ゆで卵が割れる原因3つを徹底解説!きれいなゆで卵の作り方も紹介
ゆで卵はいくつかの注意点を守る事で、割れる事なくきれいなゆで卵が作れます!
私は昔一人暮らしをしていた頃、簡単で美味しいゆで卵をよく作って食べていました。
しかし私が作るゆで卵はなぜかお鍋の中で割れてしまい、いつの間にか中身がにょろりと出ている事が多かったのです。
そこで小学生の時に調理実習で習ったゆで卵の作り方、水からゆでる方法を思い出しました。
実践すると、割れる事なくきれいなゆで卵が作れたのです!
今考えると私の作るゆで卵が割れる原因は、冷蔵庫から取り出した卵をお鍋のお湯に直行させていた事でした。
ゆで卵が割れる原因はその他に2つあります。
こちらではゆで卵の割れる原因3つを解説し、きれいなゆで卵を作る時の注意点をご紹介します。
割れてしまった時の対処法もお教えしますので、試してみてくださいね!
ゆで卵の割れる原因は卵とお湯の温度差にあった!
ゆで卵って、卵をお鍋に入れるだけの超簡単料理なのに、なぜ失敗して割れる事があるのかしら?
冒頭でお話した通り、ゆで卵が割れる原因は3つあります。
そのうちの1つが冷蔵庫から取り出した卵をお鍋のお湯に直行させる事でした。
しかし、冷蔵庫から出した卵をお鍋のお湯に入れる事が、なぜ割れる原因なのでしょうか?
こちらではその詳しい解説と、その他2つのゆで卵が割れる原因をご紹介します!
ゆで卵が割れる原因①卵の急激な温度変化
冷蔵庫で冷やされている卵をお鍋のお湯に入れると、その急激な温度変化で割れる事があります。
卵の中身が熱により急激に膨張する事で、その圧力に殻が耐えきれなくなるのが原因なのです。
卵の底には気室という空気の入っている部分があるのをご存知ですか?
その気室の空気が冷たくなっている状態でお湯に入れると、空気が一気に膨張し割れるという仕組みです。
これは、冷えたガラスのコップに熱湯を注ぐとコップにひびが入るという事と同じ現象ですよ。
ガラスも卵も、その急激な温度で膨張し、そして割れてしまいます。
ゆで卵が割れる原因②火力が強すぎて、鍋にぶつかり割れる
卵をお鍋のお湯に入れる時、どの位置で卵を手から離しますか?
お湯が熱いと手を近づけるのも危ないので、卵がお湯に触れたあたりから手を離す方もいると思います。
しかしその距離で卵を離してしまうと、卵が底に触れた時の衝撃で割れてしまう可能性があります。
また、ゆでている最中も火力を弱めずにずっと強火でゆでていると、お湯がグラグラと泡立ちます。
そしてお湯の中にある卵はゆらゆらと踊ります。
そうすると、鍋肌にぶつかる回数が増えてしまうので、ゆで卵が割れてしまう可能性があるのです。
もし複数のゆで卵を作ろうとしている場合、鍋肌だけではなく鍋の中の卵同士でもぶつかり合う事になってしまいますよね。
少しの衝撃が何度も繰り返される事で、卵が割れる可能性はぐっと上がってしまいます。
ゆで卵が割れる原因③新鮮すぎる卵を使っている
え!新鮮な卵を使ってはいけないってどういう事なの?
新鮮な卵を使ってはいけないの?と驚かれる方が多いと思います。
もちろん、新鮮な卵を使うと割れてしまうというのには驚きの理由がありました!
実は、卵はガスを含んでいるのです。「炭酸ガス」です。
特に新鮮な卵、産まれて間もない卵にはその炭酸ガスが多く含まれています。
新鮮で炭酸ガスの多く含まれている卵をゆでると、その炭酸ガスが外に出ようとするのです。
外に出ようとした炭酸ガスが白身を圧迫し、殻が割れる事があるのです。
ゆで卵を作る時には、購入してから1週間ほど経過した卵を使うのが良さそう!
ゆで卵が割れるのを防ぐ方法3つと便利なグッズも紹介
ゆで卵を作る時に割れる原因がある事は分かったけれど、割れないように作る方法はあるの?
ゆで卵を作る時に割れる原因3つを詳しく説明してきました。
それでは、ゆで卵が割れるのを防ぐには、どうしたら良いのかをご説明します!
