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大学の志望理由書は将来の夢がない場合でも書ける!書き方と例文

志望理由書、将来の夢がない場合何を書くか困りますね。あなたがその大学を志望したきっかけになったことを、思い出してみましょう。

「夢はない」「大学で見つける」はNGです。

大学を受験する時、志望理由書なんてどう書けば良いか分からない、と頭を抱えていませんか?

志望理由書を書くのは、それほど大変ではありません。将来の夢がない場合でも、構成を知っていれば書けます。

実際に大学に合格した学生の中で、将来の夢や目標が明確だった人は、どのくらいいるでしょう?多分、多くありません。

就職せず進学したい、地元を離れて一人暮らしがしたい、その土地に住みたかった…など、あいまいな動機で受験して大学に合格しています。

ですので「将来の夢がない場合」でも、志望理由書の構成を理解することで、大学合格は難しくありません。

 

大学の志望理由書で将来の夢がない場合に知っておくべきこと2点

あなたはどうして、これから受験しようとしている大学を、「ここに行きたい」と決めたのでしょうか。

地元だから、偏差値がちょうどよかったから、一人暮らしがしたかったから…理由はそれぞれですが、その大学に決めた決め手は何でしょう?

きっと、同じような条件の大学は他にもあったはずです。将来の夢がない場合でも、何かきっかけがあったと思いますが、思い出せますか?

こんな風に、まずは自分のことを知ることが、志望理由書を書くためには必要です。

将来の夢がない場合には、夢を持って受験しようとする学生さんよりも、この自己分析はかなり難しいと思います。

ですが、この段階で自分のことをより深く知ることができなければ、志望理由書を書くことはできません。大切な過程です。しっかり思い出しましょう。

次に、志望した大学の特徴を調べましょう。学科、授業内容、学びたいと思った先生やゼミ、興味があることがあって研究がしたい、などです。

また、校外活動や実習の状況などはどうでしょう?自分が受験しようとする学科の卒業生は、どんな所に就職している方が多いですか?

どうでしょうか。行きたいと思った大学のことが、理解できたでしょうか?分からなければ、同じような大学とどこが違うのか、比較してみましょう。

同じような条件の他大学の、パンフレットやホームページと見比べてみてください。卒業生の進路も調べてみましょう。

きっと、将来の夢がない場合であっても、他大学にはない、自分が受けようとしている大学の、特徴が見えてくるはずですよ。

将来の夢がない場合でも、その場しのぎの夢を書いてはいけません。面接で志望理由書に書いた内容と食い違いがあると、面接官に突っ込まれます。

この2点を中心に、大学では志望理由書を読んでいます。選考基準は「この学生は大学で何を学びたいと思っているか。うちの大学に入れるべきか」なのです。

大学の志望理由書の書き方は?構成には決まりがある!

志望理由書の書き方は、4部構成が基本です。制限文字数が少ない場合は、下記の2と3を書いていく、2部構成の書き方にします。

  1. 志望する理由
  2. 志望するようになったきっかけとなるエピソード
  3. 大学に入ったら学びたいこと、他の大学にはない志望大学の特徴
  4. 自分の将来像

1、志望する理由

最初の書き始めが迷いますね。志望理由書の書き方は、初めの言葉として「貴学を志望した理由は~です。」が定番です。

または、「私は将来~になりたいと思います。そのために、貴学の~で勉強をしたい(研究をしたい)ので、貴学を志望いたしました。」ですね。

このように書き始めることで、大学の特徴までをしっかり把握していることを、志望理由書の最初に印象付けることができますよね。

2、志望するようになったきっかけとなるエピソード

どうしてこの大学を志望したのか、きっかけとなった出来事などを書きます。この時に、大学の特徴にもつながることが書けます。

書き出しとしては「私が貴学を志望するきっかけとなったのは、高校時代の~です。」など、書き方は時期から書き出すのがおすすめです。

高校時代や小さい頃から頑張って続けてきたことなどはありますか?どんな経験をしてきましたか?その時どう思いましたか?

自分のしてきたことを深く掘り下げてみてください。たとえ将来の夢がない場合でも、志望校を選んだきっかけとなったことを、よく考えてみましょう。

また、きっかけとなったことについて、印象に残っているエピソードを思い出してください。

自分の頑張りや思ったことを伝えるには、具体的なエピソードを盛り込むことで、より相手に伝わりやすくなりますよ。

3、大学に入ったら学びたいこと、他の大学にはない志望大学の特徴

書き方としては、「貴学では~学科で、~のような教科や講義があり、自分が興味のある~の知識を深めることができると思いました。」などが定番です。

志望した大学で学びたいこと、大学の特徴を理解している、ということを、具体的に授業名や先生の名前を挙げて、アピールします。

ここで注意点があります!「様々な、色々な、幅広く」など、具体性を欠く言葉はNGです!「それなら、うちの大学じゃなくてもいいよね」と思われます!

