もう悩まない!!お墓参りの時期で3月のお彼岸はこの頃!お供えはこれ!

義両親から「3月のお墓参りの時期はいつ来るの?」と連絡を受けたあなた!「えっ!?3月のお墓参りって何?」と慌てていませんか?
3月のお墓参りと言えば「お彼岸」のこと。実は、私もこの時期に義両親からの連絡を受けて慌ててしまった一人です(笑)
義両親が、お墓参りの習慣をきちっと守っているならば、今「お墓参りの知識」を得ておくことで、もう直前に慌てなくて済みますよ。
この記事では、お彼岸やお盆のお墓参りの時期はいつ?お墓参りでは何をする?お墓参りにおすすめのお供えは何?までを一挙公開しちゃいます!
実は、義実家に行くのが少し苦手という場合も「お墓参りの知識」を得て、先手を打つことで、義実家での滞在時間を短縮することができるのですよ。
さあ、連絡が来て慌てる前に、この記事で「お墓参り」の予習をしておきましょう!
お墓参りの時期で3月と9月のお彼岸はいつ行く?

私も結婚してから、義両親から「3月のお彼岸はいつお墓参りに来るの?」と連絡を受け「行かなきゃいけないの?何するの?」と慌てました。
その時は「そうですね~」など適当に話を流し、帰ってきた夫に「お彼岸って何?」と尋ねるも「俺も分からん」の一言…。
お墓参りの作法はよく分からないし、義実家は少し苦手だし「気は進まないけど…」と思いつつ「お彼岸のお墓参り」に行くことになりました。
しかし、お墓参りに行って、すぐに帰ろうと思っていたのに、義両親と夫の勧めで、なぜか一泊することに…。
「家でゆっくり過ごす予定だったのにな…」と、この時はモンモンとした時間を過ごしました。
私と同じような悩みを持つあなたも、ここで「お彼岸の時期はいつ頃?」「何をする?」の知識を入れておくことで、この悩みが一発解決しますよ!
お墓は「彼岸と此岸の交流の場」
お墓は、昔から彼岸(ひがん)と此岸(しがん)の交流の場とされてきました。
彼岸(ひがん)の意味 |
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此岸(しがん)の意味 |
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つまり、お墓参りはご先祖様と私たちの交流行事ということですね。
実は、お彼岸は3月と9月の年2回ありますよ。3月と9月で時期はいつなのかについて説明していきます。
3月のお彼岸は春分の日を合わせて7日間
3月のお彼岸の時期は「春彼岸」と呼ばれています。
春彼岸は3月の「春分の日」を中日として前後3日間を合わせた7日間のことです。
春彼岸は「自然に感謝し、生き物を大切にする日」とされています。
9月のお彼岸は秋分の日を合わせて7日間
9月のお彼岸の時期は「秋彼岸」と呼ばれています。
秋彼岸は9月の「秋分の日」を中日として前後3日間を合わせた7日間のことです。
秋彼岸は「ご先祖様に敬意を表し、亡くなった人を懐かしむ日」とされていますよ。
お彼岸の時期は毎年異なる
春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈む日のことです。
この日は、毎年異なります。そのため、お彼岸の時期も毎年異なるのですよ。
仏教では、極楽浄土は西にあるとされています。
太陽が真西に沈むお彼岸の時期は、夕日が極楽浄土への道しるべとなり、彼岸と此岸が通じやすくなる日とされているのですよ。
お彼岸の期間が7日間あるのは六波羅蜜(ろくはらみつ)という修行に由来する
お彼岸が中日(=春分の日、秋分の日)を合わせて、7日間あるのには「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と呼ばれる仏教の修行に由来しています。
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」とは、悟りの境地(=彼岸)にたどり着くための6つの良い行い(=修行)のことです。
六波羅蜜(ろくはらみつ)の内容 |
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昔の人は、この修行を中日以外の6日間で、ひとつずつ行うことで「自分もいつか悩みや苦しみのない彼岸へ行けるように」と願ったのでしょう。
今では、お彼岸の期間は「ご先祖様の死後の幸せを祈る(=供養する)期間」としての意味が一般的になっています。
お彼岸の時期を知っておくことで義実家への滞在時間を短縮できる!?
義実家は少し苦手で行くのに抵抗があるという場合もありますよね。
お正月に行ったばかりなのに、「3月や9月はいつお墓参りに来る?」と、さりげなくプレッシャーをかけられたら、断ることができないですよね。
そんなときは「お彼岸は〇日に、少しお墓参りに寄らせていただきますね」と先手を打っておくことをおすすめします!
このように先手を打っておくことで、お墓参りだけをサッと済まして、帰ったとしても、義両親のあなたへの印象は悪くならないでしょう。
むしろ「きちんとしているわね」と良い印象を持たれること間違いないですよ!
これで、義実家の滞在時間を短縮することができます(笑)
お彼岸のお墓参りの際にやることは5つ
「お墓参りって具体的に何をすればいいの?」と疑問に思ったあなた!お墓参りの際には以下の5つのことをしてくださいね。
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「実際に、どのようにお墓参りを行えばいいのか気になる!」というあなたは、下の動画を参考にしてくださいね。

お墓参りの時期でお盆と年末はいつ行く?