ゆで卵が割れるのを防ぐには卵を常温に戻す
ゆで卵が割れる原因の1つ目が「急激な温度変化」でしたね。
この急激な温度変化を防ぐにはどうしたら良いでしょうか?
一番簡単なのは卵を常温に戻してから、お湯に入れるという方法です。
基本的に冷蔵庫の気温は10度以下で保たれています。そのため、卵も10度以下の温度に低下していますよね。
そこで、ゆで卵を作る30分ほど前に冷蔵庫から卵を出しておきましょう。
30分ほどで卵は常温に戻りますので、常温に戻った所でお鍋に入れると急激な温度変化を防ぐ事が出来ますよ。
しかし、この方法は注意点があります。ズバリ夏場はおすすめ出来ません!
なぜなら夏は暑く春や秋、冬に比べ室温が高めですよね。
常温に戻すために出しておいた卵が必要以上に温まり、もしかしたら傷んでしまう可能性もあります。
そのため、この方法は夏以外の季節に行うようにしてくださいね。
ゆで卵が割れるのを防ぐには水からゆでる
ゆで卵が割れるのを防ぐには、水の状態からゆで始める方法があります。
先ほどの卵を常温に戻す方法と理論は同じです。急激な温度変化を防ぐために卵を水に入れて、水の状態から火にかけゆで始めます。
この方法ですと、季節に関係なく行う事が出来ますね!
私が小学校の頃に教わった方法も、この水からゆでる方法でした。
ですが、水からゆで始める時、好みの固さにするには注意が必要です。
水からゆで始めると、卵の大きさや水の量により沸騰するまでの時間がいつも変わってしまいます。
そのため、ゆで卵を作る時は毎回ゆで時間が変わってくるのです。
まずは水が沸騰するタイミングを、きちんと見ておく必要があります。
うっかり目を離した隙に沸騰してしまうと、半熟のゆで卵に仕上げる事はなかなか難しいでしょう。
固ゆでを作る!と決めている時などは水からゆで始めても沸騰するタイミングを見計らっていなくても、あまり問題ありませんね。
ゆで卵が割れるのを防ぐには火力に注意!
ゆでている最中にお鍋の中で卵が踊る事により、卵が傷つき割れるのを防ぐには火力を注意する事が必要です。
注意してグラグラと煮立たない位の火力にキープする必要があります。
少しでも目を離すと、すぐにグラグラ煮立ってしまいそうね
そんな時にとても便利でおすすめなのがこちらのグッズです!
Peleg Design(ペレグデザイン)/エッグユニンズエッグホルダー
使い方はとても簡単!ペンギンのおなかに卵をセットして、そのままお鍋に入れるだけです。
この可愛いペンギンが、卵を包み込み卵が踊るのを防いでくれます!
こちらのグッズは買ってきた卵をペンギンにセットし、そのまま冷蔵庫での保存に使用する事も出来ますよ!
冷蔵庫の中で卵を守るペンギンが可愛くて、冷蔵庫を開ける回数が増えてしまいそうですね♪
ゆで卵が割れるのを防ぐには穴を開ける!
ゆで卵が割れるのを防ぐ最後の方法は、卵に穴を開けるという方法です!
ゆで卵が割れるのを防ぐのに、穴を開けるの!?
卵に穴を開けると聞くと、びっくりしますよね。
穴と言っても、それはとても小さな穴です。
卵の底の気室の部分に、家にある画びょうで穴を開けるだけです!
ゆで卵が割れる原因3つ目は、卵の中には炭酸ガスがありそのガスが膨張する事で殻が割れてしまう、という事でした。
卵の底に小さな穴を開ける事で、ゆでている間に中のガスが穴から抜け、膨張を防ぐ事になるのです。
しかも穴を開けておくと、ゆであがった卵の殻をむくのもとても剝きやすくなるのですよ!
だけど画びょうで卵の殻に穴を開けるって、難しそうだな…
家の画びょうで穴を開けるのは簡単ですが、初めての人にとっては卵が全て割れてしまわないか、不安が付きまといますよね。
そこでおすすめしたいのがこちらのグッズです!
パール金属(PEARL METAL) 卵殻むき 便利小物 からむき上手 C-3520
卵の殻に小さな穴を開けるためのグッズです。
卵をこのグッズの上に置いて軽く押し込むだけで、小さな穴を開ける事が出来ます!
これがあれば、ものの数秒で卵に穴開けが終わりますね!
ゆで卵が割れる時は酢を入れると固まります!