志望理由書を書く時に、志望した大学の特徴をよく調べて、どんな学科があるのか、どんな研究ができるのか、どんな先生がいるのか理解しましょう。

同じようなことが学べる、他校のパンフレットやホームページなどをよく読んでみたり、比較したりしてみてください。

また、志望する学科や、勉強したい内容が関連する職業のことなどを調べてみるのも、良い志望理由書を書くための大切な情報です。

気が付いたこと、志望校の特徴など、志望理由書の中に盛り込みたいと思ったことは、ノートなどに書き出しておくと良いですね。

大学への志望理由書の書き方は、この部分を一番のメインとして書いてほしい、重要なポイントですので、文章の割合を一番多く割いてください。

4、自分の将来像

将来の夢がない場合でも、ここまでの構成の中で、大学を志望した「きっかけ」と「志望した理由」は掴めたのではないでしょうか。

大学の特徴・特色、自分が興味を持った授業や学科などと、自分の将来像をつなげて書きましょう。

最後に締めですね。「以上が、貴学の志望理由です。進学後は目標実現のために精一杯~」と書きましょう。

改めて書き出さずに、自分の将来像をつなげた文面からそのまま「~なれるよう努力していきたいです。」と書くのも良いですね。

大学の志望理由書の例文紹介!大学が見るポイントは2点

志望理由書の例文を挙げてみます。要約してありますので、参考になりそうな部分があればと思います。

こちらは、ある栄養学科を受験した学生さんの、志望理由書の例文です。

私は将来、行政栄養士になり、地域住民の方が自発的に健康増進できるように取り組みたい。

その夢を持つきっかけは、2つある。

1つ目は、小学校から続けている趣味のダンスだ。健康には運動も大切だが、栄養面からの身体作りも必要と感じたからだ。

栄養学のエキスパートである管理栄養士の仕事に強く憧れを抱くようになった。

もう1つは、高校1年の頃、家族が生活習慣病に関する病気をしたことだ。生活習慣が健康を脅かすのを、目の当たりにした。

貴学では、病院や施設における実習を重視しており、他分野との連携についても学ぶ科目がある。

そして、貴学が掲げている理念にとても感銘を受け、ぜひ貴学で学びたいと思うようになった。

貴学に入学したら、栄養学を病気の「予防」の観点から学びたい。

また、ボランティア活動にも参加し、地域の中での栄養士の活動に触れてみたい。

将来は、地域で栄養士として、病気の「予防」、健康でいるための住民の生活を支えたい。

以上の理由によって、貴学への入学を強く希望する。

引用:論文オンライン

「この大学のこと(特色、特徴)を知っているか」

上記の例文の中には、大学の特徴である「管理栄養士の資格取得」ができる点や、特色、大学の理念にまで触れています。

このように、志望理由書では、大学の特徴をしっかり把握し、具体的なものを文章に入れることが大切です。

ですので、自分がどうしてこの大学を志望したのかという理由と、大学の特徴について、よく調べて知る必要があるのです。

志望理由書では、この「大学の事を詳しく知っているか。この大学でないといけない理由」がしっかり書かれているかを見られます。

「入学後に学びたいこと」

上記の例文の中に、将来を見据えて自分が学びたいと思っている教科、参加したい活動などが書かれています。

志望した大学で、どのような活動(地域のボランティア活動など)がされているのかを、しっかり把握して、志望理由書の中に落とし込んでいます。

大学に入ってから、どのようなことを学びたいと思っているのか、目指している資格取得などはあるのか、などの点も確認しています。

将来の夢がない場合であっても、この大学のどの学科を受験しようと思ったのか、きっかけになったことは何でしょうか。

自己分析がしっかりできていれば、目指したい大学の学科では、どんなことが学べるのか、それを自分の将来像と結び付けられますね。

また、就職先としてどんな所があるのか、卒業生はどんな所に就職しているか、などを調べることも有効です。

先輩方の、就職先や進学先から逆に考えて、将来はこういうところに就職がしたいので、貴学を志望しましたと書くことができますね。

まとめ

  • 志望理由書を書くには、将来の夢がない場合では、より自分のことをしっかり分析する必要がある
  • 志望理由書は、志望した大学の特徴(教科や先生、授業内容など)をよく知っているかを読まれている
  • 志望の理由になる、きっかけのエピソードは、具体的に書いた方が相手に伝わる
  • 大学でどんなことを学びたいか、どんな活動がしたいかを具体的に挙げる
  • 将来像は、大学で学ぶことができる内容と自分の志望のきっかけを、関連付けて書くと良い
  • 将来の夢がない場合は、卒業生の就職先から自分に合う先をピックアップし、そこに行きたいと書いても良い

いかがだったでしょうか。大学の志望理由書は、将来の夢がない場合であっても、構成が理解できれば書くことができます。

自分のことをよく知ってもらい、いかに志望した大学に入学したいと思っているか、自分の思いが伝わるように考えて書くことが大切ですね。

cohata

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Posted by cohata