インコの寒さ対策は手作りで温室を♪バードヒーターや温度管理法も!
インコは温暖地原産の鳥なので、手作りの温室で冬の寒さ対策はしっかりとしましょう!
インコに限らず、寒さに弱い小鳥を飼育している人は冬の寒さ対策に頭を悩ませているのではありませんか?
私もむかし、同じく寒さに弱い文鳥を長年飼っていました。
インターネットで簡単に情報が手に入らない時代でしたので、冬の寒さ対策と言えばケージを毛布で覆うくらいでした。
今ならきっと温室を手作りし、バードヒーターも設置してしっかり寒さ対策をすると思います。
今回はインコの寒さ対策に保温カバーを手作りする方法や、手作りのビニールカバーがおすすめできない理由について調べました。
寒さ対策に欠かせないバードヒーターやサーモスタットのおすすめ品も載せておりますので、小鳥を飼っている人は必見ですよ!
インコの寒さ対策には手作りの温室を作ろう!
インコを飼っている人は万全な冬の寒さ対策が必要です。
インコは暖かいオーストラリア原産の鳥で寒さに弱いため、しっかり寒さ対策を行わないと特に幼鳥や老鳥、病鳥などは、最悪の場合死に至る可能性があります。
寒さ対策と言えば、何といってもケージ内の保温です。
鳥専用のアクリル保温カバーも市販されていますが、かなり高価なのでなかなか手が出ませんよね?
市販の保温カバーを購入しなくても、100均やホームセンターで購入できるものを使い、簡単に手作りの温室を作ることができますよ♪
100均のプラダンで簡単に手作りカバーを作成!
手作り温室作りを安く済ませるためには、100均にあるプラダンを使って作ることがおすすめです!
プラダンとはプラスチック段ボールの略で、軽くて加工しやすいことが特徴です。
ただし、プラダンはその名の通りプラスチック製なので、バードヒーターの熱が近すぎると溶けてしまいます。
手作り温室をプラダンで作成する際は、直接ヒーターに当たらないよう工夫することが必要です!
ケージをメタルラックに置いている人は、メタルラックの周りをプラダンで覆うという方法がおすすめですよ。
ケージをチェスト上などに置いている場合は100均で売っているワイヤーネットの囲いを作ってから、その上にプラダンを貼っていくやり方があります。
ホームセンターにあるポリカーボネート板を使って手作りするのもおすすめ
プラダンは安価で手に入り加工もしやすいのですが、不透明なため中のインコの様子が分かりません。
インコの様子が気になる人におすすめなのは、ホームセンターで手に入るポリカーボネート板を使った手作り温室です!
ポリカーボネートとはプラスチックの一種でポリカーボネート樹脂が原料です。
耐衝撃性・耐久性に優れ、日光にも強いのでカーポートの屋根や屋外看板などあらゆる場所で使用されています。
ポリカーボネートは耐熱温度も-40℃~125℃と低温・高温にも強いので、インコの温室作りにピッタリです♪
ただ加工はしづらいため、ポリカーボネート板をそのまま使用する温室作りの工夫が必要です。
透明度はアクリル板と比べるとやや劣りますが、プラダンより透明度がありますので中のインコの様子が見たいときに便利です。
インコの寒さ対策にビニールカバーはNG!?
インコの寒さ対策で保温カバーと言えば、ビニール製カバーを思い浮かべる人も多いと思います。
ですが、ネットで見ると「ビニール中毒によってインコの具合が悪くなった」という口コミがあります。
口コミをみてビニールカバーを使うことに不安を感じる人もいるでしょう。
結論から言いますと、市販の小鳥用ビニールカバーを使用する場合、ビニール中毒が起こる心配はないです。
ですが、専用のビニール以外で自作をするのはおすすめできません!
そもそもビニール中毒はなぜ起こるの?
インコがビニール中毒を起こす原因はビニールカバーの材質とヒーターの熱にあります。
ビニールカバーの材質は塩化ビニールというものです。
ビニール製品を思い浮かべて頂くと、独特のビニール臭がしますよね?
あのビニール臭は塩ビ臭と呼ばれるもので、熱することにより有毒なガスを発生させるのです。
それがインコの体内に入り、咳が出たり食欲がなくなったりといった症状が出ます。
もちろん市販の小鳥専用ビニールカバーでも新品ではビニール臭がします。
ですが当然小鳥に使用することを想定して製品開発がされているため、24時間以上の陰干しやアルコール除菌スプレーをしてから使用をすれば問題ありません。
ビニールカバーに関してはネット上の口コミでも賛否両論ありますが、小鳥専用のビニールカバーで寒さ対策をすることは有効です。
自作のビニールカバーは使わないようにしよう!
ビニール製品は加工がしやすく安価で手に入るため、自作して手軽に寒さ対策をしたいと思いますよね。
しかし専用ビニールカバー以外の場合、小鳥など生き物が使用することは想定されていません。
そのため、有害ガスが発生する可能性は極めて高いです!
ですから自作のビニールカバーを使用することはおすすめできません。
やはり小鳥専用のビニールカバーを購入して使用しましょう!
小鳥専用のビニールカバーは「ペッズイシバシクオリス小鳥カゴの防寒カバー」がおすすめです♪
S~Lサイズが展開されており、ジッパーなし・ジッパーありの両方が販売されています。
ケージのサイズや使用の仕方で選択できるのがうれしいですよね♪
インコのケージ内は寒さ対策として温度管理が重要!
