雛人形を出す時期に決まりはない!片付けはいつがいいのかもご紹介!

3月が近づくと雛人形の準備を始めますよね。
一般的に雛人形を出すのは節分の後がいいと言われていますが、実は雛人形はいつから出すべきという決まりや正解はないんです。
しかし、雛人形を出す時期で良縁に恵まれるとされている日や、縁起がいいと言われている日はありますよ!
大安の日がいい、お正月を過ぎたら出した方がいい、などそれぞれのご家庭によって雛人形を出す時期が違ってくると結局いつがいいのか困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、雛人形を出すのに適した時期や天気、片付けのタイミングなどについてご紹介します!
また、なぜ雛人形を出すのに適していると言われているのかなどもご紹介していますので、併せて参考にしていただけますと幸いです。
雛人形を出す時期は状況によって決めよう!

雛人形を出す時期についての決まりや正解はありませんが、出すのがいいとされている日はあります。
では早速状況ごとに雛人形を出すのにおすすめの時期を紹介していきます!
- 最も一般的な日がいい:2月4日~2月19日の間にする
- 良縁に恵まれたい:雨水(うすい・2月18日、19日頃)の日にする
- 縁起がいい日にしたい:2月4日~19日の間の大安の日にする
以上の時期の中から、あなたが望む状況に応じて雛人形を出す日を決めてくださいね♪

この中から選べばいいなら簡単に決められそう!
ここからはそれぞれの時期について、なぜ一般的とされているのか、良縁に恵まれると言われているかなどの詳細をご紹介します。
最も一般的な日に雛人形を出したい場合
一般的には春の訪れを告げる立春(2月4日頃)から雨水(うすい・2月18日、19日頃)の時期に雛人形を出すのがいいと言われています。
2月4日以降が雛人形を出すのに適していると言われているのは、2月3日の節分で豆まきをして厄を払った後の方がいいとされているからなんですよ。
節分で厄を払ったあとに雛人形を出す、という流れで覚えておきましょう!
特に縁起担ぎなどをする必要がないという場合は、この期間に雛人形を出せば問題ありませんよ♪
良縁に恵まれたい場合
中国で生まれた暦の二十四節気(にじゅうしせっき)によると、2月18日、19日頃は雪が溶けて雨に変わる雨水(うすい)の日とされています。
この日を境に寒さも和らぎ、本格的に春が近づいていることから雛人形を出す日としても好まれています。
水は生命の源であり、水の神様は子宝や安産の神とも信仰されているので、この日に雛人形を出すと良縁に恵まれるという言い伝えもあるんですよ。
縁起がいい日にしたい場合
日本では古くから友引や仏滅、大安などの六曜でその日の吉凶を占ってきました。
その六曜を考慮して雛人形を出す場合は、大安や友引の日を選んで飾ると縁起がいいとされていますよ!
だからといって、大安や友引の日でないと縁起が悪いというわけではありません。
あくまでも、お祝いの日である雛祭りに飾る人形なので縁起のいい日にするといいですよ、という程度の位置付けなので必要以上に気にしなくても大丈夫です♪

1月から雛人形を出す、という話も聞いたことがあるけどダメなのかな?
1月から雛人形を出すのは3ヶ月に渡って飾り続ける、三月がけ(みつきがけ)になるので、縁起が悪いと考える方もいるようです。
三月がけを縁起が悪いと考える風習は、元々お産の時の里帰りから来ています。
居心地の良い実家に長居してしまうと、戻るのが嫌になってしまうといけないので、3ヶ月を超えずに戻った方がいいですよ、ということを表現した言葉です。
よって、本来は雛人形とは関係ないのですが、年配の方々の中には嫌がる方がいますので注意してくださいね。
しかし両親の共働きなどによる昨今の生活事情から、三月がけを気にされない方の方が多いですよ!
あくまでも歴史や文化なので、目安とする程度にしておいて気にしすぎる必要はないので安心してくださいね♪
雛人形を片付けるのは3月6日頃にしよう
雛人形を片付けるタイミングは3月6日頃の「啓蟄(けいちつ)の日」がいいとされています。

