に食べられる大人気のお好み焼きですが、生焼けだと腹痛を起こす危険があるので調理をする際には注意が必要です。
この記事では、お好み焼きの生焼けによる腹痛を防ぐため、生焼けの原因や判断法、対処法を紹介していきます!
しっかりと覚えて、おいしいお好み焼きを作りましょう♪
お好み焼きが生焼けだと腹痛になるのは消化不良が原因
冒頭でもお話をしましたが、お好み焼きが生焼けだと腹痛を起こすのは消化不良が原因です。
小麦粉には【アミラーゼインヒビター】という毒性たんぱく質が含まれています。
このアミラーゼインヒビターが消化酵素の働きを悪くし、小麦粉の主成分であるデンプンを糖に変える働きも鈍らせてしまうのです。
その結果、分解されなかったデンプンが腸にそのまま流れ、吸収できないデンプンを一生懸命に排出しようとして腹痛や下痢が引き起こされます。
このデンプンが排出されず腸に残ると、最悪の場合は腸閉塞になり死に至る可能性も。
お好み焼きが生焼けの時に腹痛が引き起こされるのは、体の防衛反応ということですね。
悪さをするアミラーゼインヒビターを抑制する方法は一つで、【小麦粉を調理する場合は90度を目安にしっかり加熱する】です!
90度以上で小麦粉を加熱することにより生焼けを防止し、アミラーゼインヒビターの悪い働きを阻止できますよ。
日テレの「ザ!世界仰天ニュース」でも紹介された粉類を保管するときの注意点
お好み焼きを調理して食べる際に注意すべき点は、アミラーゼインヒビターだけではありません。
注意すべきは、粉類に含まれるたんぱく質を餌として繁殖する可能性がある【ダニ】です。
ダニは人間のフケやアカを餌にしますが、小麦粉やお好み焼き粉も好んで食べます。
小麦粉の中にダニが入り繁殖し、その粉を使って調理したお好み焼などを人間が食べることでダニアレルギーを発症するのです。
ダニは繁殖率も高く、たった一日でも爆発的に増えていきます。
そのダニを食べたことでダニアレルギーが発症すると、腹痛やぜんそくの症状が現れ、最悪の場合は呼吸困難や意識障害も引き起こされてしまうのです。
では、ダニから粉類を守るためにはどうすればいいのでしょうか?
- 密閉容器に入れて冷蔵庫・冷凍庫で保管する
- 常温保存をしたい場合は、密閉容器に乾燥剤も入れてシンク下やコンロ下以外の場所で保管する
袋のままでは、開いた口から小さなダニは簡単に入り込んでしまいます。
ダニが活発になる条件は【気温25℃以上、湿度60%以上】なので、この環境を避けるためにも密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのが一番安全ですね。
密閉容器に入れることで、野菜などから出る湿気からも粉類を守ることができますよ。
シンク下などには配水管があるので、お湯を流すと温度や湿度が上昇しやすく、ダニが繁殖しやすい環境になります。
シンク下やコンロ下の戸棚に粉類を保管するのは避けましょう。
また、粉類は長期保存が可能ですが、開封した場合は一か月以内に使い切るようにすると安全ですよ♪
ダニが繁殖しているかどうか確かめるには、黒い皿や紙の上にスプーン一杯分の粉を出してみましょう。
もし小麦粉内で繁殖しているようであれば、じっと見つめていると小さく動くダニが見えると思います。
見つけてしまった場合は、迷わず廃棄する方が無難ですね。
たとえ加熱してダニ自体が死滅したとしても、ダニの死骸やフンでダニアレルギーを発症する可能性があります。
まずはダニを侵入させないよう、保管方法を見直していきましょう!
お好み焼きが生焼けか判断するためには竹串を使おう!
お好み焼きが生焼けかどうか判断する簡単な方法には、竹串を使います。
爪楊枝でも判断は可能ですが、短い爪楊枝では指がお好み焼きに近くなるのでヤケドには気をつけましょうね。
- 片面を焼いた後、コテやフライ返しで少し生地を浮かせて割れたり崩れたりしないか確認する
- ひっくり返して焼けたかなと思ったら、生地の真ん中に竹串を刺す
- 竹串に生地がくっついてこなければOK!