お彼岸以外でお墓参りの時期と言えば、8月の「お盆」ですよね。
では、「お盆のお墓参りの時期はいつ頃なのか?」について説明していきます。
「年末やお正月の帰省の際に、お墓参りに行ってもいいのかな?」と悩む場合もありますよね。
実は、年末やお正月もお墓参りのチャンスです。その理由や時期についても説明していきますよ。
8月のお盆は8月13日~15日の3日間
「お盆」のお墓参りの時期は、一般的には8月13日~15日の3日間とされています。
「お盆とお彼岸の違いは何だろう?」と、ふとした瞬間思ってしまいますよね。お盆とお彼岸の違いをまとめてみました。
お盆 |
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お彼岸 |
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お盆のお墓参りには「ご先祖様を家に迎え入れる、再びあの世へ送り出す」という意味があるのですよ。
東京周辺や沖縄など一部地域では、お盆の時期が異なります。
ご先祖様を送り出す時期は、15日ではなく16日という地域もあります。
お盆の最終日に行う「送り火」も、長崎では「灯篭流し」京都では「五山送り火」などの大きな行事になっていますね。
お盆の時期や行事は、地域によってさまざまな特色があるのです。
年末やお正月もお墓参りのチャンス!
年末やお正月のお墓参りは、地域や宗教によっては縁起が悪いとしている場合もあります。
しかし、お墓はご先祖様が眠る場所。決して縁起が悪い場所ではありません!
地域や義実家、その親戚の習慣に「年末やお正月のお墓参りは失礼!」という決まりがない場合は、お墓参りのチャンスです。
なかなかお墓参りに行けないというあなたは、年末やお正月の帰省の際に、ぜひお墓参りに行きましょう。きっとご先祖様も喜ばれますよ。
お墓参りは午前中に行こう!
お墓参りは、できるだけ午前中に行くようにしましょう。
遠方からの帰省で、午前中のお墓参りは厳しいという場合は、午後でも大丈夫です。
お墓参りを午前中に行くことをおすすめする理由は以下の通りです。
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「ついで参り」とは「スーパーに行ったついでにお墓参りに行く」「親戚の家に行ったついでにお墓参りに行く」といったことを言います。
午後にお墓参りに行こうとすると「ついで参り」になってしまう可能性が高くなってしまいますね。
このような理由から、一日の一番初めの用事としてお墓参りに行くことをおすすめします。
お墓参りはお彼岸やお盆を気にしないで!いつ行っても大丈夫!
お彼岸やお盆といった仏教の行事は、お寺や地域、家庭によって考え方が異なり、お墓参りの作法も違います。
しかし、仏教の考え方の根本として、お墓参りをしてはいけない日というのはありません。
つまり、基本的に「お墓参りはいつ行っても大丈夫!」なのです。
「予定が合わなくてなかなかお墓参りに行けない」というあなたも「感謝の気持ちを込めて手を合わせる」だけでも大丈夫ですよ。
大切なことは、ご先祖様に「今の私があるのはあなたのおかげです」と感謝の気持ちを示すことです。