雛祭りの3日後には片付けなんて慌ただしいなあ。
確かに雛祭りが終わってすぐに片付けというのはせわしなく感じますが、これにも理由があります。
若葉が芽吹き、虫が動き始めるとされる啓蟄の日は、雨水(うすい)の次の節目に当たります。
雛祭りは「子供が無事に成長し立派な大人に育つように」という、人生の節目を祝うお祭りなので、できるだけ節目を超えてしまわないように片付けをしたいですね。
雛祭りは、雛人形に子供の穢れを移して厄を祓う行事でもあるので、災いを遠ざけるという意味でも、できるだけ早く片付けた方がいいんですよ。
遅くとも3月中旬頃までには雛人形を片付けるようにしましょう!
また、雛人形を片付けるのが遅くなるとお嫁にいけなくなる、という話もよく聞きますが、これは迷信ですのでご安心ください。
というのも、雛人形の片付けができければ立派な女性に成長できませんよ、というしつけを込めての言い伝えなんです。
片付けるのが遅れたからと言って、焦ってしまい適当にしまわず、雛人形に感謝をしながら丁寧に片付けをしてくださいね。
雛人形を出すのは天気がいい日がおすすめ

雛人形は湿気に弱くデリケートなため、出すのはなるべく晴れの日にしましょう!
それは雨や雪の日に雛人形を出すと、雛人形に湿気が移ってしまい傷んでしまう可能性があるからです。
しかし、せっかく縁起がいい日に雛人形を出すことを決めたのに、天気のせいで出すのが遅れてしまっては悲しいですよね。
雛人形を飾っている間に雨や雪が降ることもあるので、必ずしも天気がいい日に出す必要はありませんよ。
それよりも、天気が悪いからと雛人形を出すのがどんどん遅くなってしまう方がよくありません。
ご家庭の都合も気にしつつ、雛人形を出す日を決めてくださいね♪

雛人形を出す日の天気はあまり気にしなくてもいいのね!
逆に、雛人形を片付けるのは必ず天気がいい日にしてください。
それは雨や雪など湿気の多い日に片付けると、雛人形が湿気を帯びてしまいカビの発生原因となってしまう可能性があるからです。
翌年雛人形を飾ろうと思って取り出したら、カビでダメになっていたという事態を防ぐためにも、必ず天気のいい日に片付けるようにしましょう!
雛人形を当日出すのは避けて!1週間前には飾ろう

雛祭りの前日や当日に雛人形を出すと縁起が悪いと考えられているので、できるだけ1週間前には出すことをおすすめします。
では、なぜ縁起が悪いと言われているのでしょうか。
雛祭りの前日や当日に雛人形を出すことを「一夜飾り」と言い、葬儀を連想させてしまうため縁起が悪いと考えられているからなんですよ。
雛人形を飾るのは女の子を災いから守ってくれますように、との願いが込められているため、前日や当日ではなく1週間前を目安に飾っておくのがおすすめです。
気が付いたら雛祭り前日や当日だったという場合

バタバタしていて気が付いたら雛祭り当日になっちゃったけど、もう雛人形は出さない方がいいのかな?
私生活が忙しいなどの事情で、このように飾るのが遅れてしまうこともあると思います。
その場合は、そもそも雛人形を出すかどうか迷うかもしれませんが、雛祭りに間に合うのであれば前日や当日でも雛人形を出してあげましょう!
一夜飾りは縁起が悪いとはいえ絶対に雛人形を出してはいけない、ということではありません。
ただ雛人形は子供の成長を見守り厄災を引き受けてくれる存在なので、当日に慌てて出すと失礼にあたりますし、急いで飾ることで傷がつく可能性もあります。
前日や当日に雛人形を出す時は、来年はもっと余裕を持って出すね、という雛人形を思いやる気持ちで丁寧に飾りましょう。
雛人形は子供が優しく育つように見守るのが役目なので、出すのが遅れたとしても、このように優しい気持ちが育ってくれれば嬉しいと感じるはずです。
折角の行事なのですから、雛人形を出して雛祭りを楽しんでくださいね♪
それに縁起が悪いからと言って雛人形を出さなければ、次は2年後に出すことになるので湿気や防虫など雛人形のためにもよくありません。
1年に1度は出して雛人形の湿気を取り、品質のいい状態を保つようにしましょう!
まとめ

- 雛人形を出すのに最も一般的な時期は2月4日頃~2月19日頃の間である
- 良縁に恵まれたい場合や縁起を担ぎたい場合は、雨水(うすい)の日や大安を選ぶとよい
- 雛人形を片付ける時期は3月6日頃の「啓蟄(けいちつ)の日」がよいとされている
- 片付ける時には雛人形にカビが発生しないよう、必ず晴れの日を選ぼう
- 雛人形を出すときの天気は湿気が少ない晴れの日がおすすめ
- 雛人形を当日出すのはなるべく避けて1週間前には飾っておこう
雛人形を出す時期に決まりや正解はありませんが、状況によって飾る日を決めるのがおすすめですよ!
雛人形はもとより、雛祭りはお祝いする気持ちが大切な行事です。
出す時期が早かったり遅かったりしたからといって特に支障はありませんので、あまり気にしすぎず家族みんなで楽しんでくださいね♪
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