とても簡単にお好み焼きが生焼けか判断ができるので、この方法はオススメです。
また、生地をコテやフライ返しで割り開き、断面を見て生焼けかを判断する方法もありますよ。
ただし、その方法では見た目も崩れ、人によって判断基準にムラがでてしまうので、基本的には竹串を使う方法をオススメします。
お好み焼きが生焼けになる原因は主に4つある
①生地が分厚過ぎる
ふわふわの大きいお好み焼きが食べたい!と誰しもが思いますよね。
ですが、生地を分厚くし過ぎてしまうと火の通りは当然悪くなり、生焼けの原因になります。
②具材が多い
具材には、生肉や海鮮を使用することも多いですよね。
その具材を大量に生地に投入することで火の通りに時間がかかり、表面だけ焦げて慌てて取り出すと中は生焼け…なんてことも。
③火力が強すぎる
火力が強いと、生地の表面だけがあっという間に焦げてしまいます。
中が生焼けなのに、外は真っ黒焦げ…なんて最悪の事態は避けたいですよね。
④水分量が少ない
水分は熱伝導に優れています。この水分が少ないと、生地の中まで火が通りにくいのです。
お好み焼きを作る際の水分量は、必ず適量を守りましょう。
以上の4つが、お好み焼きに火が通らず生焼けになる主な原因です。
具材や水分量、火加減を最適にすることが生焼け防止になるので覚えておきましょう♪
お好みソースで有名な【オタフク】の公式YouTubeチャンネルでは、おいしいお好み焼きの作り方も紹介されています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!観ているだけでお腹がすきますよ(笑)
この動画を見てお好み焼きが食べたくなったら、オタフクのお好み焼きこだわりセットを購入してみてはいかがでしょうか。
山芋パウダーが入っていて、どなたでも簡単にふっくらとおいしいお好み焼きが作れるのでおすすめですよ♪
お好み焼きが生焼けだった場合の対処法を3つご紹介!
お好み焼きの中が生焼けだった…という場合の対処法を3つご紹介します!
①フライパンに蓋をして弱火で焼いて火を通す
生焼けのお好み焼きをフライパンでじっくり火を通す対処法です。
フライパンで焼き直す際のポイントは【必ず蓋をする】ことですね。
蓋をすることで中が蒸し焼き状態になり、中までしっかり火が通りますよ。
ホットプレートでも同じ対処法で火を通せるので、手軽に焼き直しができます!
②電子レンジで加熱する
「もうフライパンを洗っちゃった…。」という方には、電子レンジで中まで温める対処法をオススメします。
皿に生焼けのお好み焼きを乗せ、ふんわりラップをかけてから【1分ずつ加熱】していくだけです。
竹串で確認して生地がくっついてくる場合、もう1分加熱してみましょう。
③オーブントースターで中まで焼く
オーブントースターで焼く場合は表面が焦げる可能性もあるので、様子を見ながら【10分~15分】加熱していきます。
ソースなどを塗ってしまった場は特に焦げやすいので、アルミホイルをかぶせてから焼くと焦げにくくなりますよ♪
どの対処法も簡単に実践できて、生焼けのお好み焼きに火を通すことができます。
おいしいお好み焼きを食べるために、ぜひ覚えておいてくださいね♪
こそっと裏技ですが、冷凍のお好み焼きを電子レンジで温めたあとに少し多めの油で焼き直すと表面がカリッと仕上がりますよ!
まとめ
- お好み焼きが生焼けの場合に腹痛が引き起こされるのは消化不良が原因
- お好み焼きで腹痛が起きた場合はダニアレルギーの可能性もある
- ダニの繁殖を防ぐため、粉類は密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのがオススメ
- お好み焼きが生焼けかを判断するには竹串を使う
- お好み焼きが生焼けになる原因は主に4つ(生地が分厚い、具材が多い、火力が強い、水分量が少ない)である
- 生焼けのお好み焼きは、フライパン、電子レンジ、オーブントースターで焼き直しができる
粉の保管方法や焼く際の注意点を守れば、お好み焼きの生焼けによる腹痛は防げます。
大好きなお好み焼きで腹痛を引き起こさないためにも、材料や火加減の適量を守り、粉の保管方法にも気をつけましょうね♪
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