ちゃんと水からゆで卵を作りだしたのに、途中で割れて中身が出てきちゃった!
どんなに気を付けて作っていても、失敗する事はあります。
どんなにベテランの主婦の方でも、きっとゆで卵が割れる事はありますよね。
しかしご安心ください。割れるゆで卵の応急処置の方法があります!
どのご家庭にもある、あの調味料を使いますよ!
最後にこちらでは、ゆで卵が割れる時の応急処置方法と、美味しいゆで卵の作り方をご紹介します!
ゆで卵が割れたらお酢を使う
ゆで卵が割れた時の応急処置、それには家で常備されている調味料の1つである【お酢】を使います。
ゆで卵を作っているお鍋を覗いてみて割れている!と気づいた時、お酢を大さじ1杯程度お鍋の中に入れてください。
お酢にはクエン酸が含まれていますが、このクエン酸はたんぱく質を固める性質があるのです!
そのため、たんぱく質である卵の中身が殻から出てきた時、お酢を入れるとすぐに固まりそれ以上中身が出てくるのを防ぐ事が出来ます。
お酢を切らしてしまっている時には、レモンでも大丈夫ですよ!
もし卵が割れる前にお酢やレモンを入れておきたいと思われたら、それでも全く問題ありません。
卵が割れる前に入れておくと、割れた瞬間からクエン酸が働いてくれるので、安心感がありますね。
レモンを事前に入れる場合は、卵と一緒に薄切りにしたレモンをゆでると良いですよ。
美味しいゆで卵の作り方【水からゆでる時】
それでは、ここからは美味しいゆで卵の作り方をご紹介します!
まずは水からゆで始める時の、美味しいゆで卵の作り方です。
- お鍋に卵をそっと入れます
- 卵の入ったお鍋の中に水を静かに入れていきます
- お鍋を火にかけ、強めの中火で12分ほどゆでます
- ゆであがった卵を冷水に浸けて、冷えたら殻をむきます
- 完成です!
ポイントはズバリ、1のお鍋に卵を入れる所です!
卵をお鍋に入れる時にひびが入ってしまっては、すぐに中身が出てきてしまいます。
必ず注意してそっと入れるようにしてくださいね。
また、3でゆでている時はたまに菜箸で卵をかき混ぜてください。
そうする事で卵の黄身が、きれいに卵の真ん中に来ますよ。
美味しいゆで卵の作り方【お湯からゆでる時】
水からではなく、お湯になったお鍋に卵を入れてゆで卵を作る方法もありますよ!
- 卵がしっかりと浸る量のお湯を沸騰させます
- 卵を入れる前に、お酢を大さじ1杯入れます
- お湯に卵をそっと入れます
- 卵がお鍋の中で踊らないよう、沸騰してお湯がボコボコならない火力をキープします
- 半熟に仕上げる時は約8分、固めに仕上げる時は約11分ゆでます
- ゆであがった卵を冷水に浸けて、冷えたら殻をむきます
- 完成です!
この作り方では沸騰しているお湯に卵を入れますので、急激な温度変化が発生します。
卵が割れる原因①が急激な温度変化でしたね。
そのため、このタイミングで卵が割れる可能性があります。
卵が割れるのを防ぐため、先にお酢を入れておくのがポイントです。
お鍋で卵が踊らない程度の火力に保つのも、ポイントね!
ゆで卵は本当に簡単な料理ですが、ポイントを抑える事でとても美味しいゆで卵が作れるのですね♪
まとめ
- ゆで卵が割れる原因は急激な温度変化によるものと、お鍋の中で卵が踊りひび割れる事、そして新鮮すぎる卵を使っている事の3つ
- ゆで卵を作る時は、購入してから1週間ほど経過した卵を使うのがおすすめ
- ゆで卵が割れるのを防ぐ方法は卵を常温に戻す事、水からゆで始める事、卵が鍋の中で踊らないように火力に注意する事、そして卵の底に小さな穴を開ける事の4つ
- 卵の底に小さな穴を開けるのには画びょうが使えるが、初心者は専用のグッズを使う方が安心出来る
- もしゆで卵が割れる時は、お鍋の中にお酢を大さじ1杯程度入れると良い
ゆで卵が割れる原因について徹底解説してきました。原因がわかれば防ぐ事も可能です。
これでもうあなたも、ゆで卵が割れる事なく作れますね!
今日からつるりときれいなゆで卵を沢山召し上がってください♪
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