年末やお正月に行っても大丈夫なら、帰省のときに合わせてお参りに行こうかな。
お墓参りの時期にお供えするのは何?お供えの基本

いざ、お墓参りに行こうと思ったら、このような疑問が出てきたなんて経験はありませんか?
私も「とりあえずお花とお菓子でも持っていけばいいのかな」なんてお墓参りの時期が近づくと考えていました。
しかし、お供えにも基本があり、意味があります。
お供えの意味が分かれば、お墓参りの時期が来たときに「お供えって何を準備すればいいんだっけ?」と、うっかり忘れることも少なくなりますよね。
お供えの基本は「香・花・灯明・水・飲食」の五供
お墓やお仏壇への「お供え」と言われると、花やお菓子をイメージする場合が多いのでは?
それも間違ってはいないのですが、お供えは以下の5つでワンセットが基本です。
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これを五供(ごくう)と言います。お墓参りの際は、この5つのお供えを用意して行きましょうね。
これらのお供えには、以下のような意味があります。
香:線香や焼香で使う粉末状の香
香には①香りをご先祖様に楽しんでもらう②お参りをする人の身を清める③煙があの世とこの世をつなぐ、などの意味があります。
線香のあげ方や、焼香の仕方は宗派によって異なりますよ。事前に調べておくと安心ですね。
花:お墓に供える花
花には、ご先祖様や仏様に花の香りを楽しんでもらうという意味があります。
また、あの世の人は花や香の香(かお)りを召し上がるなんてことも言われていますよ。
香りでお腹が満たされるなんて、太る心配がなくてうらやましいですね(笑)
灯明(とうみょう):ロウソクなどの灯(あか)り
灯明には①仏様へ迷わずたどり着けるように道を照らす②灯りがお参りする人の悩みや欲、苦しみを照らし清める、などの意味があります。
お盆の灯明には「ご先祖様が道に迷わず帰ってこれるように」との意味が込められています。
また、ロウソクや線香の火を消す際は、息でフッと消すのはダメです!
人の息には汚れ(けがれ)が溜まりやすく、仏様やお供えに触れるべきではないとされているのですよ。
火を消す際は、軽く振るか、手であおいで消しましょうね。
水:きれいな水
水には①ご先祖様が飲むために供える②お参りする人の心を洗う、などの意味があります。
お墓の中央には水鉢、水受けと呼ばれる横長の「くぼみ」があります。ここにきれいな水を注いでお供えしてくださいね。
宗派によっては水を供えない場合もあるので、迷ったときはお寺の方やお墓の持ち主に相談してください。
飲食(おんじき):飲み物や食べ物
少し馴染みがない読み方ですが、ご先祖様に捧げる飲み物や食べ物のことですね。
お墓参りのときは、お菓子やジュース、故人が好きだったお酒などがよく選ばれます。
ご先祖様が食べやすいように、お菓子は箱から出し、半紙の上に個包装単位で置いてくださいね。
よくドラマやアニメで見かける「お前の好きだった酒だぞ!」とお墓にお酒をかける行為は、墓石が痛むのでやめてください。
お彼岸の代表的なお供えは「ぼたもち・おはぎ」
お彼岸の代表的なお供えに「ぼたもち・おはぎ」がありますね。
古くから小豆には、邪気を払う効果があるとされてきました。
お墓参りのときには、邪気を払い、先祖の霊をなだめる意味で「ぼたもち」や「おはぎ」がお供えされてきたのです。
地域によっては、使う米の種類、あんこの形状などで定義がはっきり分かれている場合もあります。
しかし、一般的に「ぼたもち」も「おはぎ」も名前が違うだけで同じものなのですよ。
春は「ぼた(=牡丹)もち」、秋は「おはぎ(=萩)」と季節の植物に似ているということで、付けられた名前なのです。
私もよく夫と「おはぎとぼたもちどっちが正式名称?」「高野豆腐と凍み豆腐どっちが正しい?」と、くだらない言い合いをよくします。
これからは「おはぎとぼたもちは一緒のものだよ」と、答えてあげようと思います(笑)
お墓におすすめのお供えは「故人が好きだったもの」
お墓にお供えするものは「故人が好きだったもの」を選ぶ人が多いようです。
その他に、お寺に持っていくお供え、親戚や知り合いのところに持っていくおすすめの供えをまとめました。
お供えを何にしようか迷っている場合は参考にしてくださいね。
お墓に持っていくおすすめのお供え |
故人が好きだった物、旬の食べ物(果物、おはぎ)など、たばこやお酒が好きだった人にはそれらも一緒にすると喜ばれる |
お寺に持っていくおすすめのお供え |
落雁(らくがん)、おせんべい、お饅頭、どら焼き、羊かん、クッキー、缶ジュースなど日持ちするものなど |
親戚、知り合いのところに持っていくおすすめのお供え |
お菓子、果物、故人が好きだったお酒や食べ物、お線香、絵入りのろうそく、花束など |
落雁(らくがん)とは、下の写真のようなものです。米や麦などの粉を、水あめで練り固めて作られていますよ。
お供え用落雁(らくがん) 4色セット【人気 おすすめ 】
お盆や、お彼岸の時期にスーパーでよく目にするお供えですね。
名前の由来は「鴈が落ちる」ではなく「空から舞い降りる鴈」の事を意味している、とのことです。
中国からの「軟落甘(なんらくがん)」という似たようなお菓子がルーツとされています。
昔の人は、「なんらくがん」という名前を「らくがん」と省略して、風情のある漢字を当てたのでしょうね。
落雁は、江戸初期、徳川家光の時代に茶席のお菓子として取り入れられました。
日持ちがするため、お墓やお仏壇のお供えとして使われるようになったようです。
お供えは感謝の気持ちを表している
お供えの意味は「ご先祖様のために」だけではないのですよ。
もう一つの意味は、ご先祖様に対して「あなたがいてくれたから今の私がある」と感謝の思いや敬意を表すことです。
このように考えると「お供え一つにもきちんと気持ちを込めないと」と気持ちが引き締まりますよね。
お供え(飲食)は持ち帰るのがマナー
お墓参りのときのお供え(飲食)は、置いたままにせず、お墓参りが終わったら持って帰るのがマナーです。
お仏壇に置いたお供えも一日の終わりではなく、なるべく早く下げ「お下がり」として食べることが、ご先祖様の供養になりますよ。
私の娘も、お仏壇にお菓子がお供えしてある時には「まんまん」と、お参りをしてから満面の笑みを浮かべて「お下がり」を頂いています。
3歳にして、鐘をチーンと鳴らして、線香を立て、お参りまでこなしているので「しっかりしているな」と私も驚きました(笑)
しなびたり、固くなったりして、食べられなくなった場合は「ごめんなさい」と言って、無理して食べず、処分してしまって大丈夫です。
お墓にお供えする花にも向き、不向きがある
実は、お墓にお供えする花にも向き、不向きがあるのですよ。
お墓にお供えするのに不向きな花 |
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トゲがある花は、殺生を連想させるという理由でお墓のお供えに向いていないとされています。
毒がある花は、片付ける人や子ども、ペットが触ると危険とされています。
彼岸花やスイセンはお墓にたくさん生えているので、お供えに向いているかと思いきや、そうではないのです。
毒のある彼岸花やスイセンは、野生動物にお墓が荒らされないようにと、昔の人がお墓の周辺に植えたものなのですよ。
匂いの強い花は、お墓に蜂などの虫が寄ってきやすくなるとのことです。
ツルのある花は絡みつくので、成仏できないイメージがあることから、お供えするのに向いていないとされています。
散りやすい花はすぐに交換しなければいけないので、お墓のお供えには向きませんね。
しかし、近年では、故人の好きだった花だからとバラやスイセンを飾ることも多くなってきていますよ。
私の母も「スイセンがきれいに咲いたから」と春にはスイセンを飾っています。
義実家や親戚のお墓参りの際に「この花を供えるのは失礼かな…」と心配になる場合は、これから紹介する花を選ぶと間違いないです。
お墓にお供えするのに向いている花 |
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「お墓にお供えするのに向いている花」のイラストや写真は以下の通りです。ぜひ参考にしてくださいね。
[菊:引用画像] [カーネーション:引用画像] [アイリス:フリー画像] [スターチス:引用画像] [ケイトウ:引用画像] [キンセンカ:引用画像] ※画像のみ引用、[]内は補足
[リンドウ:引用画像] [トルコキキョウ:引用画像] [コスモス:引用画像] [ホオズキ:フリー画像] [ミソハギ:フリー画像] ※画像のみ引用、[]内は補足
引用:ポケット花図鑑コメリドットコム