インコの寒さ対策で重要なのが、ケージ内を暖かく保つ温度管理です!
温度管理はバードヒーターとサーモスタットの2つで調整していきます。
ここでは、バードヒーターの種類とサーモスタットとは何か、おすすめ品はどれかという情報をご紹介しますね♪
バードヒーターの種類
インコの寒さ対策で必要なのが、バードヒーター(ペットヒーター)です。
私が文鳥を飼っていた数十年前にはほとんどありませんでしたが、最近では様々なタイプのバードヒーターが販売されています。
バードヒーターには大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴とデメリットについてまとめてみました!
パネルヒーター
インコが自分で距離によって体温調節をしやすいため、幼鳥や病鳥におすすめ
デメリットはコードカバーのないタイプだとコードをインコにかじられる可能性があること
遠赤外線で温めるタイプもあるので選択肢としてあり
保温電球
電球が熱を放射して空気を温めるためケージ内がすぐ温まる!複数飼育におすすめ
デメリットはカバーをしていても長時間使用すると熱くなるため、やけどや火事の恐れがある
特にケージ内で使用するときはインコがやけどしないよう注意が必要
止まり木型
羽毛に覆われていない足元から温められる、見慣れた形なので警戒心を抱かれにくい
デメリットは小型のインコだと太さがあわないこともある
保温力は弱いのでパネルヒーターや保温電球の補助として使用することがおすすめ
バードヒーターのおすすめ品3選
バードヒーターの特徴とデメリットが分かったところで、寒さ対策におすすめのバードヒーターを3つご紹介いたします!
マルカン 保温電球 40W カバー付 [HD-40C](保温電球)
- 温度調節機能…なし
- サイズ…直径75×高さ170mm
- コードカバー…あり
スチール製カバーで保護されているため、インコのいたずらを防ぐことができます。
値段もお手ごろなので、予備でもう一つ持っておくこともおすすめです♪
三晃商会 外付け式バードヒーター20W E55 (パネルヒーター)
- 温度調節機能…あり約80℃と約95℃の2段階調節
- サイズ…幅185×奥行35×高さ290mm
- コードカバー…あり
本体ケースにポリカーボネートを使用しているため、 高温になっても溶ける心配はないです。
縦付け・横付けどちらも出来て、自由に配置が可能!外付け式なのでインコがやけどをする心配は少ないです♪
マルカン ほっととり暖とまり木ヒーター(止まり木型)
- 温度調節機能…なし
- サイズ…幅205×奥行60×高さ40mm
- コードカバー…あり
リアルな止まり木型なのでケージ内で浮くこともなく、しっくりなじむデザインです。
枝分かれした片方の枝は暖まらないため、インコが暑くなったら自分で移動して調節できるのもうれしいですね♪
マルカンでは他にも「ほっととり暖寄りそいヒーター」というパネルヒーターも販売されていて、そちらもおすすめですよ。
サーモスタットとは?おすすめ品もご紹介!
バードヒーターとセットでぜひ使って頂きたいのがサーモスタットです。
サーモスタットとはケージ内を適正温度に保つため、自動で調節してくれる装置のことです。
サーモスタットを取り付ける場合、センサー位置はヒーターから遠い場所、インコの就寝場所の高さに合わせましょう!
そうするとヒーターの熱がケージ全体に行きわたり、温度変化も最小限になります。
ここでおすすめサーモスタットを3つご紹介いたします。
マルカン デジタルサーモ300
- 商品サイズ… W65×D32×H120mm
- 制御温度範囲…15~40℃
- 温度計表示範囲…0~45℃
- おすすめポイント…デジタル表示で光るため夜間でも確認しやすい!センサー部とコードが金属でおおわれているのでいたずら対策になる
マルカン ミニマルサーモ
- 商品サイズ…W48×D32×H118mm
- 制御温度範囲…15~40℃
- おすすめポイント…比較的安価で購入することができる!
アサヒ 電子サーモスタット
- 商品サイズ…W56×H85×D32mm
- 制御温度範囲…15~40℃
- おすすめポイント…小鳥より厳密な管理が必要な爬虫類にも使用できるくらい安定した温度管理が可能と評判!
まとめ
- インコは寒さに弱いので冬の寒さ対策をしっかりとする
- インコの温室を手作りするならプラダンやポリカーボネート板で作るのがおすすめ
- ビニールカバー温室に賛否両論があるのはビニール中毒を起こす恐れがあるため
- 市販のビニールカバーを使って保温するのは良いが、手作りビニールカバーはおすすめできない
- ビニール臭を取るには24時間以上の陰干しやアルコール除菌スプレーを使った方法がある
- インコの寒さ対策には温度管理が不可欠
- 温度管理はバードヒーターとサーモスタットを使う
- バードヒーターにはパネルヒーター保温電球止まり木型の3つがある
- サーモスタットは自動で温度管理をしてくれるので必ずバードヒーターとセットで使う
インコの温室を手作りして寒さ対策をすると、インコに対してより深い愛着がわきそうですね♪
可愛いわが子のために、あなたもこの冬は温室を手作りしてみませんか?きっと喜んでくれますよ!
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