今度聞いてみよっと。
まとめ
- お墓参りは、ご先祖様と私たちを結びつける行事
- 3月の春彼岸の時期は「春分の日」を中日とした7日間のこと
- 3月と9月のお彼岸はあの世とこの世が最も近づく時期
- 9月の秋彼岸の時期は「秋分の日」を中日とした7日間のこと
- 8月のお盆の時期は一般的に8月13日~15日の3日間
- 年末やお正月も「お墓参りに行ってはいけない!」という決まりが無いのなら、お墓参りのチャンス!
- お墓参りのお供えの基本は「香・花・灯明・水・飲食」の五つ
- お墓参りにおすすめのお供え(飲食)は「故人が好きだった物」
これで「お墓参りの基礎知識」はバッチリですね♪
今まで嫌々だったお墓参りも、やり方と意味を理解したら、少し「行ってみようかな」と前向きな気持ちになりませんか。
大切なことは「ご先祖様に感謝するという気持ちを示すこと」です。
3月、8月、9月、年末と年に4回もお墓参りをするのは、距離的にも精神的にも厳しいという場合もあるでしょう。
そのようなときは、お墓参りの時期になったら「手を合わせてご先祖様に感謝する」から始めてみるといいですね。
そして、義実家に帰省した際には「少しお墓参りに寄らせてもらってもいいですか」とお墓参りに行くことをおすすめします。
きっと、ご先祖様や義両親も喜ばれますよ。
※お墓参りの時期や作法は地域によって異なります。事前にパートナーや義両親に確認することをおすすめします。
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